ネットでも地上波でもオーディション番組が重宝されるワケ | FRIDAYデジタル

ネットでも地上波でもオーディション番組が重宝されるワケ

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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地上波のテレビ番組と連動したオーディション企画がウケた『NiziU』。日韓両国の若者の間で人気に火がつき、渋谷109とのコラボも話題に!(写真:西村尚己/アフロ)

日本、韓国、中国からそれぞれ33人ずつ、計99人が参加するグローバルオーディション『Girls Planet 999』の開催が決定した。

「博多華丸(51)の娘で『さくら学院』の元メンバー岡崎百々子(18)や『NiziU』を輩出した『Nizi Project』の参加者らがエントリーしていることが明らかになりました。全12話のオーディション番組で、ABEMAで放送開始されたら大きな話題になるでしょう」(スポーツ紙記者)

地上波でも『スッキリ』(日本テレビ系)内で、人気グループ『AAA』のSKY‐HI(34)が自腹で1億円を出資して開催した『THE FIRST』が放送中。オーディション番組が隆盛だ。

「火をつけたのは’19年に放送された『PRODUCE 101 JAPAN』(略称・日プ)でしょう。上位11人で結成された『JO1』がデビューし、若い世代から支持されました。昨年、日韓合同オーディション『Nizi Project』から誕生した『NiziU』もブレイクしたことで、オーディション企画は一気に増えました」(テレビ誌記者)

コロナ禍の影響も大きいとキー局プロデューサーは指摘する。

「感染防止の観点から、海外ロケはもちろん、地方ロケや街ブラロケすら厳しい。コロナ不況で広告費が大幅に削減されているから、人気タレントの起用も難しくなっています。ところがオーディション番組なら、素人やセミプロに密着すればいいだけなので、撮影しやすく、財布にも優しい。話題になるからスポンサー受けも良くてタイアップなどがつきやすい。収益にもつながる」

ABEMAなどの若者向けのコンテンツで”鉄板企画”となっていた恋愛リアリティーショーでトラブルが多発していることも影響しているようだ。

「『テラスハウス』に出演していた木村花さんがSNS上での誹謗中傷を苦に自殺したことが社会問題になりました。恋愛リアリティーショーは、番組を盛り上げるために誰かを悪者として描いたりするので、視聴者が不満を抱きやすい。オーディションなら、選ばれる理由が明確になるため、度を超えたバッシングは起こりづらいのです」(制作会社関係者)

オーディション番組は、芸能プロダクションにとってもウマ味があるという。

「『日プ』のシーズン2には元ジャニーズジュニアが3人参加しており、そのうちの一人、田島将吾(22)はデビューが決まりました。この世界、引き抜きを疑われるのが面倒で、ジャニーズなど大手事務所に所属していたタレントの獲得を見送るケースがよくあります。その点、オーディションを実力で勝ち抜いた後の所属なら、痛くもない腹を探られることはない」(芸能プロ幹部)

「ネット民が勝手に”身体検査”をしてくれるのもオーディション番組のメリット」だと、この芸能プロ幹部は続ける。

「先の『日プ』シーズン2では、放送開始直後に複数の参加者のプライベート写真等が流出。過去に女性蔑視発言をしていた者までいました。時間とお金をかけて育成する前に、タダでリスクを削減できるというわけです」

オーディション番組発のスターが令和の芸能界の主流となる!?

『FRIDAY』2021年8月13日号より

  • 写真西村尚己/アフロ

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