岡田健史に森七菜…「契約中に独立したタレント」に吹く超逆風 | FRIDAYデジタル

岡田健史に森七菜…「契約中に独立したタレント」に吹く超逆風

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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森の代表作の一つであるドラマ『この恋あたためますか』のロケ風景。映画にアーティスト活動にと活躍の場を広げ始めた矢先の移籍劇だった
森の代表作の一つであるドラマ『この恋あたためますか』のロケ風景。映画にアーティスト活動にと活躍の場を広げ始めた矢先の移籍劇だった

NHK大河ドラマ『青天を衝(つ)け』に出演中の岡田健史(22)が独立を巡って所属事務所『スウィートパワー』を訴えたことで、波紋が広がっている。

「主力タレントに黒木メイサ(33)や桐谷美玲(31)らがズラリと並ぶ『スウィートパワー』は、女性タレントに特化した事務所として知られています。岡田はそんな事務所が売り出した男性俳優であり、かつ、社長の苗字が芸名につけられている。並々ならぬ期待が寄せられていたわけです。

『週刊文春』が社長のパワハラ・セクハラ疑惑を報じたことが退所のキッカケだという声もありますが、それにしても、まだ契約が残っている中で退所トラブルを起こすとは思いもよりませんでした。岡田への出演オファーは減るでしょう」(広告代理店関係者)

岡田のようにブレイクした途端、移籍トラブルを起こす若手俳優が増えている。

主演ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)が話題になった直後に独立し、大手の『ソニー・ミュージックアーティスツ』とエージェント契約を締結した森七菜(19)もその一人だ。

「大分県出身の女性マネージャーが、帰省した際にたまたま寄った飲食店で居合わせた森に惚(ほ)れ込んでスカウト。弱小事務所ながら、女性マネージャーの熱心な売り込みと、森の天性の演技力でオーディションを勝ち抜き、スターダムにのし上がりました。

ところが、彼女も前事務所との契約がまだ残っているにもかかわらず、独立に突き進んだ。『義理もなにもない』『あんな自分勝手がまかり通ったら芸能界は終わる』と業界内外から集中砲火を浴びました」(TBS関係者)

移籍トラブル直後に公開された主演映画『ライアー×ライアー』のプロモーションで、しばらくはテレビ出演が相次いだが、その後、露出は激減。独立前に契約を結んだCMとファッション誌へ登場する程度となった。

「独立前はスケジュールの奪い合い状態だと言われていましたが、現時点で具体的なドラマ出演情報はない。聞こえてくるのは、騒動後にキャスティング候補から名前が消されたというウワサばかりです」(芸能プロ関係者)

コロナ禍により、ドラマ業界はこれまで以上にスキャンダルに敏感になっている。キー局プロデューサーが解説する。

「各地で緊急事態宣言が出て、またいつ撮影ができなくなるかわからない状態。フジテレビはすでに来年1月期の月9ドラマの撮影を済ますなど『撮れるうちに撮り切ってしまえ』と、早撮りする作品が増えています。

撮影済みの作品がお蔵入りしたり、大幅な再編集が必要にならないよう、トラブルの気配のある俳優はキャスティングの段階で外されます。コロナが収束するまでは、森七菜の起用は各局、様子見なのではないでしょうか」

目指すべきはのん(27)のケースだ。

「宮藤官九郎(50)ら才能を買っているクリエイターが多く、いまやCMや映画で引っ張りだこです。森七菜にも、デビュー間もないころにウェブCMで起用してくれた行定勲(52)ら支持者がいる。ほとぼりが冷めれば、チャンスは巡ってくるでしょう」(前出の広告代理店関係者)

最後は「芸は身を助く」か――。

『FRIDAY』2021年6月11日号より

  • 撮影結束武郎

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