第3次ブーム到来!「氷活」女子に話題の進化系かき氷とは
女性誌グルメライターが選ぶ2020年進化系かき氷BEST5
長く続くコロナ禍に、一歩外に出ると猛暑の日々…。いつもと違う過ごし方になりそうな今年の夏。こんな時期、少しでも気分転換したいとき、ひやっと冷たくて美味しいかき氷はいかがですか? 美味しいかき氷を求めて食べ歩く「氷活」という言葉も誕生して「第3次かき氷ブーム」とも言われているこの夏は、注目の進化系かき氷が目白押しです! 今回は女性誌のグルメ企画を多数手掛けるライターが一押しする【都内で食べられる進化系かき氷5選】をご紹介します。

1_INTERSECT BY LEXUS-TOKYOの「氷香」:視覚、臭覚、そして、味覚の変化を楽しむイノベーション系かき氷
南青山にある自動車ブランド、レクサスのコンセプトカフェ&レストランでいただける進化系かき氷「氷香」は、視覚、嗅覚、味覚で新しさを感じさせてくれます。このかき氷、横に添えてあるフレーバードームに触れるとフルーツの香りのスモークが溢れ出すマジックが隠されているんです。「すごーい!」と声を上げてしまう演出は確実に「進化系」そのもの。味のポイントは、ドームの下に隠された2種類の自家製ソース。パッションフルーツソースとジンジャービアジェリーソースが純白のかき氷に心地良いアクセントを与えてくれます。
氷は軽井沢の天然氷が使用されていて、トッピングはヨーグルトアイス。ひんやり感が長続きするチタン製の器が使われているので、味変を楽しみながらいただくのがおすすめです!


2_Cadeau Nature 渋谷ヒカリエ ShinQs店「ほうじ茶ミルクかき氷」:人気急上昇中のほうじ茶パウダーを使った大人のかき氷
先日東京駅八重洲北口に開業した「東京ギフトパレット」でも話題になった人気店で、ナチュラル&オーガニックにこだわった「カドーナチュール」。このお店のオリジナルスイーツをイートインスペースでいただけるのが、1号店の渋谷ヒカリエ店。こちらで、今年、かき氷がデビューすると聞き早速お邪魔しました。
自然栽培の茶葉を販売しているこのお店では、その茶葉を使用した大人のかき氷がいただけます。「ほうじ茶ミルクかき氷」は粉茶とオーガニックシュガー、ミルクを使ってかき氷にしたもの。トッピングは、白玉に見立てた有機牛乳のアイスです。
ほうじ茶の粉茶を入れたシロップは独特の渋みが特徴で、クセになりそう。甘いのが苦手な人でも美味しくいただけるはずです。同じく自然由来の原料で作られた体に嬉しいかき氷は、コーヒーミルクかき氷も人気。


3_神宮前 らかん・果「低糖質かき氷」:ボリューミィだけど、低糖質&ヘルシー。これなら、罪悪感ナシで食べられる!
ステイホームが続くなかで、女子にピックアップされていた注目ワードが「美味しく健康に食べられる」でした。「ずっとおうちにいて体型維持が難しい」。そんなときでも罪悪感なくいただけるのがこちらの「低糖質かき氷」です。
その理由は店名の由来でもあるウリ科の果実「羅漢果(らかんか)」が原料の自然派甘味料ラカント。甘みは強いけどカロリーゼロだというシロップを、たっぷりかけても低糖質でヘルシーに仕上がっています。
フレーバーは抹茶、マンゴー、苺の3種類。抹茶に添えられたあんこも低糖質で、オーガニックのきな粉が振りかけられているなど、健康へのこだわりが満載。具材がたっぷりトッピングされてボリューミィだけどヘルシー! お腹も満足できる、進化系かき氷です。


4_Seoul cafe「糸かき氷」:スイーツブームを引率する新大久保エリアで、この夏注目されているかき氷はコレ!
今やデザートグルメの流行最先端スポットのひとつとして知られる新大久保。韓国でも、定番スイーツとして人気の高いかき氷ですが、この夏、特に注目を浴びているのが「糸かき氷」と呼ばれる、“ナイフで食べるかき氷”です。その人気のほどは、Instagramで「糸かき氷」と検索するとこちらのお店のかき氷がずらっと画面に並ぶほど。
一番人気はストロベリーですが、ミルクティーもおすすめだとか。手作りのジュースを凍らせて専用のマシンで削って作られる糸かき氷は、濃厚な味わいで、まるでケーキを食べているような印象ですが、後味はかき氷ならではの清涼感が漂います。このお店自慢のバリスタが専用マシンで淹れる本格派コーヒーとともに、ぜひ。


5_ICE MONSTERの「カップマンゴーかき氷」:この味を日本で味わえるのは、この夏が最後!
最後にご紹介するのは、2015年に日本に上陸し大ブームを巻き起こした台湾発のかき氷専門店「ICE MONSTER」。進化系かき氷の火付け役として有名なこのお店ですが、残念なことに、今年の夏を最後に日本撤退が決まったとか。現在、ポップアップストアが原宿駅前に出店されています。
「世界のベストスイーツTOP10」に選ばれ、ふわふわ系かき氷ブームの火付役として知られる「ICE MONSTER」。フレーバーアイスブロックを削って作るという画期的な手法は、味にムラがなく食べられるかき氷として大ヒット!
私の推しは、やっぱりシグネチャーメニューの「カップマンゴーかき氷」。ごろごろと大粒のカットマンゴーがたくさん入っていて、最後のひと口まで美味しい。他には「カップイチゴかき氷」(750円・税込)と「マンゴー&イチゴかき氷」(850円・税込)の計3種類。世界中の人を虜にした元祖進化系かき氷、まだ味わったことがない人は、この夏が最後のチャンスです。


- ■記事中の情報、データは2020年8月14日現在のものです。新型コロナウイルスの感染拡大により、営業時間・定休日が変更になる場合があります。
取材・文:角田枝里香撮影:岡田こずえ