新型コロナに苦しむ芸能界「実はこんなに大変」関係者が明かす

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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4月3日、4日と連続で高熱が出た後、平熱に戻ったため、9日まで出演を続行したという富川悠太アナ。この判断が局内外で波紋をよんでいる

新型コロナウイルスはテレビ局にも大ダメージを与えている。

「志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に亡くなったのを受けて、4月1日からNHKの朝ドラと大河ドラマが撮影休止を発表。この動きを受け、民放各局もバラエティの収録や4月中旬にスタートする予定だったドラマの撮影休止&放送延期を発表しています」(キー局プロデューサー)

最後まで抵抗していたのが報道セクションだった。

「コメンテーターやレギュラー出演のタレントさんから『出演者に感染者が出たら、さすがに2週間は休止しますよね?』と問い合わせがあっても、報道局の幹部は『報道し続けることが我々の使命』と精神論を振りかざす。

『ディレクターが感染したら誰がスタジオで指示を出すのか?』と問うたら、『僕がやる!』と。現場スタッフは皆、ポカンとしていましたよ。自局社員はともかく、出演者のタレントさんたちが感染したら、どうするのか。聞いている限り、どこの局もこんな感じだそうです」(民放報道局記者)

こうして一部コメンテーターをテレワーク出演としたり、出演者たちの距離を空けるなどして、報道&情報番組は続行していた。そこに飛び込んできたのが、『報道ステーション』(テレビ朝日系)のMC、富川悠太アナ(43)が感染したというニュースだった。

「富川アナとコンビを組んでいた徳永有美アナ(44)は一時自宅待機となりました。彼女の夫は売れっ子芸人の『ウッチャンナンチャン』の内村光良(てるよし)(55)ですから、局内はおろか、芸能界への感染拡大も危惧されています」(芸能プロ幹部) 

密閉&密集&密接せざるを得ない「打ち合わせ」ができないことも、番組制作には大打撃だ。こんな声もある。

「『けものフレンズ』などで知られる、人気声優の山下まみ(32)が感染したことで、『アフレコを行う収録ブースは3密そのもの!』と仕事をキャンセルする声優も増えました。アニメも危機なんですよ」(民放編成担当)

テレビや舞台を主戦場とする俳優、及び、彼らの所属事務所も苦しい。

「舞台が中止になると、チケットを払い戻ししたうえで、劇場の使用料を支払わなければならない。『ホリプロ』など、舞台制作を自前でやっている事務所は大打撃のはずです。相次ぐ仕事のキャンセルを受けて、月給制から歩合制に切り替えた事務所も多いですね。

そんななか、さんざんブラックだと叩かれた吉本興業は劇場出演予定のあった芸人にギャラの半分を保証すると発表。社内外から驚きの声が挙がっています。吉本もコロナの影響で1000本近い営業がキャンセルされ、キツいはずですけどね」(前出・芸能プロ幹部) 

YouTubeに活路を見出すタレントが増加中だが、現実は甘くはない。

「動画編集を請け負う会社にオファーが殺到。納品に遅れが生じています。多数のタレントが一気に参入したせいで、パイの奪い合いが始まって、再生回数も激減。コロナの影響で広告を出す企業が減ったため、広告単価が下がるというまさに三重苦です」(制作会社ディレクター) 

新型コロナによって退場を余儀なくされるタレントが続出しそうだ。

『FRIDAY』2020年5月1日号より

  • 撮影西圭介

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