武井壮「坂本モテる」で炎上も“性教育の問題”と論点ズラし火消し
自称“百獣の王”武井壮のリスク回避術には目を見張るものがある…。
9月10日、文春オンラインで読売巨人軍の看板選手である坂本勇人の“中絶トラブル”が報じられた。飲み会で一緒になった女性と男女の関係となり、その後避妊具なしの性交や過激プレーを要求し、最終的には女性が妊娠。坂本は暗に中絶を求めたことから女性はショックを受け、自殺未遂を起こしたというショッキングな内容だ。
ネット上では女性をモノ扱いするかのような坂本の言動に批判が殺到。そんななか、武井は11日のユーチューブ生配信で視聴者の質問に答える形で、一連の騒動に触れた。
「坂本ね、そりゃあモテるわ。スーパーかっけぇから。体も鍛えて仕上がってるし、背も高くて肌ツヤツヤで。
お金持ってて、大成功してて、パカパカホームラン打って。あんなもん知り合ったらさ、女の子もなんとか仲よくなりたいって思うわな」
「それをなんだかよく知らない人がリークしてるっていうのはなんだかなぁと思う」
と矛先を女性サイドに向けた。これが一部ネットメディアでニュースになると、武井の“浅すぎる”コメントには
《論点がズレてる》
《モテる・モテないの話ではない》
などの指摘が相次いだ。
これに武井は不快感を表明。すかさずツイッターで
《なんで人の評判を落とすようなタイトルと書き方でばっかり記事を書くんやろ。。お金稼げれば人のイメージも努力も人生もどうでもいいって考え方なのかな?》
《YouTubeライブの質問に答えたの適当に拾って関係ないオレまで悪者にするような記事書く神経がわからん》
と反発した。
そして16日には坂本の名前には触れず、ツイッターで中絶に関する自身の考えを表明。
《馬鹿みたいな行為の結果子供できました、産みたい、やめて欲しい、別れます、苦しいですじゃねえよ! 必要なのはそれを晒す記事でもなんでもねえ、中学生でも分かる『性教育』だ 示談や週刊誌の前に二人で堕した子供に心から手を合わせて反省して詫びろ 必要なのはそれだけだ 恥を晒すな》
と投稿した。続くツイートでは自身の生い立ちを踏まえ
《オレも片親とか散々言われたけど、離婚とか婚外子とかそう言うことに悪い意味で敏感すぎるよな そんな家庭がもっと暮らしやすくて、親が離れてもちゃんと支える仕組み作れば、子供産みやすくもなる 親も子供も苦しまない 片親で手かからないようになるまでベーシックインカムとかやればいいのになあ》
と解決策まで提示した。
武井はこのところネットの中傷のエジキになっている。
“権力の犬”扱いされたことに激怒し、法的措置を匂わせたこともある。武井を知る人物は
「ド~ンと構えるタイプではなく、繊細でネットの書き込みに怒りがこみ上げるタイプ。坂本選手の件も、イメージを気にして早めに火消しに走ったのでしょう」
と語る。
現在、武井は日本フェンシング協会の会長でもある。同競技をめぐっては今夏、東京五輪の代表チームが行った沖縄合宿の中身が“観光レベル”と批判され、結果的にJOCなどから助成金を受ける申請を見送ると発表した。この時、矢面に立ったのが武井で、マスコミから追及される洗礼を受けた。
「素の武井さんはとにかくよく喋る。フェンシング問題でも、マスコミには長々と喋っていたようだが、イマイチ要領を得ず、使われたコメントは数行だけ…。
彼にしてみれば『切り抜き』と言うかもしれないが、レコーダーを聴き直すと話が飛び飛びだったり、矛盾してたりで、本当に何を言っているのかわからなかった」(スポーツ紙運動記者)
それでも即座に動いて、自分の言葉で釈明するのは評価できる。この辺りも“野生の勘”なのだろう。
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- PHOTO:森田直樹/アフロスポーツ