回復したというが…ゆりやん「退院後の生活と消えない懸念」
「本来、ゆりやんさんは背中から落ちるはずでした。ところが、何十回も撮り直しが続く中で投げる側の役者さんも疲れ、角度が付けられず頭から落ちてしまう……というのが続いていました。キャストや監督も来年の予定が決まっており、撮影を先延ばしできないとあって制作陣もキャストも焦っていたのだと思います」(ドラマ関係者)
10月27日、Netflixオリジナルドラマ『極悪女王』で主人公のダンプ松本役を務めるゆりやんレトリィバァ(32)が緊急入院していたことが明らかとなった。ゆりやんは、10月21日、千葉県の体育館で1日中プロレスシーンの撮影中に頭から落ちる動きを100回以上繰り返していたという。その3日後、彼女は我慢できないほどの頭痛を訴え、病院へ。検査の結果、2週間は安静にするよう指示を受けていた。
一部では”一人でトイレに行けない状態“だとも報じられ、今後の芸能生活すらも危ぶまれた。
「色々と報道されていましたが、本人はいたって元気です。31日の午前中に退院した後、すぐに元気な旨をSNSで報告しました。すでに自分の荷物を持ち、一人で移動もできています。現在は自宅療養中で、本人は早く仕事に復帰することを望んでいるようです」(芸能プロ関係者)
前出・関係者はこう続ける。
「脳自体には異常がなく、脊髄に痛みがあったようです。プロデューサーたちは、脊髄に関しては、今回の撮影が原因ではなく慢性的なものといっていますよ。ゆりやんを投げたキャストはかなり自責の念に駆られているようなので、彼女への配慮もあるのかもしれませんが」
制作陣は、ゆりやんの来年5月のスケジュールをおさえ、撮影を組みなおしている最中だ。事故が起きた後も、現場スタッフとゆりやんの関係は良好で、11月1日に32歳の誕生日を迎えた彼女に向け、スタッフらは寄せ書きを作成したという。しかし、懸念は消えない。
「演者とスタッフの関係性はいいようですが、事故が起きたのは事実です。このまま撮影が続けられるならば、なぜこのような事故が起きてしまったのか検証は不可欠でしょう。しかし、撮影スケジュールもギリギリで、そうした検証、対策が十分に行われるかは不透明です。ゆりやんにとっても、また共演者の唐田えりか(25)や剛力彩芽(30)にとっても大事な作品ですから、なんとしてもお蔵入りは避けたいところでしょうが…」(同前・芸能プロ関係者)
ドラマが無事クランクアップする日は来るのだろうか……。
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- 写真:島颯太