ガーシー「令和の岡田以蔵」宣言に小泉進次郎も巻き込む暴風の行方 | FRIDAYデジタル

ガーシー「令和の岡田以蔵」宣言に小泉進次郎も巻き込む暴風の行方

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参院選に当選も、いまだ帰国の意思を示さないガーシー。今後、議員としてどう責任を果たしていくつもりなのか…(YouTubeチャンネルより)
参院選に当選も、いまだ帰国の意思を示さないガーシー。今後、議員としてどう責任を果たしていくつもりなのか…(YouTubeチャンネルより)

ガーシー議員の“岡田以蔵”宣言が物議を醸している。

先の参院選で当選したNHK党のガーシー(東谷義和)が8月18日、現職国会議員と初コラボした。

著書『死なばもろとも』を手掛けた幻冬舎の箕輪厚介氏のおぜん立てで、相手に選ばれたのは日本維新の会の音喜多駿政調会長。対談はピリついたものになるかと思いきや、友好モードで展開した。

臨時国会を欠席したことが問題視されているガーシーが

「国は学校や企業にリモートしなさいと言っているのに国会だけ出て来なさいというのはおかしい」

と主張すると、音喜多氏は

「今の法律ルールでは出なくてはいけない。でもガーシーさんが問題提起しているのは正しい」

と一定の理解。続けて

「(国会は)ようやく委員会室にパソコンが持ち込めるようになって、本会議場はまだ持ち込めない」

と一向に進まないデジタル化を嘆いた。すると、ガーシーは

「若い議員だけでも結託しましょう。党を抜けなくていいので」

と大同団結を呼びかけ。れいわ新選組の水道橋博士、参政党の神谷宗幣副代表らの名前を挙げた。さらに自民党・小泉進次郎氏の話題になると、ガーシーは

「彼が先頭をとってくれたらいい。彼が『僕は言うこと聞きません』とやってくれたら革命になる。彼が坂本龍馬になれば、俺は岡田以蔵になって、裏でバッサバッサ斬っていきますよ」

と宣言。すかさず、音喜多氏は

「進次郎事務所に『人斬り以蔵は確保しました』と伝えます」

と反応し、盛り上げた。

「音喜多氏がすぐに懐柔されてしまったことが何より残念。白熱した議論を期待していたんですが…。最後はワケのわからない“革命軍”のような話になった。

音喜多氏といえば、過去に国会での居眠りなどが大々的に報じられたことがある。ガーシーを敵に回すより“組んだ方がいい”という判断なのかもしれませんね」(スポーツ紙記者)

さらにガーシーが自らを幕末のダークヒーロー「岡田以蔵」になぞったことに、ネット上では

《さすがに無理》
《ガーシーが攻撃しているのは弱者ばかり》

などと指摘する声が続出。唐突に“令和の坂本竜馬”扱いされた進次郎氏も困惑するしかないだろう。

そのガーシーと音喜多氏のコラボ動画だが、生配信は音声トラブルにより10分で終了。その後、新たに1時間にわたって行われ、同時接続者数は1万人を超えたが、終了後に音声トラブルがあった動画も含め、2つともBAN(削除)された。

これに箕輪氏はツイッターで

《暴露などはなく政治に関して話していただけです。さすがに基準が曖昧すぎて意味がわからないです》

と不満を述べたが、ユーチューブではいまだガーシーは“おたずね者”であるようだ。

それでもガーシーにはユーチューブコラボの依頼が次から次へと舞い込んでいるという。理由は明白で、ガーシーとコラボするとアクセスがハネ上がるから。

16日に公開されたエイベックス松浦勝人氏との動画は22日時点で160万回以上のアクセスを記録。松浦氏の普段の動画は再生回数にムラがあり、数万回から50万回前後で推移している。

同じく今月上旬に公開されたロンブー田村淳とのコラボ動画2本も200万回、100万回の再生回数をそれぞれ記録。これも普段の倍以上の数字だ。

「ユーチューバー業界は再生回数至上主義。だからガーシーは重宝されるし、接点を持ちたがる人が多いんですよね。

BANの危険はありますが、それでも魅力的に映る。政治の世界でもツイッターやユーチューブを駆使した人が勝つ時代。音喜多さんが接近するのもわかります」(中堅ユーチューバー事務所幹部)

幕末の岡田以蔵は、自身の出身である土佐藩に捕縛され、武士として切腹すら許されない屈辱的な斬首の刑に処されている。果たして“政界の岡田以蔵”はこのまま粛清されることなく生き延びることができるのだろうか――。

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