都はるみ 矢崎滋との幸せのウラに「離婚、恋人の死」の壮絶人生 | FRIDAYデジタル

都はるみ 矢崎滋との幸せのウラに「離婚、恋人の死」の壮絶人生

芸能リポーター・石川敏男の芸能界『あの出来事のウラ側は……』

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
数々の困難を乗り越え、「北の宿」に安住の地を見つけた都はるみ。矢崎滋とは長年連れ添った夫婦のようだ…

《芸能リポーター・石川敏男の芸能界『あの出来事のウラ側は……』》

どうなっているか気になっていた歌手の都はるみさんが、東北地方で元俳優の矢崎滋さんと「のんびり生活」を送っていることを「フライデー」が報じた。「都はるみが『好きになった人』は矢崎滋だった」と題するスクープ記事だが、この記事に驚くとともに、なぜかほっとしたオレがいた。

はるみさんのことは、前夫でオレの友人だった故・朝月広臣さん(作曲家)と同棲中から知っていたし、グアム島での挙式もスクープした。ただし、行動はチェックしていたが、挙式は朝月さんからもはるみさんからも聞いたわけではない。

実はその数年前に朝月さんが「結婚衣装を用意した」と教えてくれて、二人のハワイ旅行に取材に行ってこともあったが、この時は挙式をしなかった。「婚前旅行」ということで朝月さんのレクチャーで、ワイキキ海岸で写真を撮り、グラビアページにしたことも。そのことではるみさんに怒られた朝月さんは、極秘挙式をオレにも話さなかったんだ。

大スターのはるみさんの前歌で出ていたのが、まだ売れてない朝月さん。冬の寒い地方公演で、楽屋で震えていたはるみさんにコートを掛けてあげてから、二人の中は急速に近くなる。だが、レコード会社は、スターと無名歌手の“仲”を何とか引き裂こうと必死だった。

「はるみと付き合うなら、君の歌は出さない」

と、強硬姿勢。朝月さんは、あっさり歌手をやめ写真技術の腕を武器に写植学校に通い卒業。写植会社を起こす。それをずっと応援していたのがはるみさんだった。

このころは、はるみさんが住むマンションのベランダから、スタッフの目を盗んで手紙を入れたカゴのやり取りをして愛を育んでいた二人。はるみさんは手紙とともに、お金を入れていたこともあったようだ。

時代が変わり、写植会社をたたんだ朝月さんは、オーダー紳士服の会社を銀座に創立した。めでたく2人は結婚するが、この頃から彼の銀座遊びが始まった。

夫の浮気に怒り狂ったはるみさんが、彼の背広をすべて湯船につけて着られなくしてしまったこともあった。また、『北の宿から』の大ヒットの裏で、はるみさんが流産してしまうという悲運も。

周囲の反対を押し切った結婚も、たった約4年しか持たなかった。10年以上も同棲生活していたのに…。

離婚の2年後、はるみさんは「普通のおばさんになりたい」と言って、芸能界を引退する。そのはるみさんを再び芸能界に戻したのが、レコード会社の妻子持ちプロデューサーだった。

山口の実家に妻子を残したNさんを公私のパートナーに選んだはるみさんだが、結婚はできなかった。山口に残したNさんの妻が、彼の実母の世話をしていたからだ。

だが、数々のヒット曲を出させてくれたNさんが、‘08年に突然自殺する。地方公演先から戻った彼女を待っていたのは、悲しい現実だった。

警察に安置されていたNさんのご遺体にも会えなかったのだ。警察から連絡があった妻が、「はるみさんには会わせないで」とお願いしたらしい。はるみさんは結局、密葬にも参加できなかった。

そして時は流れて‘15年6月、作曲家・弦哲也さんの50周年を祝うコンサートが東京・明治座で行われた。五木ひろしさん、川中美幸さん、石川さゆりさんらとステージに立ったはるみさんは、「千年の古都」「小樽運河」を歌った。

声が出なくなっていたはるみさんの“脅す”ような歌い方の「小樽運河」を聞いたとき、「あれどうしたんだ」って思ったのは、オレだけじゃなかったはずだ。

それから半年後、‘15年11月に東京国際フォーラムで行われた全国ツアー最終日。はるみさんは、

「しばらくコンサートは休ませてもらいます」

と言ってステージから去った。

朝月さんが亡くなって今年で13回忌。いま、73歳になったはるみさんの幸せそうな姿が、オレには嬉しかったなぁ…。

  • 石川敏男(芸能レポーター)

    ‘46年生まれ、東京都出身。松竹宣伝部→女性誌記者→芸能レポーターという異色の経歴の持ち主。『ザ・ワイド』『情報ライブ ミヤネ屋』(ともに日本テレビ系)などで活躍後、現在は『めんたいワイド』(福岡放送)、『す・またん』(読売テレビ)、ラジオは福井放送、ラジオ関西、レインボータウンFMにレギュラー出演中

  • PHOTO田中 俊勝

Photo Gallary1

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事