<figure id="attachment_121510" aria-describedby="caption-attachment-121510" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="3629c896"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/07/83e940d4410cfb37dbde510572d5fad2.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-121510" class="wp-caption-text">表札が外された都内の自宅から、散歩に出かけた黒川弘務氏。紺のハーフパンツ姿で、ひと月前より若く見えた</figcaption></figure>
メガネを外して、ピンクのシャツにハーフパンツ姿だからだろう。すれ違う人は誰も気が付かない。
前東京高検検事長・黒川弘務氏(63)は、６月中旬の週末、犬の散歩を楽しんでいた。
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コロナ禍の中で新聞記者と「賭け麻雀」という、呆(あき)れるほかない“違法行為”で辞職してから、ちょうど１ヵ月。その表情は吹っ切れたかのように見える。だが、検察の信用を失墜させた責任を本人はどう感じているのだろうか？
本誌は黒川氏に声をかけた。
――辞職された今のお気持ちを聞かせてもらえませんか？
「…………」
その後、こちらが何を質問しても、黒川氏は口を真一文字に結んだまま。結局、急ぎ足で帰宅した。
黒川氏を知る法曹関係者が語る。
「定年延長が閣議決定される前は、黒川さんは退職後、国内屈指の大手法律事務所に所属する予定だと聞いていました。その事務所に入るかどうか不明ですが、ほとぼりが冷めた後、弁護士登録をするつもりでしょう。人当たりが良く、人脈も豊富なので、社外取締役や監査役、顧問に迎える企業はいくつかあると思います」
麻雀は控えているだろうが、5900万円の退職金を受け取り、もう一つの趣味である愛犬との散歩を満喫する日々。優雅といえば優雅だ。
<figure id="attachment_121511" aria-describedby="caption-attachment-121511" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="50653f46"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2020/07/a3a0292bc72992db94af624a1f3db58a.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-121511" class="wp-caption-text">検事長時代はピシッと撫でつけられていた髪の毛が、この日はボサボサ</figcaption></figure>
『FRIDAY』2020年7月10日号より

田中俊勝

コロナ禍で新聞記者と「賭け麻雀」という“違法行為”で辞職した前東京高検検事長・黒川弘務氏は6月中旬の週末、犬の散歩を楽しんでいた。検察の信用を失墜させた責任をどう感じているのか。黒川氏を直撃すると……

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