安室奈美恵 ラストライブを控えた歌姫が渋谷ショッピング
故郷・沖縄でのラストライブを約1週間後に控えた9月7日、安室奈美恵(40)は赤坂(港区)にいた。
送迎車のバンから降りると、安室は黒のキャスケットからサラサラヘアをなびかせながら、セレブ御用達の病院へ。
ドームツアーでソロ歌手として史上最多となる75万人を動員したカリスマは人目も気にせず、堂々と正面入り口からウォーク・インしていく。
最高のパフォーマンスを見せるためのBodyケアだったのだろう。安室は30分ほどで外に出てきた。常備薬を処方してもらったのか、右手に大きなビニール袋を提げている。
直後、院内から人影が飛び出してきた。アラフォーの女性である。年代的にアムラー世代だ。まさかと思ったが、やはりファンらしく、「このチャンス、絶対に逃(のが)さん!」とばかり、安室を猛スピードでチェイス。臆(おく)することなく声をかけた。普通ならドン引きするシチュエーションだが、そこはファン想いで知られる安室。笑顔で女性と握手した。
2ショット写真でもねだったのか、女性がスマホを握りしめながら距離を詰めて来ると、さすがに会釈して断ったのだが……それでも苦笑いする安室はなんだか嬉しそうだった。
その後、安室は湾岸エリアにあるスタジオへ移動。コンサートのリハーサルやプロモーションビデオの撮影などによく使われるハコなので、おそらくここでラストライブに向けたダンスや演出のチェックを行ったのだろう。
スタジオでみっちり4時間、調整をしてから、安室は送迎車へ。ようやく帰宅かと思いきや、送迎車は渋谷区内で停車。再び歌姫が地上に降臨した。
『マルエツ』と書かれたウインドウがウィーンと左右に開き、安室は買い物カゴを手に取ってインスタントの味噌汁などを—って、ええ!? 芸能人のお買い物といえば『紀ノ国屋』や『ナショナル麻布』ら高級スーパーが定番だが、『マルエツ』とは、歌姫は意外にも堅実なのである。
ただ、庶民的スーパーでオーラを隠し通すことなど不可能。白Tシャツにロングスカートというシンプルな服装でも、スタイルの良さが際立ってしまう。
店中の注目を集めながら、安室は野菜や肉などの食材を手際よくカゴに入れ、15分ほどで買い物を終えたのだった。
「引退ドームツアーを収録したDVDが予約段階で100万枚を突破したと話題になりましたが、このDVDやCMや日本テレビの特番ギャラなど、引退宣言後1年で安室が稼いだカネは30億〜50億円と言われています。一生食うに困らない。独立を巡って揉(も)めて芸能界に辟易(へきえき)しているといいますし、我々は山口百恵のように完全にフェイドアウトすると見ています。誰かをプロデュースするとか、小説を書くとか、別のフェーズでビジネスできないかTRYするほかないでしょう」(広告代理店キャスティング担当)
ファンたちよ、安室の旅立ちをCAN YOU CELEBRATE?
撮影:川上孝夫
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