阪神・西や西武・森は難航…巨人の大補強「獲得を狙う意外な選手」 | FRIDAYデジタル

阪神・西や西武・森は難航…巨人の大補強「獲得を狙う意外な選手」

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今年のドラフトで目玉選手の一人、高松商の浅野翔吾との交渉権を獲得し笑顔の原監督。大型補強にも乗り出しそうだ(画像:時事通信社)
今年のドラフトで目玉選手の一人、高松商の浅野翔吾との交渉権を獲得し笑顔の原監督。大型補強にも乗り出しそうだ(画像:時事通信社)

6人のコーチが退団し大久保博元氏や阿波野秀幸氏らが新メンバーとして加入するなど、首脳陣を刷新した巨人。次に乗り出すのが、大物選手による大型補強のようだ。

「昨オフに山口寿一オーナーは『FA選手はとらず外国人選手と若手の底上げで戦力強化を図る』と、『育成と発掘』を宣言しました。しかし今季の巨人は、若手が伸び悩み外国人投手は期待外れだった。

その影響から5年ぶりのBクラスに低迷し、原辰徳監督の政権下で初めてクライマックスシリーズ進出を逃しています。『振り向けば中日』と、一時は45年ぶりの最下位転落の危機に瀕していたんです。今オフは方針を転換し、豊富な資金力でFA選手の積極的な獲得へ踏み切ると思います」(球団関係者)

今季のFA権保有選手には、大物が多い。阪神の先発の柱・西勇輝、西武の正捕手・森友哉、日本ハムの好打者・近藤健介……。阪神の西が髪を黒く染めたのは巨人への秋波と考えられるなど、当初は軒並みジャイアンツが獲得するのではとの予想もあった。

獲得競争で巨人の先をゆく球団

ところが、現実はそれほど甘くないようだ。

「阪神の新監督に就任した岡田彰布さんが、フロントへ『(西を)是が非でも残してほしい』とアピールしているようです。西はこの2年、6勝9敗、9勝9敗と貯金を作れていませんが、相手チームがエース級を当ててくるからという事情があります。6回を投げ自責点3以内のクオリティスタートが多く、しっかりゲームメイクができる。阪神はそれなりの条件を提示し、全力で引き留めに動くと思います。

西武の森はFA権の行使が濃厚ですが、獲得競争で一歩リードしているのはオリックスです。森の地元・大阪を本拠地とする球団ですし、本人も少年時代にオリックス・ジュニアに所属していました。沢村賞を獲得した山本由伸など力のある投手をリードでき、捕手としては魅力のあるチームでしょう」(スポーツ紙担当記者)

以前のように、巨人のネームバリューとステイタスで選手が集まる時代ではないようだ。来季は首位奪還を狙う巨人としては、決して楽観できない状況だろう。獲得に動きそうなのは、FA選手ばかりではない。

「8月に3度目のメジャー戦力外通告を受けた、筒香嘉智(ブルージェイズ傘下)です。米国投手の速球にまったくタイミングが合わないことが露呈し、メジャー再昇格は難しいでしょう。日本球界復帰となれば、長年4番を務めた古巣ベイスターズが手を挙げるでしょうが、現状ではレギュラーになるのは相当困難です。筒香が守る一塁あるいは外野には佐野恵太、オースティン、さらには牧秀悟やソトが入ることもありますから。

巨人には岡本和真や中田翔など右の強打者はいますが、左の和製大砲は育っていません。日米で経験豊富な筒香は、若い選手の多い巨人にとってぜひ欲しい存在です。『侍ジャパン』でともにプレーした中田翔との関係も良好で、筒香にとっても居心地の良いチームだと思います」(同前)

2年連続で優勝を逃した巨人。3季連続となれば、17年の高橋由伸監督の時以来の不名誉となる。汚名返上のため、オフは大胆な動きをみせそうだ。

  • 写真時事通信社

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