すべては計算ずく…?独特すぎる佐藤健の「スゴい宣伝戦略」 | FRIDAYデジタル

すべては計算ずく…?独特すぎる佐藤健の「スゴい宣伝戦略」

LINE、 YouTubeを駆使して女性たちを虜に!

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他の俳優とは一線を隠すブランディングでファンを増やす佐藤健

何を今さらと言われそうだけど、佐藤健はヤバいくらいにいい男だ。最近、そのことをとみに感じてしまうのには理由がある。

昨年、女性数人と雑誌の企画について打ち合わせをしていた時のこと。参加者4人のスマホのバイブが一斉に鳴った。私のスマホも漏れなくブルブルと揺れていたが、すべて佐藤健の公式LINEからだったのである。

彼からのLINEで女性陣のスマホ、一斉バイブ!

LINE事件は会議室だけにとどまらなかった。今年に入ってからバスに乗車中、彼からLINEが届く。その瞬間、車内が明らかに小さくざわついていて、ガサゴソとスマホを取り出している様子を2人確認。私もカウントすると、たった一台のバスに3人の女性が彼のLINEに友だち登録していたことになる。

ちなみに私は、約100万人のツイッターフォロワー数を誇る『しぬこ』さんが、佐藤のLINEのことをつぶやいていたことでアカウントを知った。『しぬこ』さんは自分の日常、婚活のことをひたすら自虐ネタも含めて発信している人気者。彼女が言っているなら間違いなく面白いはずだと興味本位で登録をしたら、本当に面白くて、まさに舌を巻く。

彼の公式LINEの“友だち数”は現在、約440万人を突破。公式アカウントを所持している著名人は数多いるけれど、積極的に活用している人をあまり聞かない。“友だち数”も少なく、かつてのブログ状態で放置されていると聞く。それはそうだろう、いくら推しでも朝から晩まで宣伝LINEがピコンピコン鳴っているのは負担だ。他にも推しの近況を知ることができるツールはたくさんあるのだから、何もLINEに固執することはない。

でも佐藤健のLINEは一味違う。PV数が増えるという21時過ぎくらいの絶妙なタイミングで「調子はどうですか?」「後で電話して良い?」「あとでラインする」など、可愛らしいスタンプ入りで彼氏のごとく“連絡”が来る。もちろん、彼の宣伝情報もあるけれど、例えばカレンダー発売に関しては「カレンダー見た?」とオフショットを送信。あからさまに購入用のURLを送ってくるような、彼女に失礼なことはしない。

そんな様子を見ていると、全てが彼のブランディング=経営戦略は俳優という枠を超えていると気づかされてしまう。

「え?健がそこに行く??」と驚かせるニッチ・スナイパー

どんな世界でも言われることではあるが、売れるためにはオリジナルを追求するのがベストらしい。周囲と同じことをしていたらダメ、ということだ。

だとすると、ここ数年彼が見せる姿は素晴らしい計算方式が完全確立されているではないか。2015年には、TBSテレビ60周年特別企画ドラマ『天皇の料理番』で主演、2012年からシリーズがスタートした映画『るろうに剣心』では、2021年に最新作が公開されればすでに4作がシリーズ化。

そんなスター俳優が2018年には『義母と娘のブルース』で、転職を繰り返す、漢字の読めないチャラ男を演じていたのは驚いた。「え、あの……料理番が?」とやや疑問に。そして2019年は『恋はつづくよどこまでも』(ともにTBS系)で、どS医師役を演じて、甘すぎるイチャコラシーンで全国の女性視聴者をどMに転じさせた。

彼がLINEを始めたのもこの頃だ。と、同時にコロナ禍に突入して心が枯渇していた頃、公式YouTubeも開設。このニュースもLINEと同じくやや疑問が残った。積極的に見るほうではないけれど、YouTubeはバラエティ感が強く感じる。売れっ子俳優が敢えて乗り出すゾーンではない。ただ現在登録者は約197万人と、2020年の開設チャンネルでは第三位の記録をキープして、順調に彼の信者が増え続けている。

普通の俳優、女優陣はインスタグラムやツイッターを楽しんでいるけれど、きっと“皆がやっているもの”には、彼の経営戦略に響かなかったのだろうと思う。そう思うと彼が中国版のツイッター『weibo』を開設していることも頷ける。今、多くの有名人も参加するようになってきたけれど、やはりここでも王者(?)の風格を見せているというべきか。

この全ては彼の頭の良さから成り立っているような気がしてならない。年初に出演していた『佐藤健&千鳥ノブよ! この謎を解いてみろ!〜天才謎解き集団からの挑戦状〜』(TBS系)で、頭脳明晰ぶりが披露されていた。クイズ王にありがちな「俺知っていますから」と言わんばかりのウザったさもなく、スマートにクイズを解いていた佐藤。頭が良くて、顔がいいと無敵街道を行進している。ここまで彼の築いてきた実績を振り返ってきたけれど、スタッフが切り開くというよりは、すべて自分で考えて動いている予感がしてきた。

2021年はどんな構想を練って、私たちの心を潤わせてくれるのだろうか。いずれにしてもビジュアルが良いだけでは生き残ってはいけない。そこに戦略が加わってくることで、売り出していく仕掛けは何十倍にも楽しくなる。そんなことを佐藤健は身を持って証明してしまった。今後デビュー予定の新人俳優たちは大変だ……。

*Twitterのフォロワーなどの数字は1月20日現在のものです。

  • 小林久乃

    エッセイスト、ライター、編集者、クリエイティブディレクター、撮影コーディネーターなど。エンタメやカルチャー分野に強く、ウエブや雑誌媒体にて連載記事を多数持つ。企画、編集、執筆を手がけた単行本は100冊を超え、中には15万部を超えるベストセラーも。静岡県浜松市出身、正々堂々の独身。女性の意識改革をライトに提案したエッセイ『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』(KKベストセラーズ刊)が好評発売中。

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