タレント業は順調も…フワちゃんが迎える「テレビ人気の正念場」 | FRIDAYデジタル

タレント業は順調も…フワちゃんが迎える「テレビ人気の正念場」

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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流行語大賞に輝いたユーチューバー芸人のフワちゃん(27)が、今度は映画『クレヨンしんちゃん』最新作で声優に初挑戦すると発表された。

情報番組のレギュラーコメンテイターまで務めるなど、引っ張りダコのフワちゃん。本誌には「世界進出したい」と壮大な夢を語っていたが!?
情報番組のレギュラーコメンテイターまで務めるなど、引っ張りダコのフワちゃん。本誌には「世界進出したい」と壮大な夢を語っていたが!?

「新型コロナの感染拡大により、多くのタレントがテレビにリモート出演するようになった。この流れにうまく乗ったのがフワちゃんです。YouTubeでつちかったリモート対応力や、自分で動画を編集できる技術が重宝され、オファーが殺到しています」(放送作家)

ところが、「昨年末あたりから、少しずつ風向きが変わりつつある」と制作会社のディレクターは言う。

「遅刻癖があると一部メディアで叩かれたんですよ。本人は『打ち合わせに遅れることはあるけど、本番に遅刻したことはない』と反論していましたが(笑)。実際、彼女が絡む番組は収録開始が少し遅れるケースが多いそうです。どうやら、収録前に共演者と動画や写真を撮りまくっているのが原因のようで……。

中堅プロダクション出身の男性マネージャーがついているのですが、彼女を諫めるどころか『フワちゃんが売れるにしたがって、態度がでかくなっている』と、もっぱらのウワサですよ」

フワちゃんの本業であるYouTube自体にも暗雲が垂れ込めているという。

「ブレイク以降、チャンネルの更新がストップしています。現在、編集が少なくて済むサブチャンネルのみ更新されているのですが、再生回数が概(おおむ)ね10〜30万回再生程度と伸び悩んでいるのです」(前出・放送作家)

ネットニュース編集者は「他の人気ユーチューバーにも当てはまる現象です」と分析する。

「たとえば『水溜りボンド』はカンタ(26)が池田エライザ(24)とのお泊まり愛をフライデーされたことで女性ファンが離れ、テレビやラジオのレギュラーを持つようになってから、YouTubeの動画の質が低下。再生回数がピーク時の10分の1程度になっています」

タレントとして忙しくなったため、本業の動画作成がおろそかになる――そこに気づいた一部のトップユーチューバーは、テレビ出演をNGにしているという。

「スター気取りはできても、テレビに出てしまうと、一気に消費されてしまいますからね。そのうえ、自分で編集もできない」(動画制作スタッフ)

コロナ禍で各局、広告費が激減。制作費も大幅に削られているなか、ギャラが安く、かつ発信力のある人気ユーチューバーを起用したいテレビスタッフや企業はまだまだ多い。発言がネットニュースになりやすいのも大きな魅力だ。

「芸能界のしがらみとは無縁ゆえ、自由に発言できる。フワちゃんで言えば、彼女が大御所にタメ口で接するのが面白いわけです。逆に言えば、タレント化することでその魅力は損なわれてしまいます。〝ユーチューバータレント〟は増え続けていますから、物珍しさも失われていきます。コロナ収束後が正念場ですね。本業のYouTubeをテコ入れするのか、タレントとしてもっと上のステージに行くのか」(キー局プロデューサー)

フワちゃんが〝コロナの女王〟で終わらないことを祈りたい。

『FRIDAY』2021年2月26日号より

  • 撮影香川貴宏

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