<figure id="attachment_269984" aria-describedby="caption-attachment-269984" style="width: 2834px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="fd7fa9e9"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/e681a42d1419eb56ca3d6feade19a511.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269984" class="wp-caption-text">打撃チーフコーチに抜擢された大久保氏。過去にはパワハラ騒動も</figcaption></figure>
「600打席立ったら（打率）.250は打てますよ。アイツならできる」
チーム合流２日目にして、巨人の新打撃チーフコーチ大久保博元氏（55）は積極的に動き回っている。10月16日にはジャイアンツ球場（神奈川県川崎市）で捕手の小林誠司の打撃を指導し、こう断言。直近３年の小林の打率は１割前後と低迷しているが、大久保コーチによるとミートポイントを前にして大きく振れば打力は向上するという。
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「デーブ節」も炸裂する。小林が自身の現役時代と同じ背番号「22」をつけていることを引き合いに、こうも話して報道陣を笑わせた。
「『22』をつけている選手はイケメンなの。アイツにはアピールしておきました」
明るい性格で、早くもムードメーカーになりつつある大久保コーチ。だが、打撃チーフへの抜擢は大半の関係者が予想していなかったという。
「巨人に在籍していたといっても、92年から95年の４年間だけですからね。巨人でのコーチ経験もない。関係が深いとはいえないでしょう。スポーツ紙はどこも予想していなかったと思います」（スポーツ紙担当記者）
<h2>「行き過ぎた指導」の中身とは……</h2>
<figure id="attachment_269989" aria-describedby="caption-attachment-269989" style="width: 2424px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="6b91a1d9"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/jpp031288414.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269989" class="wp-caption-text">19年までコーチをしていた鈴木氏。「一身上の都合」で退団（画像：時事通信社）</figcaption></figure>
各紙が予想しなかったのは当然だろう。大久保氏は、過去に問題を起こしているのだから。
「西武の２軍打撃コーチをしていた10年に発覚した、パワハラ騒動です。同年７月に、西武が大久保コーチに不適切な行為があったと発表。本人への聞き取りから、暴力によるトラブルがあったことが認められました。現在ブルージェイズにいる、菊池雄星らへの行き過ぎた指導があったといわれています。
大久保コーチは有能な指導者ですが、ハリきりすぎるところがある。巨人でも行き過ぎた指導をしないか、選手たちも不安だと思います」（同前）
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今季の巨人はチーム打率、防御率ともにリーグワーストで５年ぶりのＢクラスに沈んだ。責任をとる形で、打撃兼内野守備担当の村田修一氏ら６人のコーチが退任。メンバーが大きく入れ変わったが、過去にトラブルがあった新コーチは大久保氏だけではない。
<div data-friday-nextpage-lead="原監督が「いわくつき指導者」を起用する理由"></div>
<figure id="attachment_269992" aria-describedby="caption-attachment-269992" style="width: 1000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="4bad1e36"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/e51c57d3f13936fc1fa8e6737c2e24b2.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269992" class="wp-caption-text">中日や横浜などでコーチ歴も長い阿波野氏</figcaption></figure>
「外野守備兼走塁コーチに就任した鈴木尚広さん（44）です。鈴木さんは、巨人で同じ役職だった19年10月に『一身上の都合』を理由にコーチを辞任しています。要因とされたのが『週刊新潮』（同年10月17日発売号）で報じられた、不倫と重婚疑惑です。現在は、女性問題をクリアにしたと聞いています。
新投手コーチの阿波野秀幸さん（58）にも、不安要素がある。阿波野さんは04年から05年にかけて、巨人の１軍で投手コーチを務めていました。しかし両年のチーム防御率は4.50、4.80と２年連続で球団ワーストを更新。指導能力に疑問符がつきました」（球団関係者）
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全権を委任されている原辰徳監督は、なぜ「いわくつき指導者」たちを起用したのだろう。
「昨オフに投手チーフコーチに抜擢した桑田真澄さんもそうですが、原さんは周囲が考えもしないサプライズ人事を好みます。あえて疑問符がつく人物を登用することで、チームに化学反応を起こそうとしているんです。特に巨人の若手には大人しい選手が多いので、刺激を与えようとしているんですよ」（同前）
原監督なりに考え抜いた末の異例大刷新。果たして吉と出るだろうか。
<figure id="attachment_269996" aria-describedby="caption-attachment-269996" style="width: 2464px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="067a8282"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/b45c1ca9991aa27176a01e56bdfc2745.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269996" class="wp-caption-text">大久保氏は東京・新橋で肉料理店を経営する</figcaption></figure>

青沼修治　川柳まさ裕　西崎進也　時事通信社

巨人のコーチ陣が６人も退団し大改造。しかし新メンバーには過去にトラブルを起こした指導者も多い。パワハラに不倫、球団ワースト記録……。大きくテコいれした巨人首脳陣の不安要素です。

不倫にパワハラ…巨人コーチ大刷新「新メンバーの不安すぎる要素」

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