山下智久が35歳でジャニーズ退所を決断した「裏事情」
ケヴィン・ハート主演のコメディ映画や渡辺 謙の海外ドラマに出演決定 自粛期間中に事務所を辞め、コロナ禍に緊急渡航。ファンには事後報告

40歳まであと5年。
山下智久(35)はこれ以上、貴重な時間を縛られるわけにはいかなかった――。
11月10日、ジャニーズ事務所は公式サイトで、山下が10月末で退所していたことを発表。未成年との飲酒騒動による活動自粛中、しかもファンに対して事後報告という異例ずくめの退所だった。
なぜ山下はこんなにも電撃的な決断をしたのか。山下を知る芸能プロ関係者はこう明かす。
「山下さんが業務提携を結んでいるハリウッド俳優のウィル・スミスの事務所を通じて、10月27日頃、ケヴィン・ハートが主演するアクションコメディ映画『ザ・マン・フロム・トロント』(原題)への出演オファーがあったんです。主要キャストの一人である暗殺者役で、すぐに撮影現場のカナダ・トロントに来てほしいという内容でした」
ジャニーズから活動自粛の処分を受けている状態で、このオファーを受けるわけにはいかなかったため、山下は何がなんでも10月末での退所を希望したのだ。
「山下さんはすぐに凄腕の弁護士を立てて、事務所と話し合いを始めました。退所は認められましたが、音楽や映像の権利など弁護士同士の協議は続いているそうです。発売が延期となっている亀梨和也(34)とのユニット『亀と山P』のアルバムをどうするかなど懸案事項は山積み。ただそれはスタッフに任せて、自らカナダに向かうことを最優先した」(同前)
山下にしてみれば自粛期間ということがむしろ幸いした。急なオファーにもかかわらず、自身のスケジュールはガラ空き。こんなチャンスは二度とないと思ったのも無理はない。コロナ禍の中、煩雑な手続きに取り掛かり、11月1日には付き人とともに日本を離れた。
「もともと山下さんは11月中には復帰してファンに謝罪したうえで、2月末で退所することを年内に発表したかった。しかし、ジャニーズ事務所は年内の復帰は難しいという方針で、具体的な復帰プランも未定。
そもそも主演映画『劇場版コード・ブルー』(’18年)が興収100億円に迫るヒットを記録し、インスタのフォロワーが約500万人もいながら、事務所が自分のためにスピード感を持って動いてくれないことに山下さんはずっと不満を持っていたと聞いています。亀梨さんのほかに親しいジャニーズタレントはほとんどいないそうですし、事務所を辞めることに躊躇(ちゅうちょ)はなかったでしょう」(同前)
現在、山下は映画の撮影真っ只中。渡辺謙が出演する、日本を舞台とした米国ドラマ『トウキョウ・バイス』(邦題未定)の撮影に参加するため、1月頃には帰国するものと思われる。そのとき日本のファンにどんな報告をするのだろうか。



『FRIDAY』2020年12月4日号より
撮影:結束武郎(2枚目) 島 颯太(4枚目)