ジャニーズ事務所も導入した「コンプライアンス講習会」

連載 スタッフは見た!週刊「テレビのウラ側」Inside story of Television

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示談は成立したが、山口が被害女性と知り合った『Rの法則』(NHK)は打ち切り。多数の番組を緊急降板するなど、被害額は数億円とも言われる

未成年女性への強制わいせつで契約を解除された山口達也(46)、未成年女性との飲酒が発覚した『NEWS』の小山慶一郎(34)と加藤シゲアキ(31)など、スキャンダル続きのジャニーズ事務所が、全タレント参加のコンプライアンス講習会を実施した。

「これまで、ジャニーズはコンプライアンス講習会の類(たぐい)はあまり行ってこなかったそうです。ところが、今回の不祥事で山口は日本テレビ系のバラエティ番組、3本を降板。活動自粛となった小山は、やはり日テレ系のニュース番組『news every.』に穴をあけました。ジャニーズにとって、テレビ局は重要なパートナー。さすがに重い腰を上げざるを得なかったのでしょう。かなり厳しく指導されたようです」(芸能プロ幹部)

一般企業では定着しているコンプライアンス講習会だが、芸能界で大々的に行われるようになったのは’06年、『極楽とんぼ』の山本圭壱(50)が未成年への性的暴行で吉本興業をクビになった事件がキッカケになっているという。

「お笑いの世界では未成年との飲酒、乱交パーティーなんて珍しくなかったんですが、山本さんの事件を機に各事務所が芸人を集めて講習会を行いました。『年齢が確認できない女性とは飲まないように』と厳しく注意していましたよ」(中堅お笑い事務所スタッフ)

お笑い以外では’15年10月、コカイン所持で高部あいが逮捕された際、所属していた『オスカープロモーション』がコンプライアンス講習を行っている。

「オスカーは『25歳まで恋愛禁止』という品行方正なイメージを打ち出していただけに、高部の薬物所持は大ダメージでした。講習会ではプライベートの交友関係も厳しくチェックされたそうです。定期開催じゃないようですが、剛力彩芽の最近の言動を見る限り、SNSの指導もしたほうがいいかも」(スポーツ紙記者)

その点、吉本興業は徹底している。毎年、劇場に数百人単位で芸人を集めて、本格的な講習会を開いているのだ。

「最初は秋ごろに年1回ペースで違法薬物や未成年女性との関わり方などを指導していました。以後、『インパルス』の堤下敦さんが睡眠導入剤を飲んで事故を起こしたり、『NON STYLE』の井上裕介さんが当て逃げをしたり、所属芸人が不祥事を起こすたび、注意事項が増えていった。年々、回数も増えていって、去年から、講習会は年3回ペースになりました」(若手芸人)

ただ、それだけ厳しく指導してもトラブルは増える一方なのだという。

「SNSが発達した影響か、”証拠”を押さえたうえで事務所に直接、『××という芸人にこんな酷(ひど)いことをされた。対応しないなら訴える!』と抗議してくる女性が激増しました。週刊誌が取り上げない無名の芸人も対象になるので、数が増えているわけです。彼女がいることを隠してファンに手を出したある若手芸人は、分割で2年にわたって慰謝料を払うハメになりました……」(吉本興業関係者)

法令遵守は身を助く、なのである。

撮影:坂口靖子

Photo Gallary1

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