<figure id="attachment_246882" aria-describedby="caption-attachment-246882" style="width: 2037px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="83761ecc"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/06/20220524-_5FJ3584.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-246882" class="wp-caption-text">入港して４日目の『エイブラハム・リンカーン』。２日後に出港予定で、甲板では隊員が設備の確認を行っていた</figcaption></figure>
<p>雨が降りしきる中、巨大な船体が静かに姿を現した――。５月21日朝10時半、神奈川県・横須賀基地に米軍の原子力空母『エイブラハム・リンカーン』が接岸した。</p>
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<p><span class="strongInContent">「全長333ｍで世界最大級のニミッツ級空母です。約80機の攻撃機などを搭載し、世界最強。目に見える脅威を示す抑止の観点で、空母は米軍の主役と言えます」（防衛ジャーナリスト・半田滋）</span></p>
<p>常駐する『ロナルド・レーガン』以外の原子力空母が横須賀に寄港するのは、12年ぶりだった昨年に続き２年連続。今回の寄港は、どのような意味を持つのか。</p>
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<p><span class="strongInContent">「『ロナルド・レーガン』が横須賀を出港して間もなく本艦が入港した。この寄港を見せつけることで中国に対し、米軍は即応体制にあることをアピールしています。大統領の訪日により、日本に注目が集まる中、横須賀に別の空母が来れば、目立ちます。寄港が長期に及ぶ場合、艦載機は岩国基地（山口県）に降ろされますが、今回は載ったまま。短期間で出港する計画だったということです」（同前）</span></p>
<p>６日間寄港した船は、26日に同基地を出港した。ここ30年で国防費を42倍以上に増やし、海洋進出を行っている中国に対するアメリカの警戒姿勢が窺(うかが)える。ロシアのウクライナ侵攻に注目が集まる中、日本近隣の緊張は高まっている。</p>
<figure id="attachment_246881" aria-describedby="caption-attachment-246881" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="adfe976c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/06/1DX_9000.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-246881" class="wp-caption-text">手前には米海軍の主力戦闘攻撃機が並ぶ。奥の黒いステルス機は、空母上で動きやすいように主翼が折り畳める</figcaption></figure>
<p>『FRIDAY』2022年6月17日号より</p>


田嶋健一　吉永陽一

世界最大級の米軍原子力空母「エイブラハム・リンカーン」が横須賀に初寄港した。この寄港を見せつけることで、周辺諸国にどのような効果を及ぼすのか。大統領の訪日もあり、より一層日本に注目が集まるであろう。

空母「エイブラハム・リンカーン」が横須賀初寄港の衝撃的意味

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