永野芽郁、菅野美穂、手越…芸能人「自転車でさわやか疾走」現場
都心からやや離れ、住宅街が広がる東京・多摩市。20年11月、川沿いでは新作映画の撮影が行われていた。
スタッフに囲まれて登場したのは、女優の永野芽郁(21)だ。ベンチコートを脱ぐと、赤い自転車に跨り川沿いの道を走っていく。
「カットの声がかかると、また自転車を漕いで元の場所へ戻っていました。スタッフを待たせてはいけないという配慮からなのでしょう。寒い日にもかかわらず、懸命にペダルを踏み込む。戻る時のスピードは撮影中よりも速いほどで、アッという間にスタート地点に着いていました」(撮影スタッフ)
さすがはオーラ満点の芸能人。自転車に乗っている姿も様になる。仕事、買い物、トレーニング……。用途は違えど、有名人が自転車を愛用するのは一般人と同じ。彼らの「疾走現場」を紹介したいーー。
カゴにはチンゲン菜

20年4月のよく晴れた日。都内にある公園のそばを、一台の自転車が颯爽と駆けていった。ママチャリに乗った女性は、柄の入った手作り風の布マスクを着け、白いプリーツスカートをはためかせながら力強くペダルをこいでいる。前後にはチャイルドシートが取り付けられ、カゴの中にはスーパーで買ったチンゲン菜などの食材が入っていた。
自転車の主は、女優の菅野美穂(43)だ。
15年と18年に夫の堺雅人(47)との間に2児をもうけ、育児に奮闘中の菅野。すっかりママの顔となった彼女は、わが子が待つ自宅へと走り去った。
「菅野さんはドラマの仕事などがなければ、家計のやり繰りから家事、育児、ママ友つき合いまでを一手に引き受けています。『夫には家のことは気にしないで仕事に打ち込んでほしい』という思いからでしょう。堺さんも菅野さんを信頼しきっている。そもそも交際を申し込んだのは堺さん。菅野さんが『結婚が前提なら』と言うと、『喜んで』と答えたそうです」(同前)
「アジアがザワつくような仕掛けを」

私物の自転車にまたがると、男性は気温30度近い蒸し暑さをものともせず爽やかに走り抜けていく。夕方5時から3時間で、計8家庭に20食以上の弁当を配達。一人親家庭に弁当を届けるボランティアを続ける、タレントの手越祐也(33)だ。
記者が手越に話を聞いたのは20年7月のこと。ジャニーズ事務所退所後のさまざまなうわさについて話をふると、「手越節」が炸裂。YouTubeの収入は1000万円以上という報道についてはこう笑い飛ばした。
「ハハッ、ウケんな。そんなに入ってくるんですか? おカネに興味がなく、ジャニーズ時代から明細はほぼ見てなくて、一切把握してないんです」
最後に今後の展望についても聞くと、こう答えていた。
「日本だけじゃなくて、アジアがザワつくような仕掛けは準備できてます。近いうちに、いろいろと発表できるんじゃないかな? ジャニーズを退所したのは、でっかいことを自分のスピード感でやりたいから。日本だけにとどまらず、アジア、そして世界を盛り上げていきたい」
最後はピースサインをして、手越は去っていった。
イケメン夫と夜の街で……

19年9月。都内の住宅街に、自転車に乗った前髪ぱっつんの女性がいた。顔半分をマスクで覆っていたものの、小顔でパッチリした目元の彼女の正体は容易に判別できる。『Every Little Thing』のボーカル持田香織(43)だ。
「持田さんは、15年7月に年下のスポーツトレーナーとの婚約を報告。翌月に入籍しています」(スポーツ紙記者)
持田の傍らには、夫であろう30歳代前半のロン毛で細マッチョの男性の姿があった。180cmほどの長身の彼は、鍛えられたふくらはぎがハーフパンツから覗いている。日焼けした肌も手伝い、さすがインストラクターといった風貌だ。
2人はスーパーで、野菜や鮭などの生鮮食品を購入。仲睦まじく商品をレジ袋に収める姿は幸せそのものだ。20分ほどの買い物を終えると、持田は自転車にまたがり、イケメンは徒歩で帰路に就いた。今年で結婚6年目の持田。いまも夫婦仲は変わらず、“新婚”モード継続中のようだーー。
自転車に乗って風を切れば、ストレス発散になる。イヤなことがあっても、スピードに乗ればキレいサッパリ。有名人もサドルにまたがり向かい風を受けながら、気分転換をしているのだろう。






撮影:川上孝夫 小松寛之 近藤裕介 濱崎慎治 原 一平 山田宏次郎