松竹芸能のドン『TKO』木本武宏の退場で注目集まるヒコロヒー | FRIDAYデジタル

松竹芸能のドン『TKO』木本武宏の退場で注目集まるヒコロヒー

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今や松竹芸能の”看板”の一人になったヒコロヒー。TKO木本への冷静な分析など、業界内では評価が高い
今や松竹芸能の”看板”の一人になったヒコロヒー。TKO木本への冷静な分析など、業界内では評価が高い

お笑いコンビ『TKO』木本武宏の“巨額投資トラブル”で、老舗芸能プロダクション『松竹芸能』にも注目が集まっている。

お笑い業界では吉本興業と並ぶ関西のお笑い事務所で社歴も古い。

業務提携の笑福亭鶴瓶を筆頭に、『よゐこ』、『ますだおかだ』、『安田大サーカス』、ヒコロヒーなどが所属している。派手な吉本と違い、松竹芸能は地道に築き上げてきた印象で、業界内の評判も悪くない。

ただ、木本の一件で謎だった松竹芸能内部に関心が集まってきた。

例えば、7月27日に放送されたテレビ東京系『あちこちオードリー』では、松竹所属の芸人みなみかわが出演。彼は“松竹のガーシー”と呼ばれ、この日の放送ではみなみかわの妻が「有能すぎる」という話題から、所属先の松竹芸能に対し「時間の問題で終わる」と爆弾発言。

MCの『オードリー』春日俊彰が慌てて

「そんなわけないじゃん!」

とフォローしたが、みなみかわは

「松竹芸能には説教部屋がある」
「お金を横領するタイプの事務所」

などと止まらなかった。

みなみかわは5月に出演した千原ジュニアのユーチューブチャンネルでも

「松竹芸能は木本さんがトップ。大阪の角座(心斎橋)ではTKOさんがいて、後輩がいるという感じだった」

「松竹の風紀委員で言えば木本さんがド~ンといる」

と告白。序列で言えば、TKOが頂点でその下に

『アメリカザリガニ』『安田大サーカス』、最下層にみなみかわら若手がいるという構図を明らかにした。

売れている『よゐこ』や、松竹の“象徴”である鶴瓶は別枠。M―1覇者の『ますだおかだ』に関しては

「岡田(圭右)さんが後輩に興味がない。悪い意味ではなく、自分のことしか興味ない」

と暴露。長年、木本が松竹芸能の引き締めを図っていたようだが、近年丸くなったことで

「いまの松竹はバラバラです」

とこぼす場面もあった。

事務所と芸人のギャラ配分についても言及。千原ジュニアに「ええんやろ?」と聞かれたみなみかわは

「良くなったんです。吉本さんのおかげで。闇営業問題と『さらば青春の光』の問題で変わった」

「さらばが辞めて売れて、闇営業問題が起きて、このままいったらヤバイことになると思って、松竹がギャラの割合を変えた」

と告白した。

松竹のドンとして君臨していたTKOが揃って“退場”となり、今後の覇権争いにも注目が集まる。序列で言えば、前出の『アメリカザリガニ』や『安田大サーカス』になるであろうが、芸能プロ関係者によると

「むしろ、注目されているのは女性芸人のヒコロヒー」

という。

というのも、ヒコロヒーが売れたのは松竹芸能においても「最大の謎」だというのだ。前出のみなみかわも動画で

「ほかの芸人みんな(ヒコロヒーが売れて)狼狽した。“何で?”って」

と売れたスキームが不明で、困惑していることを明かした。

唯一挙げるとすれば、松竹特有のピラミッドから早々と退散したことか。木本の投資トラブル発覚後、ヒコロヒーの過去の発言が話題になった。昨年3月放送の関西テレビ『マルコポロリ!』で、木本について

「後輩に“売れるのは…”とか、“芸人とは…”みたいにイキってる感じでしゃべってた。しかし、木本さんは吉本の人と一緒にいるとすごい仲良くしてヘラヘラしている」

とズバリ。

「木本さんって、私らには吹いてるんですけど、いざカメラ回って吉本さんとかと一緒になると、わざと肩組んだり、ニコニコしたりして、なんか吉本さんとの“パイプ感”出すんですよね。それが私はすごくみっともないなと思って」

と毒づき、それが嫌で東京進出したことを明かした。お笑い関係者は

「ヒコロヒーも木本にはお世話になっている。それでも時と場合によって毒舌トークができる。

今後は松竹のガチガチの序列ピラミッドから外れたヒコロヒーのような芸人が主流になってくるのでは? TKOがいなくなって『変に気を遣う必要がなくなった』という声も聞こえてきますからね」

と話す。

激動の松竹芸能。次にブレークするのは誰になるのか――。

  • PHOTO西 圭介

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