逆風が吹き始めるなかで問われる「お笑い第七世代」の真価 | FRIDAYデジタル

逆風が吹き始めるなかで問われる「お笑い第七世代」の真価

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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『霜降り明星』せいやはドラマ『テセウスの船』での怪演が話題に。相方の粗品ともどもマルチに活躍中で女性スキャンダルを見事乗り越えた

『チョコレートプラネット』(以下、チョコプラ)、『霜降り明星』、『ハナコ』の3組が出演するコント番組『新しいカギ』(フジテレビ系)が、土曜の夜8時に移動することが発表された。

「同枠は『オレたちひょうきん族』や『めちゃ×2イケてるッ!』を放送してきた笑いの伝統の枠。フジは”お笑いのスターは8年周期で誕生する説”をもとに8年に一度『新しい波』という若手発掘番組を放送していて、『霜降り明星』と『ハナコ』も出演していました。ただ、第七世代ブームが来る前に『新しい波』出演者から選抜したメンバーで始めたバラエティ番組『AI‐TV』が失敗に終わった過去があるだけに、『新しいカギ』の行く末を冷ややかに見ているお笑い関係者も少なくないですね」(芸能プロ関係者)

テレビ界を席巻した”お笑い第七世代”だが、中心的存在である『霜降り明星』の粗品(28)がラジオ番組で「(大雨で)熱海が終わった」と失言し、大バッシングを浴びるなど、逆風も。

「粗品はその直前にも『新しいカギ』の現場で小道具に納得がいかず、スタッフが買い直すことになり、共演者を3時間待たせた……などと報じられています。身内であるはずのスタッフからネガティブ情報がリークされているわけです」(キー局プロデューサー)

本連載でもすでに触れているが、制作会社ディレクターは「第七世代の淘汰も始まっている」と言う。

「一発屋がそうですが、話題になった芸人は各局のバラエティ番組にとりあえず1回は呼ばれます。ひとまず”1周まわった”感じですね。ブームだからとりあえず使ってみて、数字が取れなければもう呼ばないわけです。早くも『ブームは終わりでしょ?』と掌(てのひら)を返しているスタッフすらいますからね」

第七世代ブームはこのまま終わってしまうのか。中堅放送作家は首を振る。

「元号が令和に替わり、『新しいスターを積極的に起用しよう!』という気運が高まっていたことも、第七世代ブームが起きた理由のひとつ。そんな矢先、新型コロナの感染が拡大して制作費が大幅ダウン。感染予防のため、収録に呼ぶタレントの数も削らざるを得なくなり、各局、若手を発掘・育成する余裕がなくなった。これで第七世代の勢いが失速してしまった。ある意味、運が悪かったのです。逆に言えば、コロナが収束すればまたチャンスは巡ってくる」

もちろん、「お笑いの実力があれば」という条件付きではある。前出のキー局プロデューサーが補足する。

「失言や女性スキャンダルがあったものの『霜降り明星』は『M-1』を最年少で制し、粗品は最年少で『R-1』も獲った。今年は『キングオブコント』でも勝ち進んでおり、三冠王が射程圏内。あの松本人志(57)が『霜降り明星はめちゃくちゃ才能あります!』とツイートした実力者ですから、オファーは絶えないでしょう。『かが屋』は二人とも演技力に定評があるので、コントを軸に俳優としても活躍する『東京03』のような存在になれそう。『空気階段』の鈴木もぐら(34)のクズキャラは俳優としてもバラエティでも使い勝手が良い」

コロナ禍に負けず、力強い波を起こすことができるか。

『FRIDAY』2021年9月3日号より

  • 撮影川上孝夫

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