浜辺美波、上白石萌音…「東宝シンデレラ」出身女優が大活躍の理由

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「日本ジュエリーベストドレッサー賞の表彰式を終え送迎車に乗り込む浜辺。車に乗り込む直前スタッフや関係者らに笑顔で挨拶をしていた。19年1月撮影

東宝シンデレラたちの勢いが止まらない。

今期のゴールデンタイムのドラマには、2011年ニュージェネレーション賞の浜辺美波(20)と、審査員特別賞の上白石萌音(22)の2人が主演。深夜ドラマで主演を務めている2016年グランプリの福本莉子(20)も含めると、何と3人もの所属タレントが主演を占めているという状態だ。

また2011年グランプリの上白石萌歌(20)は、新春に放送された木村拓哉主演のスペシャルドラマ『教場Ⅱ』(フジテレビ)で、昨年に続き重要な役どころを務めていた。

東宝と東宝芸能による「東宝シンデレラオーディション」は、毎年開催されるものではない。最近は5、6年に1回という不定期開催で、何らかの賞を受賞できるのも5、6人程度と、非常に狭き門だ。それなのにここ数回は、長澤まさみ(33)、浜辺美波、上白石姉妹と、主演級の女優を多く生み出している。

より頻繁に開催されているオスカープロモーションの「全日本国民的美少女コンテスト」やホリプロの「タレントスカウトキャラバン」が、最近は目立ったタレントを輩出できていないことから見ても、東宝シンデレラオーディションは打率が高いと言えるだろう。

「すごくいい子だなあ」

その他のオーディションと同様、東宝シンデレラオーディションを受けるのは、この先の成長がまだまだ未知な10代前半の少女ばかりだ。しかしなぜ彼女たちは確実に実力派へと成長していくのだろうか? 不思議に思い、様々な芸能関係者たちに話を聞いていったところ、大きく2つの理由が見えてきた。

まずその1つは、何といっても選ぶ側である東宝芸能の千里眼だ。タレントのインタビューページを担当する女性編集者は次のように語る。

「東宝シンデレラの女優さんたちは、皆一様にコンサバティブな清純派です。だけど見た目と違い、意外とコミュニケーション能力が高く、相手の懐にスルッと入り込んでくる感じがある。言葉は悪いかもしれませんが、若いのに独特の手練れ感があり、これはおじさんたちは弱いだろうなあと思いましたね(笑)」

ある映画関係者の女性も次のように語る。

「東宝の女優さんたちは控えめな雰囲気とはギャップがあり、けっこうぐいぐい自分のほうからコミュニケーションを取るところがあるんです。ちょっとした持ち物に目をとめては『それかわいい~♡』と反応するなど、会話のきっかけを提供してくれる。

お高くとまっていないので、男性スタッフはすぐにメロメロになります。もちろん皆演技力が高いですが、他にも実力派の同世代女優はたくさんいます。でも彼女たちが頭一つ抜け出したのは、一緒に仕事をしたいと思わせる、良い意味で人たらしな人柄によるものではないでしょうか」

このように東宝シンデレラたちへの評価は高いものの、女性たちの言葉にはどこかトゲがあるものが多かった。では男性の評価はどうかというと、女性たちが指摘するようにメロメロのようだ。上白石萌音を取材した40代の男性ライターは次のように語る。

「上白石お姉ちゃんは、取材時の印象がスーパー良かったです! 間にアクリル板が立っていたため彼女の声が聞こえにくく、僕が『え?』と聞き返してしまったんですね。そうしたら『すいません、声が小さくて』と焦って、咄嗟にアクリル板の横から顔を出して話し始めたたんです。

僕が聞きやすいように、と思って必死だったんでしょうけど、そんなことをしたらウイルスを防御できないよ!とこちらが慌ててしまった。そんなこともあって、すごくいい子だなあという印象しか残っていません」

もう一つ、東宝シンデレラたちの活躍の要因は何かというと、箱入り娘のような育て方にもあるようだ。芸能事情に詳しい記者は次のように語る。

「東宝芸能が選ぶ女性はもともと昔ながらの清純派なうえ、大人たちがガチガチにスキャンダルから守りながら大切に育てている印象があります。作品も慎重に選んでいて、きっと他の事務所みたいに本人がやりたくないことを押し付けたりしないんだろうなあ、と。

とくに浜辺美波などは、幼い頃から美少女として注目されていましたが、『君の膵臓を食べたい』できちんと演技力が評価されるまでは過多な露出は控えていた。その後もあえて癖のある役ばかり選ぶなど、アイドル女優にならないようものすごく注意している印象があります。こういったきめ細やかな育て方をするためにも、数年に一度しかオーディションを開催せず、少数精鋭方針を貫いているのでしょうね」

過去には沢口康子(55)や水野真紀(50)、斉藤由貴(54)など、美しいだけでなく息の長い女優を輩出してきている東宝シンデレラオーディション。前回の開催は2016年と5年も前になるだけに、今年あたり久々の開催が期待されるところだ。次なる金の卵やいかに……?

  • 取材・文奈々子

    愛媛県出身。数年間の会社勤務を経てフリーライターに。女性誌や週刊誌でタレントのインタビュー、流行事象の分析記事を扱う他、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • 撮影田中俊勝

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