“半沢バブル”がもたらしたドラマ界「俳優勢力図」の激変

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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10月27日、『メガネベストドレッサー賞』表彰式に臨む滝藤。演技同様服装も個性的で「サングラスは必須アイテム。かけない日はない」(本人)

俳優の滝藤賢一(44)が『第33回 日本メガネベストドレッサー賞』のサングラス部門を受賞した。滝藤は’13年に放送された『半沢直樹』(TBS系)のファーストシーズンに出演するまでは知る人ぞ知る個性派俳優だったが、半沢の同期役を演じたことで人気が爆発。現在では、ほぼ毎クール、連ドラに起用されている。

「今年、半沢の続編が放送され、『滝藤も出るのでは?』とウワサになりましたが、結局、出番なし。というのも、滝藤はNHK大河ドラマ『麒麟がくる』に出演中で、スケジュールが取れなかったんですよ。彼のように半沢で注目を集めた俳優たちは現在、争奪戦になっています」(キー局プロデューサー)

いま、もっともその恩恵を受けているのが『アンジャッシュ』の児嶋一哉(48)と『東京03』の角田晃広(46)という芸人コンビなのだという。

「本業がお笑いだからトークが上手く、番宣で重宝するんですよ。児嶋に関しては相方の渡部建(48)というオイしいイジりポイントもある。意外なことに、ドラマだけでなくCMのオファーも殺到しています」(広告代理店関係者)

劇中でクセの強い国土交通大臣に扮した江口のりこ(40)は弁が立つため、すでに情報番組やバラエティ番組に引っ張りダコだ。さらに、トークは不得手でも、半沢での演技が光った舞台俳優の池田成志(なるし)(58)や今井朋彦(53)らも、テレビでの露出を急増させている。

「池田は『半沢』で演じた裏切り者など、憎たらしい役を演じさせたらピカイチ。今井は前に出すぎず、メインキャストを引き立たせるのが抜群に上手い。脇役も悪役もできる実力派は貴重です」(前出・キー局プロデューサー)

〝半沢バブル〟は思わぬところにも波及している。現在、ドラマ『共演NG』(テレビ東京系)に出演中の橋本じゅん(56)など、50代の演技派俳優にオファーが集中しているというのだ。

「滝藤など〝半沢俳優〟たちが主役、準主役級に昇格したことで〝いぶし銀枠〟が空いたわけです。演技力はたしかで、キャラが立っているのにギャラはそこまで高くない。ドラマにおけるいいスパイスになる」(民放ドラマ制作スタッフ)

ポスト江口として名前が挙がっているのが、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の観光協会職員役で強烈な印象を残した安藤玉恵(44)だという。

「肝が据わっていて濡れ場も厭(いと)わない。中学生の子どもを持つ母だから、母親役をやらせてもリアリティがある。実家がトンカツ店で、『孤独のグルメ』(テレビ東京系)で取り上げられたというエピソードも引きがあります(笑)」(前出・広告代理店関係者)

半沢とは無関係だが、伊藤健太郎(23)がひき逃げ容疑で逮捕されたことも、別の演技派俳優の台頭に影響しそうだ。

「伊藤とドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で共演した磯村勇斗(はやと)(28)ですね。地元・静岡県沼津の小劇団出身で、大手事務所ではなく制作会社の芸能部門に所属している変わりダネ。松田優作に憧れ、『役作りのためなら、何でもやる』と公言する熱血漢です」(前出・ドラマ制作スタッフ)

チャンスはどこに転がっているかわからないのである。

『FRIDAY』2020年11月27日号より
  • PHOTO川上孝夫

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