アルピーに向井慧…いまテレビ界で「隠れ売れっ子」が急増中のナゾ | FRIDAYデジタル

アルピーに向井慧…いまテレビ界で「隠れ売れっ子」が急増中のナゾ

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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バラエティ出演オファーが絶えない『アルコ&ピース』の平子祐希(左)と酒井健太。熱狂的なリスナーを多数抱える”ラジオスター”でもある
バラエティ出演オファーが絶えない『アルコ&ピース』の平子祐希(左)と酒井健太。熱狂的なリスナーを多数抱える”ラジオスター”でもある

今春、『アルコ&ピース』の冠番組がテレビ朝日系とテレビ神奈川ローカルでそれぞれ始まった。

「ピンも含めるとレギュラーはテレビが5本、ラジオが5本。準レギュラーも5本と絶好調です」(テレビ誌編集者)

彼らのように、キー局のゴールデン帯(夜7時~10時)の冠番組がないため目立たないものの、出演オファーが殺到している”隠れ売れっ子”が増加中だ。

「各局、見逃し配信を意識した若者向けの深夜番組を増やしていること、ローカル局やネット番組で人気タレントを起用するケースが増えたことが背景にあります。それらの番組にフィットするのが、『アルピー』ら、リーズナブルなギャラで実力に定評のある中堅クラスのタレントなのです」(キー局プロデューサー)

その筆頭格が『アインシュタイン』と、『パンサー』の向井慧(36)だという。

「『アインシュタイン』は、顔面インパクトが強い稲田直樹(37)がフィーチャーされがちですが、実は河井ゆずる(41)の仕切り能力、安定したツッコミ力の評価が高い。川島明(43)が新型コロナに感染した際、『ラヴィット!』(TBS系)の代役MCに起用されたのは河井でした。”ポスト・後藤輝基(47・『フットボールアワー』)”との声まで上がっています」(制作会社ディレクター)

長年、TBSラジオの顔を務めた伊集院光(54)の後任に抜擢されたのが向井だった。前出のディレクターが続ける。

「短時間の打ち合わせでも番組の意図を汲み取ってくれる。スタッフから『やりやすい!』とウケがいいですね。帯のラジオ番組でスケジュールが押さえられてしまい、テレビスタッフは残念がっていますよ。『メイプル超合金』のカズレーザー(37)も評価が高い。彼の魅力は知性とコメント力とブレない姿勢。パネラーもMCもいけますし、他の人と角度の違う発言は魅力的ですね」

若槻千夏(37)はバラエティのゲスト出演で引っ張りダコだ。

「感染対策でスタジオに呼べるタレントの絶対数が減るなか、再注目されたのが若槻でした。バラエティ黄金期に一時代を築いたトーク力やリアクションのうまさは頭ひとつ抜けています。主婦やママという肩書が加わったのも強い。頭の回転が速く、芸人MCの横でうまく場を回す女性タレントと言えば、指原莉乃(29)や小島瑠璃子(28)の名が挙がりますが、彼女たちもウカウカしていられない」(前出・制作会社ディレクター)

不祥事で仕事を減らしていたタレントにも巻き返しの機会が生まれた。

「長く謹慎生活を送っていた『アンタッチャブル』の柴田英嗣(46)の露出がグンと増えましたね。謹慎前後に得意の動物ネタで本を出版したことで、仕事の幅が広がり、情報番組や素人と絡むロケまで任せられるようになった。何よりいま、バブルが来ているのは陣内智則(48)ですよ。浮気が原因で’09年に藤原紀香(50)と離婚しましたが、うまくネタに昇華。後輩芸人でも気軽にイジることができる状況を作ったのはさすがです」

対照的なのが一発屋だ。「片っ端から仕事を受けてると飽きられるのが早い」と芸能プロ幹部は言う。悪目立ちを避けることが長生きの秘訣なのだ。「実力がある」ことが大前提だが――。

『FRIDAY』2022年5月6・13日号より

  • PHOTO結束武郎

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