「東京五輪」を熱くする史上最強日の丸アスリートの素顔 | FRIDAYデジタル

「東京五輪」を熱くする史上最強日の丸アスリートの素顔

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【陸上】山縣亮太 (29) 0.01秒でも速く前に――。表彰台が待っている!

【陸上】山縣亮太

「トレーニングは順調にいっています。日本選手権のときよりも、少しずつ調子を上げてきていると思います」

そう打ち明けるのは、日本最速の男・山縣亮太のコーチを務める高野大樹氏だ。山縣は6月25日、「日本陸上競技選手権」男子100mでは3位でゴールし、五輪代表の座をつかみ取った。

「初めて9秒台で走ってから、3週間足らずの日程でケガの懸念があったのですが、問題はなさそうです。五輪まで十分な調整ができると思います」(バルセロナ五輪100m走代表の杉本龍勇氏)

高野氏はこう自信をのぞかせる。

「日本選手権のときは、ちょうど調子の波が谷間に入っていたところでした。 『調子はここからは上がるだけだと思うから、コツコツとやるべき練習をやって、ベストパフォーマンスを出していきたい』と本人は語っていました。山縣が決勝の舞台に立つ姿を国民の皆さんに見せられたらいいなと思っています」

【陸上】泉谷駿介 (21)

【陸上】泉谷駿介

泉谷駿介は男子ハードル日本人初のメダル獲得を射程圏内にとらえた。

高校時代は八種競技を舞台に戦い、「身体能力は日本一」と評される泉谷にスポーツライターの酒井政人氏はこう期待を寄せる。

「6月27日の『日本陸上競技選手権大会』110mハードル決勝で、泉谷は日本新記録となる13秒06というタイムで優勝しました。これは今季世界3位の記録で、100m走に例えるなら、10秒の壁どころか、9秒90の壁を突破したようなとんでもない記録ですよ。泉谷は跳躍力とハードルさばきが一流で、ほとんどペースを落とさずゴールできるんです。このままいけば、メダル獲得も期待できるでしょう」

若きニュースターの誕生なるか。

【陸上】大迫 傑(すぐる)(30)

【陸上】大迫 傑(すぐる)

過去20年、男子マラソンで五輪の表彰台に立ったアジア人はいない。しかし、 「大迫傑ならやってくれるかもしれない」とマラソン解説者の金哲彦氏はこう語る。

「大迫は日本記録を再更新した’20年3月以降、米国でトレーニングをしています。他の大会に比べ、五輪は選手間の駆け引きでペース変化が頻繁に起こる舞台です。大迫はそれに対応するため、レース展開がマラソンより早い10000mのレースに出場し、好タイムを残しています。大迫は冷静にメダルを取るためだけに準備を続けてきたのです」

世界最高の舞台で歓喜の雄叫びを再び上げることはできるか――。

【陸上】一山麻緒 (24)

【陸上】一山麻緒

昨年3月に名古屋ウィメンズマラソンで、国内最高記録2時間20分29秒(日本歴代4位)を叩き出して、ニューヒロインとなった。圧倒的な練習量に裏打ちされたメンタルの強さが彼女の武器である。

【陸上】新谷仁美 (33)

【陸上】新谷仁美

ロンドン五輪に出場後、’14年に現役を引退して一般企業に就職。事務職として働き、毎日腹筋300回は続けたが、一切走っていなかった。だが、’18年に「OLでお金を貯めるよりも、手っとり早く稼げる」と競技に復帰。「天才」を自称し、〝破天荒ランナー〟と呼ばれる彼女が、貪欲にメダルを狙う。

【バドミントン】桃田賢斗 (26) 挫折を乗り越え、初の夢舞台へ!

【バドミントン】桃田賢斗

’18年9月から約3年にわたり世界ランキング1位に君臨し続ける桃田。その最大の強みは多彩なフェイントショットだ。高校時代の恩師・本多裕樹氏が語る。

「過去の五輪で優勝した有名選手のフェイントを見ては、毎日、練習後に1〜2時間ほど居残りして研究していました。どんな仕組みで相手が騙(だま)されるのか、どの場面で使うと効果的なのか、それをイメージする力がとても高かったです。
昨年、延期になった際に本人と直接話しましたが『チャンスと捉えて、苦手な攻撃力を上げたい』と燃えていましたよ」

バド男子初の金メダルへ、死角はない。

【バドミントン】奥原希望 (26)

【バドミントン】奥原希望

前回のリオ五輪で女子シングルス初のメダルとなる銅メダルを獲得した奥原。そんな快挙にも「悔しい」と語ったように、見据える先は金メダルのみだ。そんな奥原の強さを、元日本代表の潮田玲子氏はこう分析する。

「最大の強みは粘り強さ。どんな球にでも食らいつくフットワークと、崩されても正確に返球するコントロールが持ち味です。長いラリーの中で相手のミスを誘い、そこから攻撃に繋げていくのがプレースタイルです。

年明けからの連戦で疲労がたまり、一時は調整に苦労していましたが、五輪前の最後の大会となった全英オープンでは見事優勝。コンディションは上がっていると思います」

【バドミントン】永原和可那(25) 松本麻佑(25)

【バドミントン】永原和可那(手前)松本麻佑(奥)

世界ランキング2位の『永松ペア』は攻撃力が魅力のダブルスだ。潮田玲子氏は、とくに二人のスマッシュに注目する。

「日本人には珍しい170㎝を超える高身長ペア。高い打点から打ち下ろす角度のある一撃が二人の武器です。また二人ともスマッシュを打ち続けられる体力も十分。最近は弱点だったディフェンスにも磨きがかかり、より隙のないペアになりました」

【卓球】石川佳純 (28) 這い上がった天才が頂上を目指す

【卓球】石川佳純

「石川佳純は1月の全日本選手権で5年ぶりに優勝し、いま、かなり良い状態です。近年は伊藤美誠や平野美宇ら若手に押され、プレーに力(りき)みが見えました。しかし、本人曰(いわ)く『吹っ切れた』ことで、無駄な気負いが消えたように思います」(卓球コラムニスト・伊藤条太氏)

伊藤や平野らは「女子卓球黄金世代」と呼ばれている。数々の先輩選手を下してきた「天才少女」石川だからこそ、下からの突き上げの恐ろしさは痛いほど知っていた。しかし、そこを乗り越え、石川はさらに強くなった。強化されたのはメンタル面だけではない。

「以前の石川はバックハンドにやや課題がありました。しかし今は、リオ五輪の時に比べ、バックハンドの強さと安定感が増しています。自身の課題を5年かけて、着実に克服したのです」(伊藤氏)

這(は)い上がった天才ほど強いものはない。

【卓球】伊藤美誠 (20)

【卓球】伊藤美誠

リオ五輪で女子団体の銅メダル獲得の原動力になった伊藤美誠(みま)。五輪卓球の史上最年少メダリストは、20歳になり、今年1月の成人式では振袖姿も披露した。可憐な外見とは裏腹に、強さ、凄みはさらに増している。

「中国代表は伊藤選手と対戦成績の良い3選手を揃えてきました。卓球王国の中国が、そこまで本気で伊藤選手対策をしているのです」(スポーツジャーナリスト・吉井妙子氏)

水谷隼と出場する混合ダブルスでも金メダルが期待されている。彼女の出るすべての種目が必見だ。

【テニス】錦織 圭 (31)

【テニス】錦織 圭

最新の世界ランキングでは67位。だが、元プロテニス選手の沢松奈生子氏は、自国開催が錦織を後押しするとこう語る。

「12歳頃から米国を拠点にしている分、錦織選手は日本人という意識が強い。日本代表として臨む『国別対抗戦』ではモチベーションの高さを感じます。五輪でもいつも以上の力を発揮してくれるはず。今年の全仏やウィンブルドンで、世界のトップ選手と対等に戦えるショットを持っている選手だとあらためて感じました。とくにリターンは世界で3本の指に入ります」

東京で「エア・ケイ」が唸る。

【テニス】大坂なおみ (23)

【テニス】大坂なおみ

「大坂選手が優勝したグランドスラムはすべてハードコートの大会なので、同じタイプのコートで開催される東京五輪は有利に働くでしょう。また、無観客で行われますが、彼女は雑音が少ないほうがテニスに集中できるかもしれません」(前出・沢松奈生子氏)

メンタル面が安定していれば、それ以外で不安な点は、1ヵ月以上試合から離れていることだけだ。

「1回戦を乗り切れば波に乗れます。試合勘が戻って、彼女が普段のプレーをすれば、金メダル以外はないと思いますよ」(沢松氏)

彼女にはナンバーワンが似合う。

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「東京五輪」を熱くする“史上最強”日の丸アスリートたち PART3(体操、バスケ、バレーボール、ソフトボール、ゴルフ、スケートボード、トランポリン、サーフィン、スポーツクライミング、ボクシング)※7月25日11時からご覧いただけます。

『FRIDAY』2021年7月30日・8月6日号より

  • PHOTO日刊スポーツ/アフロ The Asahi Shimbun/Getty Images Getty Images 産経ビジュアル アフロ 共同通信社  結束武郎 加藤 慶 村上庄吾 會田 園 時事通信社

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