<h3>「営団地下鉄」民営化（2004年）で「メトロガール」開始！　井川遥、山田優、宮﨑あおい、新垣結衣、杏、武井咲、堀北真希、石原さとみ　その系譜を辿る</h3>
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために続く自粛。JR各社や大手私鉄など公共交通機関も、軒並み利用者を激減させている。
「帝都高速度交通営団」（1941年7月設立）が2004年に民営化して誕生したのが「東京メトロ」である。それをPRするために東京メトロの最初のCMが作られた。井川遥に始まり、山田優、宮﨑あおい、新垣結衣、杏、武井咲、堀北真希、そして石原さとみという、様々な女優たちが担ってきた。あの街や交通の賑わい。その少しでも早い復活を念じつつ、「メトロガール」を振り返る。
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/109838">〔第１回〕井川遥＋山田孝之、山田優編（2004年〜2006年）　を読む</a>
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/109857">〔第２回〕宮﨑あおい編（2007年〜2009年）</a><a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/109857">　を読む</a>
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110338">〔第３回〕新垣結衣、杏、武井咲編（2010年〜2012年）　を読む</a>
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110371">〔第４回〕堀北真希（2013年〜2015年）　を読む</a>
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110511">〔第５回〕石原さとみ（2016年〜2020年）　を読む</a>
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<h2>キャッチコピーは「ココロも動かす地下鉄へ」　井川遥と山田孝之がW主演</h2>
イメージキャラクターは井川遥と山田孝之が姉弟という設定でダブル主演。ダブル主演なのも、男性が起用されたのも、このCMだけだ。
<figure id="attachment_110611" aria-describedby="caption-attachment-110611" style="width: 1964px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="fe7fe64a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/05/2cbc7263ac1e6233ae1e7e0b93a97df0.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-110611" class="wp-caption-text">帝都高速度交通営団の民営化「東京メトロ」（04年）と同時期にスタートした「メトロガール」。初代は井川遥。コピーは「ココロも動かす地下鉄へ」。山田孝之とW主演！　当時井川27歳、山田20歳。写真はウイスキーのイベントに出演した井川（2017年8月）。</figcaption></figure>
山田孝之は当時まだ20歳。井川は当時27歳。ちょっと奇妙な世界観が特徴だ。お堅いイメージだった「営団」からの変化を示したかったのだろうか。
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/109838">「メトロガール」ヒストリー〔第１回〕井川遥＋山田孝之、山田優編（2004年〜2006年）　を読む</a>
<h2>2005年「東京スピード」　山田優を起用し若手女優路線が本格化</h2>
<figure id="attachment_110613" aria-describedby="caption-attachment-110613" style="width: 2939px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="5f926652"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/05/143ed957197124bc9bf7a69b2bed9ee4.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-110613" class="wp-caption-text">05年からの「メトロガール」は山田優。コンセプトは「東京スピード」「東京ポジティブ」。メトロ発足１周年を迎えメトロのイメージそのものを訴求する段階へ。バブリーな演出が印象深い。写真は海外女性ファッション誌のイベントに参加した山田（18年10月）。</figcaption></figure>
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翌2005年からはテイストをガラリと変え、モデルで女優の山田優を起用した新シリーズがスタートする。コンセプトは「東京スピード」「東京ポジティブ」。
東京メトロ発足１周年を迎え、東京メトロのイメージそのものを訴求する段階へと一歩踏み出した作品だった。ちょっとバブリーな演出が印象深い一作。山田優の元気でコミカルな演技が楽しめる。
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/109838">「メトロガール」ヒストリー〔第１回〕井川遥＋山田孝之、山田優編（2004年〜2006年）　を読む</a>
<h2>最旬の女優・宮﨑あおいが演じた「地下鉄の女神」</h2>
<figure id="attachment_110615" aria-describedby="caption-attachment-110615" style="width: 2411px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="40f86b2e"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/05/9dc3b4183e6ba4d1d466a5b08d24fd0b.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-110615" class="wp-caption-text">「メトロガール」の３代目。宮﨑あおいによる「TOKYO HEART」シリーズ（2007年から2009年）。当時21歳。映画『NANA』、朝ドラ『純情きらり』、大河『篤姫』の主役と、まさに旬であった。写真は飲料のイベントに出席した宮﨑（2017年10月）。</figcaption></figure>
宮﨑あおいによる「TOKYO HEART」シリーズ（2007年から2009年）。当時21歳。映画『NANA』、連続テレビ小説『純情きらり』、NHK大河ドラマ『篤姫』の主役と、、まさに旬の女優であった。
宮﨑あおいの透明感と存在感を活かした作りが際立つ。もし、“地下鉄の女神”がいるとしたら、きっとこんな感じではないだろうか。
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/109857">「メトロガール」ヒストリー〔第２回〕宮﨑あおい編（2007年〜2009年）　を読む</a>
<h2>21歳！　新垣結衣登場　等身大のヒロインをナチュラルに演じる</h2>
<figure id="attachment_110618" aria-describedby="caption-attachment-110618" style="width: 1687px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="2ed953db"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/05/e248e3a8640b82a5a14f6743a74ac8f5.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-110618" class="wp-caption-text">「メトロガール」新垣結衣（当時21歳）が、メトロに乗って、東京の様々な人々や場所と出会い、心が動き、そして心がつながっていく様子を描いた。写真は健康茶のイベントに参加した新垣（2018年５月）。</figcaption></figure>
この時まだ21歳。東京に暮らすひとりの女性としての新垣結衣が、メトロに乗って、東京の様々な人々や場所と出会い、心が動き、そして心がつながっていく様子を描いた。
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110338">「メトロガール」ヒストリー〔第３回〕新垣結衣、杏、武井咲編（2010年〜2012年）　を読む</a>
<h2>杏　25歳、オトナの魅力　東京事変の楽曲に乗ってアクティブに</h2>
<figure id="attachment_110622" aria-describedby="caption-attachment-110622" style="width: 2071px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f87b1a51"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/05/2ca317ce7309f219e4d286908295f8cd.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-110622" class="wp-caption-text">女優の杏、当時25歳（2011年）を迎えた「TOKYO WONDERGROUND」シリーズ。颯爽としたアクティブな女性を演じる。テイストも「カッコいい」へのイメージチェンジ。写真は食文化交流のイベントに参加した杏（2015年５月）。</figcaption></figure>
2011年から始まったのが、女優でモデル、当時25歳の杏を迎えた「TOKYO WONDERGROUND」シリーズだ。颯爽としたアクティブな女性を杏が演じる。CMのテイストも「かわいい」から「カッコいい」へのイメージチェンジした。
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110338">「メトロガール」ヒストリー〔第３回〕新垣結衣、杏、武井咲編（2010年〜2012年）　を読む</a>
<h2>歴代最年少19歳　武井咲登場</h2>
<figure id="attachment_110623" aria-describedby="caption-attachment-110623" style="width: 2335px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="c1add369"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/05/44a79b719c737bd45cd27117b098f748.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-110623" class="wp-caption-text">「メトロガール」では最年少の当時19歳の武井咲。「We are the Tokyo Navigator」をテーマに東京の魅力を再発見する。キャッチコピーは「行ってみないと分からない。行ったつもりが一番もったいない。写真は『るろうに剣心』完成披露イベントの武井（2014年６月）。</figcaption></figure>
東京メトロのCMでは最年少となる当時19歳の武井咲だ。
新シリーズは「We are the Tokyo Navigator」をテーマに、東京を案内し、東京の魅力を再発見してもらうというもの。キャッチコピーは「行ってみないと分からない。行ったつもりが一番もったいない」。
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110338">「メトロガール」ヒストリー〔第３回〕新垣結衣、杏、武井咲編（2010年〜2012年）　を読む</a>
<h2>堀北真希、登場！　３年間「メトロガール」を務める</h2>
<figure id="attachment_110624" aria-describedby="caption-attachment-110624" style="width: 1616px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="9dc56638"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/05/b4505d63aa3e83d09a97d0db50041a0d.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-110624" class="wp-caption-text">2013年から堀北真希が登場。キャッチコピーは「Color your days.」。ストーリー性の強い仕上がり。14年は堀北の視点から東京の季節ごとの魅力を描く。15年は「Find my Tokyo.」シリーズでは東京の名所めぐり。写真はコスメのイベントでの堀北（13年12月）。</figcaption></figure>
2013年から堀北真希の登場。女優としての絶頂期を迎えていたところだった。
CMのキャッチコピーは「Color your days.」。ストーリー性の強い仕上がりとなっている。堀北真希の真骨頂とも言える、どこか愁いを帯びた表情の主人公。
翌2014年のシリーズは、堀北の視点から東京の季節ごとの魅力を描いた。３年目の2015年は東京をもっと好きになってもらいたいという「Find my Tokyo.」シリーズ。堀北が東京の名所めぐりをする。
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110371">「メトロガール」ヒストリー〔第４回〕堀北真希（2013年〜2015年）　を読む</a>
<h2>コロナ自粛・石原さとみ「メトロガール」5年目の新作いつ登場？</h2>
<figure id="attachment_110625" aria-describedby="caption-attachment-110625" style="width: 2315px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="14808102"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/05/508bfdc472a0a3614c41002b73865c49.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-110625" class="wp-caption-text">16年、石原さとみ時代の幕開け。当時29歳。コンセプトは普通の街で見つける「意外な魅力」。時に奇抜、時に艶やかな衣装が、彼女の明るさと存在感をさらに際立たせる。写真は東京ドラマアウォード」の助演女優賞受賞の石原（2014年10月）</figcaption></figure>
2016年、石原さとみ時代の幕を開ける。当時、29歳。コンセプトは普通の街で見つける「意外な魅力」にスポットが当てられている。CMの見どころは石原さとみのファッションだ。時に奇抜、時に艶やかな衣装が、彼女の明るさと存在感をさらに際立たせる。
1年目は下町、２年目の2017年は千葉県の浦安へ。2018年には埼玉県に所在する和光市に足を延ばした。2019年は毎回ゲストを迎えて街を巡った。
2020年のイメージキャラクターはどうなるのか？　毎年、前年度末に発表される新CMシリーズの告知が、今年はまだ行われていないが、続投が既定路線だったのは間違いない。
まだまだ取り上げられていない駅はたくさんある。新しい石原さとみの笑顔を、東京メトロの車内ビジョンやCMで見られる日が来ることを楽しみに待ちたい。
そうなった時、私たちは新型コロナウイルスの拡散をなんとかコントロールしながら、少しづつ日常生活を取り戻しているはずだから。
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110511">「メトロガール」ヒストリー〔第５回〕石原さとみ（2016年〜2020年）　を読む</a>
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→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/109838">〔第１回〕井川遥＋山田孝之、山田優編（2004年〜2006年）　を読む</a>
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/109857">〔第２回〕宮﨑あおい編（2007年〜2009年）</a><a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/109857">　を読む</a>
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110338">〔第３回〕新垣結衣、杏、武井咲編（2010年〜2012年）　を読む</a>
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110371">〔第４回〕堀北真希（2013年〜2015年）　を読む</a>
→<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/110511">〔第５回〕石原さとみ（2016年〜2020年）　を読む</a>
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「営団地下鉄」民営化（2004年）で東京メトロの「メトロガール」開始！　井川遥（＋山田孝之）山田優、宮﨑あおい、新垣結衣、杏、武井咲、堀北真希、石原さとみ。そのヒストリーを辿るスペシャルコラム。

メトロガール史…井川、山田、宮﨑、新垣、杏、武井、堀北、石原

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