<figure id="attachment_269152" aria-describedby="caption-attachment-269152" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="64e26097"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/K5R6041sele.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269152" class="wp-caption-text">右上の絵が「世界ヤングデザイナー競技会」で最優秀賞を受賞した作品。主催する「ロールス・ロイス」社がデザイン化したのが、その左のＣＧだ</figcaption></figure>
優しい目をしたシマウマに、大きな瞳のネコ……。自身の描いた絵に囲まれ笑顔を見せる女の子は、８歳のＳａｙａちゃんだ。作品からは、小学校３年生が作ったとは思えない洗練さと独自性が伝わってくる。
「普通じゃない色を使うようにしています。キリンは黄色のイメージがあるけど、青で描いたらステキだなと思って」
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
Ｓａｙａちゃんは、海外も注目する天才画家だ。&#8217;20年10月に発表された、「未来を走る車」をテーマに16歳以下のアーティストを選出する「世界ヤングデザイナー競技会」の環境部門で最優秀賞を受賞。80を超える国の、５０００以上の作品から選ばれた栄誉だった。
Ｓａｙａちゃんが絵画の才能を開花させるキッカケは、家族で渡英中の２歳の時にあった。母親のＭａｙａさんが語る。
「もともと絵を描くのは好きな子でしたが、Ｓａｙａが描いた緑やピンクの顔の独特の自画像を見て、保育園の先生が私に話しかけてきたんです。『もしかしたら彼女にはアートの才能があるかもよ』と。それまでＳａｙａには安いクレヨンなどを与えていましたが、先生が褒(ほ)めてくれた日の帰り道に絵の具と画用紙を購入。Ｓａｙａはとても喜びました」
<h2>コロナで才能が開花した背景</h2>
<figure id="attachment_269153" aria-describedby="caption-attachment-269153" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="9b0af709"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/K5R6075sele.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269153" class="wp-caption-text">真剣な表情で絵を描く。筆だけでなく着色には綿棒なども使用</figcaption></figure>
５歳で帰国してからも、Ｓａｙａちゃんは好きな絵を描き続ける。さらなる転機となったのが、&#8217;20年４月の小学校入学だった。Ｍａｙａさんが続ける。
「新型コロナウイルスの影響で、学校が休校になってしまったんです。楽しみにしていた入学式も中止に。家にいる時間が長くなったＳａｙａは、本格的に絵を描くようになります。それまで自由気ままに描いていましたが、制作に40日間もかけることもありました」
<div data-friday-ad-slot="AD_inArticle"></div>
Ｓａｙａちゃんの集中力はすさまじい。本人が語る。
「絵を描く時は、夢中になって食事も忘れちゃう。気がついたら、寝る時間になっていることもあります」
Ｍａｙａさんも、口出しはしない。
「Ｓａｙａの自由にさせています。『早く食べなさい』などと、注意することはありません。青いキリンを描いても『キリンは黄色でしょう』と、口を挟むこともしない。彼女の想像力に任せているんです。私ができるのは画材を買うのと、オーバーに褒めることだけ。絵が完成すると『えー！　スゴくステキ!!　ママの100倍上手く描けたね』と言いながら、イスから落ちたりしてね。絵を描く道具も、娘の発想力を大切にしています。Ｓａｙａは歯ブラシでも綿棒でも、家にあるものはなんでも画材にしているんです」
Ｍａｙａさんが娘の作品をＳＮＳにアップすると、たちまち話題に。絵によっては380万回も再生されるという。ネット上でたまたま目にした「世界ヤングデザイナー競技会」で、最優秀賞を受賞したのは前述の通りだ。
「おかげ様で、国内外の多くのコンクールで賞をいただきました。Ｓａｙａの絵がすごいのは、作品一つ一つにストーリーがあること。それぞれのキャラクターに名前をつけ、性格まで考えています。頭の中に描いた物語から、色や構成を決めているようです」
Ｓａｙａちゃんに、発想のヒントはなにか聞いた。
「好きな本が多いかな。本の中に出てくるキャラクターを、自分なりに想像するんです。お話の続きがあったら、こんな風に展開したら面白いなって」
Ｓａｙａちゃんは、独特の感性でのびのびと絵を描き続ける。
<figure id="attachment_269154" aria-describedby="caption-attachment-269154" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d58b872f"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/K5R6046sele.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269154" class="wp-caption-text">本誌未掲載カット　Sayaちゃん･小学生の天才画家　Next Generation Star 第21回</figcaption></figure>
<figure id="attachment_269155" aria-describedby="caption-attachment-269155" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="62b850f2"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/K5R6088sele.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269155" class="wp-caption-text">本誌未掲載カット　Sayaちゃん･小学生の天才画家　Next Generation Star 第21回</figcaption></figure>
Profile 
さや／&#8217;14年１月生まれ。都内の名門小学校に通う３年生。趣味は読書とぬいぐるみ集め。自宅にある100以上のぬいぐるみには、すべてに名前が。ＮＰＯ法人『子供地球基金』のオフィシャルアンバサダーでもある
『FRIDAY』2022年10月21号より

小松寛之

８歳の天才画家がいます。国内外のコンクールで数々の賞を受賞したSayaちゃん。もともと絵が好きだったそうですが新型コロナがキッカケで才能が開花。驚きの独自感性を本人とお母さんが明かしました。

世界的な賞を受賞で注目！8歳の天才画家Sayaちゃんのすごさ

あなたへのオススメ