<figure id="attachment_229214" aria-describedby="caption-attachment-229214" style="width: 3419px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="f7b61cf5"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/E6A7353.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229214" class="wp-caption-text">ショートの演技を終え、ガッツポーズをする鍵山</figcaption></figure>
鍵山優真（18）が初出場とは思えない堂々たる演技で銀メダルを獲得した。
8日に行われた北京五輪フィギュアスケート男子ショートプログラムで鍵山が選曲したのは、米歌手マイケル・ブーブレの『When You’re Smiling』。4回転サルコー、4回転と3回転の連続トゥーループ、3回転アクセルとジャンプを完璧に成功させ、笑顔で氷上を舞った。108.12という高得点を叩き出し、2位につけた。
<figure id="attachment_229215" aria-describedby="caption-attachment-229215" style="width: 6000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="32cd958a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/KW4_4658.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229215" class="wp-caption-text">演技中も笑顔を絶やさないのが鍵山の持ち味だ</figcaption></figure>
ショート後の会見では鍵山は「楽しまなきゃ損する。（五輪は）初めてなので、何事も楽しんでいきたいという気持ちがある」とコメント。その言葉通り、10日に行われたフリーでは『グラディエーター』のリズムに力みなく合わせ、スピードに乗ったダイナミックな演技を披露した。冒頭の4回転サルコーで危なげなく着氷すると、続く4回転ループ、4回転トゥーループと次々にジャンプを着氷させ、自己ベストを大きく更新する合計310.05点をマーク。勢いそのままに表彰台へ駆け上った。
<figure id="attachment_229220" aria-describedby="caption-attachment-229220" style="width: 3744px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="8c25e4a5"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/noto220208msp_3115-rotated.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229220" class="wp-caption-text">全体2位でフリーへ</figcaption></figure>
氷上での堂々とした姿とは裏腹に素顔はシャイボーイだという鍵山。星槎国際高校スケート部監督で、恩師の松下清喜氏が振り返る。
「授業態度はいたって普通ですよ。本人も『学校では目立ちたくない』と言ってますからね。リンクの上ではアスリートですけど、学校にいる姿はまったく普通の子です（笑）。成績も優秀です」
<figure id="attachment_229218" aria-describedby="caption-attachment-229218" style="width: 6000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="66314cd2"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/MR2_2113.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229218" class="wp-caption-text">ショートの得点発表後、父・正和コーチと喜びを爆発させる鍵山</figcaption></figure>
鍵山にとって五輪の表彰台は父・正和コーチ（５０）と二人三脚で目指した悲願だった。正和コーチは‘９２年アルベールビル五輪、’９４年リレハンメル五輪に出場し、２大会で最高１２位。鍵山は「父よりいい結果を残して、感動させられるような演技をして、親孝行したい」と語っていた。若き銀メダリストの強さの源泉は「父の背中を追い続けてきたことにある」と松下氏は打ち明ける。
「彼とは高校に入学してきてからの付き合いですが、かねがねインターハイを獲りたいと言っていました。私としてはすでに高校２年からシニアの大会に出るようなレベルの選手なので、インターハイはいいんじゃないかと思ったんです。でも彼は『お父さんが獲った大会は獲りたい』とこだわった。
実際に出場してみると、音楽が止まったり、転倒したりとトラブル続きでした。結果的に優勝はしたものの、かなり悔しがっていたのを覚えています。どんなタイトルにも貪欲で、失敗を悔しがる姿勢を見て、この３年間で世界に出ていくアスリートに成長していくのだろうなと感じていました。羽生選手や宇野選手に比べると、どうしても華という面では劣る。でも、一つ一つの技の確実性や、堅実な演技では引けを取らないと思います」
鍵山の物語はまだ始まったばかりだ。
<figure id="attachment_229216" aria-describedby="caption-attachment-229216" style="width: 6000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b0fd04d5"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/MR1_6641.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229216" class="wp-caption-text">ショート後の会見では金メダルのネイサン・チェン（アメリカ）と銀メダルの宇野昌磨とフリーへの意気込みを語った</figcaption></figure>
<figure id="attachment_229212" aria-describedby="caption-attachment-229212" style="width: 5268px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="9cd2c990"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/AEN4939.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229212" class="wp-caption-text">『When You’re Smiling』のリズムに乗る鍵山</figcaption></figure>
<figure id="attachment_229213" aria-describedby="caption-attachment-229213" style="width: 5101px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="1f503f4a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/E6A6950.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229213" class="wp-caption-text">「初めての五輪を楽しむ」という言葉通り、のびのびとした演技を世界に見せつけた</figcaption></figure>
<figure id="attachment_229217" aria-describedby="caption-attachment-229217" style="width: 6000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d6553a2c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/MR2_1775.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229217" class="wp-caption-text">滑走前の練習。表情は柔らかかった</figcaption></figure>
<figure id="attachment_229219" aria-describedby="caption-attachment-229219" style="width: 6000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="571b54b7"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/02/MR2_2422.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-229219" class="wp-caption-text">ショート後の会見では「自分自身に勝つことがいちばんだと考えている」と語っていた</figcaption></figure>

JMPA

鍵山優馬（18）が初出場とは思えない堂々たる演技で銀メダルを獲得した。五輪の表彰台は父・正和コーチ（５０）と二人三脚で目指した悲願だった。若き銀メダリストの強さの源泉を恩師が明かす。

初出場で銀メダル！恩師が明かす鍵山優真の「強さの源泉」

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