香川照之の不在で脚光を浴びる「意外な俳優たちの名前」 | FRIDAYデジタル

香川照之の不在で脚光を浴びる「意外な俳優たちの名前」

スタッフは見た!週刊テレビのウラ側

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『半沢直樹』で大物悪役の地位を確立。『六本木クラス』(テレビ朝日系)、『アトムの童』と2クール連続で主人公の敵役を任されるはずだったが
『半沢直樹』で大物悪役の地位を確立。『六本木クラス』(テレビ朝日系)、『アトムの童』と2クール連続で主人公の敵役を任されるはずだったが

銀座クラブのホステスへの性加害報道を受け、レギュラー番組やCMから降板するハメになった香川照之(56)。出演予定だった10月クールのドラマ『アトムの童(こ)』(TBS系)は、代役にオダギリジョー(46)が立てられた。

「『アトムの童』はTBSの看板枠、日曜劇場のドラマ。香川の役どころは山﨑賢人(28)演じる主人公と敵対するインターネット検索サービス会社社長でしたが、すでに撮影が始まっていたため、撮り直しになりました。

主演映画『宮松と山下』は撮了していたので予定通り11月中旬から公開されることになりましたが、スポンサーの意向が強く反映される地上波ドラマへの出演はしばらく厳しいでしょう」(広告代理店関係者)

香川のスキャンダル報道を受け、一部の芸能事務所では所属タレントの身体検査が行われた。

「暴露系ユーチューバーの”ガーシー”こと東谷義和参議院議員(51)が出てきたときにも身体検査をしましたが、今回あらためて”プライベートでの行動に気をつけろ””悪いウワサがあるタレントには近づくな”とクギを刺しました。

現在、コロナ禍でドラマがクランクアップした際に行われていた打ち上げが中止になっていますが、コロナが収束しても打ち上げはナシにしてほしいと思っている事務所は少なくないですよ。俳優やタレントたちは、打ち上げ会場で親しくなりますからね」(芸能プロ幹部)

香川は悪役を演じさせたら右に出るものがいない名優だけに、彼の不在はドラマ界にとって大損失かと思いきや――制作会社ディレクターは「そこまで被害は大きくない」と首を振る。

「撮影が始まっていなければギャラは発生しないので、ひっそりキャスト変更すればいい。香川さんはメインキャストだから、作品を掛け持ちすることもない。木下ほうか(58)のような掛け持ち出演が珍しくないバイプレイヤーがスキャンダルを起こすほうが、現場には痛手ですね」

むしろ、今回の香川ショックにより「実力派俳優たちが飛躍する」とキー局プロデューサーは見ている。

「スポンサーは、実力があっても知名度の低い俳優は敬遠するので、どうしても悪役=香川照之のような同じキャスティングが続きがちになる。香川の退場によって、脇でドラマを支えてきた実力派俳優たちにスポットライトがあたるチャンスが巡ってきているのです。

いまポスト香川として名前が挙がっているのはW橋本。『劇団☆新感線』所属の橋本じゅん(58)と、同劇団出身の橋本さとし(56)ですね。香川と同じ歌舞伎役者では、放送中の『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)で半グレ集団のボス役を好演中の尾上松也(37)なども存在感を増しています」

このまま香川は消えていくのか。

「12月の市川海老蔵(44)の十三代目市川團十郎白猿襲名公演で市川中車として復帰するのではないかと報じられています。主演映画の『宮松と山下』が海外の映画祭で高い評価を得ていますから、Netflixなど海外の配信メディアからのオファーはあるかもしれません」(前出・広告代理店関係者)

香川の復帰までを追ったドキュメントは、下手なドラマより面白いかも?

(「FRIDAY」10月28日・11月4日合併号より)

  • 撮影原 一平

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