キングオブコント・吉本芸人躍進のウラに「コロナの影響」大 | FRIDAYデジタル

キングオブコント・吉本芸人躍進のウラに「コロナの影響」大

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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『M-1』と『R-1』に続き、今回の『キングオブコント』でお笑い三冠を狙う『マヂカルラブリー』の野田クリスタル(34・左)も東京吉本所属

『かまいたち』や『バイきんぐ』らがブレイクのキッカケを掴(つか)んだ、ナンバーワンコント師を決める『キングオブコント2021』(TBS系)が10月2日に放送された。

「大阪から移籍した『蛙亭』を含めると、ファイナリスト10組中8組が東京吉本(吉本興業東京本部)の所属。もともと漫才は大阪吉本(同大阪本部)、コントは東京吉本が強いと言われていましたが、それでもだいたい3〜4組。今年は突出して多い」(お笑いライター)

芸能プロ幹部は「東京吉本勢の躍進の裏にコロナ禍がある」と指摘する。

「吉本の強みは自社の劇場を複数持っていること。会場を押さえてライブを打つとなると、コロナ禍では公演中止リスクがつきまとう。キャンセル料を払うなど損失が大きいので、慎重にならざるを得ない。その点、自社の劇場なら中止に踏み切りやすいから、ライブを継続できるわけです。

東京吉本の劇場はこのコロナ禍でネット配信の環境を整えて、無観客公演でも売り上げを確保できるようになった。だから、毎日行われる通常公演も再開できた。東京吉本の芸人はネタを披露する場が他事務所の芸人より圧倒的に多く、ネタの練度がはるかに高い」

吉本関係者は「儲け至上主義がいいほうに転んだ」と笑う。

「大阪の劇場が4ヵ所なのに対し、東京吉本の芸人がメインで出演する劇場は静岡・沼津も含めると8ヵ所もある。大宮と沼津は総合アミューズメント施設『ラクーン』内に入っているのですが、オープンにあたって周辺住民の説得材料として誘致されているため、賃料が相場より安く抑えられているようです。

大宮を中心に活動する『マヂカルラブリー』や『ジェラードン』、沼津を中心に活動する『そいつどいつ』が決勝に進めたのも、ホームとなる劇場があったからこそ」

昨年準優勝し、今年も『キングオブコント』決勝にコマを進めた『ニューヨーク』の存在も大きい。そう分析するのは放送作家だ。

「二人はYouTubeチャンネルで東京吉本芸人の魅力を発信し続けてきました。なかでも、東京NSC17期のメンバーで結成されたグループの謎に迫る——というドキュメンタリー動画『ザ・エレクトリカルパレーズ』は約2時間という長さにもかかわらず168万回再生を記録。そこに証言者として登場する『空気階段』も決勝進出を果たしました」

制作費の削減や感染防止対策で県を跨(また)ぐ移動が控えられている現状も、東京吉本の芸人にプラスに働いている。

「『見取り図』など、いまが旬の芸人以外はなるべく東京の芸人を起用しようという流れになっていますからね。ネタ番組のオーディションもなかなか開催できないので、YouTubeやSNSで若手を発掘するスタッフが増えました。『ニューヨーク』のチャンネルのように若手の魅力を伝える番組は重宝されています」(制作会社ディレクター)

バラエティ業界を東京吉本の芸人が席巻する日は近い!?

  • 撮影中村和彦

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