<figure id="attachment_274493" aria-describedby="caption-attachment-274493" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a775df65"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/2022070903279.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-274493" class="wp-caption-text">週120時間働くと豪語するマスク氏が執り行う大改革。賛否両論が吹き荒れるが、経営は果たして上向くのか</figcaption></figure>
電気自動車で巨万の富を掴み、民間宇宙旅行という人類の夢を叶えた男が次に欲するものとは――。
『テスラ』『スペースＸ』などの創業者として知られるイーロン・マスク氏（51）が、前代未聞の大ナタを振るっている。10月末に440億ドル（約6兆4500億円）でツイッター社を買収してCEOに就くや否や、独断専行の大改革に着手した。
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「９人の取締役全員を解任し、全社員の半分にあたる約3700人にも″即クビ″を宣告しました。また、サービス面では『認証バッジ』を月額８ドルの課金制にし、なりすましと認定したアカウントは永久凍結にするなど、賛否両論の改革を打ち出しました」（全国紙経済部デスク）
米中間選挙前の出来事とあって、マスク氏の意図を図る声がSNSに溢れた。ツイッターに差別的な投稿が増加したとの指摘もあり、マスク氏は自身のアカウントで野党・共和党に投票するようつぶやくなど、政治的な思惑がちらつくのを警戒する向きもある。
そもそも、ツイッター社は２年連続の赤字決算で、一見巨額買収するほどのメリットがない企業のように思える。だからこそ「政治利用」という憶測も出るわけだが、実際にはビジネス上の「算段」があるのだ。『百年コンサルティング』代表の鈴木貴博氏は次のように言う。
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「実はテスラの自動運転車とSNSにはシナジーがあります。マスク氏が掲げる、AIを駆使した『コネクテッドカー』は、最終的に自動車の各部品が道路状況や故障などを自発的に言語化、共有してビッグデータを生成する存在になります。いわばクルマが『つぶやく』時代に、世界有数のSNSであるツイッターが傘下にあるのは有利だと考えているのでしょう」
現状に飽き足らず、さらなる領土拡大を目指すのが&#8221;マスク帝国&#8221;の狙いだ。
<figure id="attachment_274494" aria-describedby="caption-attachment-274494" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="0a9bb4b8"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_202356759.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-274494" class="wp-caption-text">現地時間４日から人員整理が進められ、世界各地の社員から「解雇された」旨の投稿がツイッターに相次いだ（写真は米本社）</figcaption></figure>
『FRIDAY』2022年11月25日号より

アフロ　共同通信社

イーロン・マスク氏がツイッター社を買収してCEOに就くや否や、取締役全員を解任、全社員の半分を解雇するなど大改革に着手した。政治利用のための買収ともみられたが、彼のビジネス上の「算段」があるようで―？

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