皇室ジャーナリストが読む愛子さま成年会見と「ご結婚」への期待 | FRIDAYデジタル

皇室ジャーナリストが読む愛子さま成年会見と「ご結婚」への期待

「女性天皇も視野に」〜皇室ジャーナリスト・渡邊みどりの「目」

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20歳になった愛子さまは、学習院で学び、皇族としての役割を果たしていく。そしてなにより「人間として、幸せになってほしい」 写真:代表撮影/ロイター/アフロ
20歳になった愛子さまは、学習院で学び、皇族としての役割を果たしていく。そしてなにより「人間として、幸せになってほしい」 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

「愛子さまは、ほんとうに立派になりましたね。成年会見のごようすは完璧でした。これは、ご本人の努力ももちろんあるでしょうけれども、なによりね、お父様、そしてお母様の雅子皇后のお力も、大きいと思うのよ」

こう話すのは皇室ジャーナリストの渡邊みどりさん。60年以上に渡り日本の皇室を取材してきた、皇室ジャーナリストの第一人者だ。

愛子さまには「乗り越えてきた強さ」がある

「愛子さまが小学生のころ、遠足事件がありましたでしょ。あのときは、雅子さまの振る舞いにさまざまな声が上がりました。愛子さまはもう、新聞に載っている週刊誌の広告が読める年齢でしたから、そうした国民の声も目にしていた。お心を痛めたこともあったでしょう。お母様べったりのように言われていました。

でも、中学に上がって、お父様と同じオーケストラの活動を始めて、学習院という環境のなかで大きく成長なさったんです。けっして平坦というか、平静なばかりではなかったけれど、しっかりと乗り越えられた強さは格別です」

雅子さまの秘めた「力」

成績優秀ゆえ、一時は「母・雅子さまの母校、東大に進学?」という声もきこえた。けれども、愛子さまは学習院大学を選んだ。

「皇室の方はどなたも、ご専門の分野をもって研究しているんです。上皇さまの長女、黒田清子さまは、鳥の研究をなさって、大学卒業後に鳥類研究所に就職をしています。本格的な研究者です。天皇のテーマは『水』。外交官のキャリアをもつ雅子さまの優秀さは、いわずもがなです。海外の要人に相対するごようすからも、その秘めた力をひしひしと感じます。

愛子さまは今、大学で日本文化を学んでいらっしゃいます。これから、よりテーマをしぼって研究なさるんでしょうね」

成年会見ではご両親への感謝の言葉を述べられていた愛子さま。

「ご自分のこと、家族である天皇皇后のこと、皇族としての役割、そしてなにより、国民への目配りがあり、さすが天皇家に生まれ、育まれた人間としての深みを感じました」

「幸せ」になってほしい

この会見は、たいへん好感をもって受け止められた。そして…

「女性の天皇が生まれても、いいんじゃないかと思います。愛子さまはそれだけの資質をお持ちだし。結婚については、まだ少し早いけれども、じっさいにはさまざまな準備が進められていますから。今、候補にお名前があがっている方、お父様からのご縁がある男性などは、とてもいい方ですから、そろそろお考えになる時期でしょう。

けれどもなにより、ひとりの人として、幸せになっていただきたいですね」

同じ日、中学卒業にあたり記者の質問に答えた秋篠宮家の悠仁さまについては

「将来の天皇といっても、まだ15歳。ここから、ご自分の人生を作る時期です。筑波大附属は、美智子さまの父・正田英三郎さんの母校でもあり、まったく縁がないわけでは…ないですよね。とてもいい学校ですから、これからの3年間でよい友人を作り、成長なさることを期待します」

渡邊さんがずっと取材してきた美智子さまは今、4人のお孫さんを、どんな思いでご覧になっているだろう。

「美智子さまのお考えは一貫して、『自分で決める』です。ですから、あれこれと口出すことはなく、見守っていらっしゃるはず。長年、美智子さまと上皇さまを見てきた私が思うに、上皇さまの最大の功績は美智子さまとご結婚なさったことではないでしょうか。

そして、天皇が雅子さまを熱望してご結婚なさったことも、同様に、大きな功績であったと思います。愛子さまにも、ご両親のようなすばらしいご縁があるといいですね。ちょっと、気が早いですが」

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