新番組が続々登場「アラフィフ芸人」が重宝される芸人界の事情 | FRIDAYデジタル

新番組が続々登場「アラフィフ芸人」が重宝される芸人界の事情

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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絶好調の『くりぃむしちゅー』。個性を生かしたピン仕事を入れると有田哲平(51)はレギュラー8本

1月30日、『くりぃむナンタラ』(テレビ朝日系)の放送時間が30分から1時間に拡大されることが発表された。

「逆に23時台の『ロンドンハーツ』などのバラエティは1時間から30分に縮小するなど、テレ朝は4月の改編で大胆な編成に打ってでました。この春は『くりぃむしちゅー』など、アラフィフ世代の芸人の復権が目立つ」(テレビ誌編集者)

一部報道によると、『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)が今春終了。後番組には『くりぃむしちゅー』上田晋也(51)の冠番組『上田と女が吠える夜』がレギュラー化されるという。

「新型コロナウイルスの感染拡大でバラエティやドラマの現場は対応に追われています。感染対策で出演者の数を絞らねばならず、経験豊富でトーク力のある40代以上の芸人の需要が高まっているのです」(制作会社ディレクター)

逆風が吹いているのが、お笑い第7世代と呼ばれる若手芸人たちだ。『霜降り明星』がMCを務める『オトラクション』(TBS系)が今春終了。後番組には、『サンドウィッチマン』がMCを務める動物番組がスタートすると報じられた。

「令和に入り、各局がコア層と呼ばれる13~49歳をターゲットにした番組づくりを強化。その流れに乗ったのが第7世代の若手芸人たちでした。しかし、『霜降り明星』以外にMCを務められる芸人が出てこなかった。その『霜降り明星』もアラフィフ世代に比べると芸に深みがない。粗品(29)は気難しい性格で知られ、問題発言も飛び出す。中堅以上のスタッフには第7世代を快く思っていない人も少なくない」(キー局プロデューサー)

お試し期間が終わった、ということか。ただ、逆境に立たされたお笑い第7世代の中でもオファーが絶えないのが女性芸人たちだという。

「テレビ業界でも女性を積極的にキャスティングする流れになっていますね。とくにヒコロヒー(32)や『3時のヒロイン』など、自分の意見をハッキリと言う女性芸人たちのニーズが高まっています」(放送作家)

ビートたけし(75)など大御所タレントの番組卒業が相次いだが、アラフィフ世代はリストラ候補とはなっていない。

「60代以上になると、さすがに時代の変化に対応できず、時代錯誤な発言で炎上するケースが多い。その点、アラフィフ世代の売れっ子タレントは考え方が柔軟で、変に若い子たちに媚びることもない。そのバランス感覚が絶妙なため、若い視聴者からのウケも良いんです」(前出・制作会社ディレクター)

広告代理店関係者は「テレビ局の戦略が変わったことも影響している」と言う。

「ここ数年、どの局もコア視聴率しか見ていませんでしたが、テレビ朝日の早河洋会長は新年の挨拶で『50歳以上のボリュームゾーンも大事にする』と宣言。ただ、コロナ不況下でベテランの大御所タレントにギャラを払う余裕も、若手を試す余裕もない。安定のアラフィフ世代を使うことで、コア世代を意識しつつ、50代以上の視聴者も囲い込んで世帯視聴率をカバーするのが狙いです」

今年の春以降、お笑い第7世代の勢いに押されていたアラフィフ世代の逆襲が始まりそうだ。

『FRIDAY』2022年2月18日号より

  • 撮影近藤裕介

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