<figure id="attachment_279317" aria-describedby="caption-attachment-279317" style="width: 2309px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="2578790f"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/KW2_0494-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-279317" class="wp-caption-text">スペイン戦勝利後、ツイッターで「優勝するよ!!」と投稿。彼の大胆な発言に日本中が大きく盛り上がった</figcaption></figure>
今大会、日本の決勝トーナメント進出の立て役者は、間違いなくチーム最多の２得点を決めた堂安律（24）だった。
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試合後のインタビューでの「優勝を目指してます」「俺が決めるしかないと思ってました」などの発言からヤンチャ男とも見られがちだが、堂安はただのビッグマウスではない。その裏にあるのは、数々の挫折を乗り越えて得た自信だ。元ガンバ大阪で、若手時代の堂安を知る解説者の木場昌雄さん（48）が言う。
「堂安は小学校４年生の時にセレッソ大阪の入団テストに落選し、最初の挫折を味わっています。その悔しさをバネに練習を重ね、中学校に上がる頃にはセレッソ含む多くのクラブからオファーがあった。堂安はその中からセレッソではなくガンバを選んだんです。あえて自分を落としたチームのライバルチームに行くのが彼の負けん気を表していますね」
ガンバ大阪を経て、’19年にオランダＰＳＶに移籍。ここでサッカー人生で初めて″試合に出られない″という経験をする。しかしそれでも、堂安が腐ることはなかった。小学生の時に所属した西宮少年SSでコーチを務め、14年来の親交が続く早野陽さん（38）が当時を振り返る。
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「律に会いにオランダに行った時、本当は自分のことを話したいはずなのに、僕の誕生日でルイ・ヴィトンのバッグをくれました。昔から自分に厳しい分だけ、人にはとんでもなく優しい奴でしたね」
今年の３月には日本代表から落選。Ｗ杯出場は絶望的かと思われたが、堂安は「俺に注目していないなんてもったいないですよ。だって考えてみてください。もし漫画やドラマだったら、３月に代表落ちした時点で、Ｗ杯本番で活躍するのは俺、という展開になりそうじゃないですか？」とインタビューに答え、見事に有言実行してみせた。
「律は、一言でいうなら″純粋″。ビッグマウスと取られがちな発言も、彼の純粋さゆえ。Ｗ杯優勝も、そこに向けて努力してきた律は、届かない目標ではないと確信していたのでしょう」（早野さん）
数々の壁を乗り越えてきた堂安は、世界の強豪にも臆することなく、その左足でゴールをぶち抜いた。
<figure id="attachment_279316" aria-describedby="caption-attachment-279316" style="width: 2090px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="ad573966"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/IMG_2155-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-279316" class="wp-caption-text">「律はカラオケで『栄光の架橋』を熱唱したり『ペーパー・ハウス』を分析したり、面白いことが好きな関西人です」（早野さん・左）</figcaption></figure>
<figure id="attachment_279315" aria-describedby="caption-attachment-279315" style="width: 796px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="984e2483"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/IMG_2153-2.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-279315" class="wp-caption-text">’11年の堂安。幼少期は８歳上と３歳上の兄に連れられて、末っ子の堂安は兄と毎日のように公園でサッカーをしていたという</figcaption></figure>
『FRIDAY』2022年12月23日号より

JMPA代表撮影

サッカーW杯でチーム最多の2得点をあげた堂安律。”ビッグマウス”と評されがちな彼だが、それは負けず嫌いで純粋な性格な故。彼をよく知る人物は、その裏側にあるエピソードを語ってくれた――。

「入団テストに落選」「誕生日にヴィトンのバッグ」堂安律”ヤンチャなエース”の挫折と秘話

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