JBC解散へ…新団体設立で挙がる「大物アスリート」の名前 | FRIDAYデジタル

JBC解散へ…新団体設立で挙がる「大物アスリート」の名前

日本ボクシングコミッション 井岡一翔の「薬物疑惑」騒動や亀田3兄弟への巨額損害賠償でノックアウト

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かねてから財政難が取り沙汰されてきた『一般財団法人JBC』が、ついにノックアウトとなった。

’20年1月末、JBCとの裁判の一審に勝利した際の亀田。その後JBCが控訴、二審判決までに約2年を要した

一般財団法人は法律上、純資産が2期連続で300万円を下回ると解散しなければならないが、JBCは’20年に約2500万円、’21年度にも約4000万円の赤字を計上。昨年4月に浮上した井岡一翔の薬物疑惑騒動で杜撰極まる対応を露呈したうえ、今年2月に亀田3兄弟との裁判に敗訴して約1億円の賠償命令が下り、3月末、解散を発表した。

裁判はそもそも、亀田側にまったく落ち度のない内容だった。’13年12月に行われた世界タイトルマッチで亀田家の次男・大毅が敗れたが、対戦相手は計量オーバーで失格となった。規定により王座にとどまった大毅に対し、世間からは「負けたくせに」とバッシングが起きた。

「JBCは世間の声を受けてジム会長らのライセンスを停止し、これにより亀田3兄弟は国内での試合ができなくなりました」(スポーツ紙ボクシング担当記者)

時間こそかかったが、世間の声に流されてあり得ない処分を下したJBCが、負けるべくして負けたというわけだ。

亀田3兄弟の代理人を務めた北村晴男弁護士は、JBCをこう断ずる。

「JBCは解散の理由を『コロナ禍で減収したため』としていますが、本当の理由は違う。違法行為を繰り返したことによる弁護士費用と賠償金の支払いが積み重なったことこそが、財政難の原因です」

JBCは現在、財政再建に向けスポンサーを募っている。だが、北村弁護士は「この組織に″再建″はありえない」と語る。

「違法行為に関わった人間全員が辞めるのが最低限。ゼロから新しい組織として生まれ変わることが、プロボクシング界のためです」

JBCへの不信感は、ジム経営者による団体である日本プロボクシング協会内部でも高まっている。

「協会に加盟する有力ジムの会長たちからも、コミッションを取り仕切る『新たな団体が必要では』という声は多くあがっています。とはいえ、有力ジムの会長が新団体の代表になっても、プロボクシング界が生まれ変わったというイメージは持ってもらえない」(協会員のジム会長)

そこで、まったくの他ジャンルからクリーンなイメージがある大物アスリートを招聘する案も出ているという。

「あくまでオファー以前の検討段階ですが、室伏広治さんの名前は出ていますね。他には、昨年6月に日本フェンシング協会会長になったタレントの武井壮さん、女性のリーダーをということで元女子レスリングの吉田沙保里さんなども候補に挙がっています」(同前)

財政難に陥った理由や今後の活動についてFRIDAYはJBCに取材したが、期限までに回答はなかった。

一方、長きにわたる訴訟を経てようやく勝者となった亀田興毅氏(35)はFRIDAYにこうコメントを寄せた。

「何を言っても時間は戻ることはなく、返ってくることはありませんが、今回の一人のプロボクサーがボクシング人生をかけて臨んだ裁判をけっして無駄にすることなく、未来溢(あふ)れるボクサー達のために活(い)かしていただけたらと思います。今も自らの夢だけを追いかけて頑張っているプロボクサー達はたくさんいます。プロボクサーは命をかけて毎試合リングに上がって戦い、そして観る者に夢と希望、感動を与えています。私はボクサー達がそのパフォーマンスに見合ったファイトマネーが稼げるように、ボクサー達の地位が向上するように業界は変わっていかなくてはならないと考えています」

プロボクシングの未来は、どんな「新団体」が生まれるかにかかっている。

昨年4月、井岡に薬物疑惑騒動が浮上。JBCの杜撰な対応が明らかになり、永田有平理事長が井岡に謝罪した
亀田側の代理人を務めた北村晴男弁護士。「JBCには公平・公正という意識が全くない」と言い切った

『FRIDAY』2022年4月29日号より

  • PHOTO田中俊勝 共同通信(2枚目)

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