奇抜ヘアに高級車、奔放発言…オコエ瑠偉「紳士のチーム」巨人で不安視される厳しい現実 | FRIDAYデジタル

奇抜ヘアに高級車、奔放発言…オコエ瑠偉「紳士のチーム」巨人で不安視される厳しい現実

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奔放な言動で首脳陣からたびたび苦言をていされたオコエ(画像:共同通信社)
奔放な言動で首脳陣からたびたび苦言をていされたオコエ(画像:共同通信社)

驚いた人も多いだろう。12月9日に非公開で行われた「現役ドラフト」での、巨人による楽天・オコエ瑠偉(25)の獲得だ。

「意外にオコエと巨人の縁は深いんです。オコエは小学校6年の時に、ジャイアンツジュニアのメンバーに選ばれています。N P Bジュニアトーナメントにも出場。それまでは捕手でしたが、オコエの走力と肩を見込んだジャイアンツジュニアのコーチの勧めで外野手に転向しました。

巨人の補強ポイントにも合っています。外野陣でレギュラーが確定しているのは、丸佳浩とウォーカーぐらい。ドラフト2位で慶應大学から入団した萩尾匡也、新外国人ブリンソン、広島から移籍した長野久義、育成契約からの復活を目指す梶谷隆幸らが候補ですが、いずれも活躍できるかは未知数です。原辰徳監督も、オコエに対し『補強ポイントを埋めることができる有力選手』とコメントし期待を寄せています」(球団関係者)

オコエの身体能力の高さは、誰もが認めるところだろう。遠投120mの強肩に2.0以上の視力、50m走5秒96、スイングスピード157km……。だが楽天は外野陣が鉄壁。島内宏明、西川遥輝、辰己涼介と層が厚く、今季のオコエは1軍出場がわずか6試合とチャンスに恵まれなかった。

「オコエにとっての巨人移籍のメリットは、出場機会が見込まれるだけではありません。走塁のスペシャリスト、一軍外野守備兼走塁コーチとして鈴木尚広さんがいることも大きい。現役時代の鈴木コーチの走塁技術は、球界でもトップクラスでした。指導を受ければ、オコエのスピード感にさらに磨きがかかるでしょう。

巨人は過去に暴行事件を起こし、『もうダメだ』と言われていた中田翔を日本ハムから獲得し再生させた実績があります。オコエの覚醒にも自信があるのでしょう。今季4位と低迷したチームの人気回復にも、オコエは一役買ってくれるはずです」(同前)

2年連続で購入した年俸以上の高級外国車

楽観視ばかりもしていられない。今回の移籍は、あくまで活躍の機会がなく戦力として認められない選手が候補になった「現役ドラフト」によるもの。本当に巨人がオコエを必要としていたなら、通常のトレードで獲得していただろう。特に不安視されるのが、「紳士のチーム」巨人でのオコエの言動だ。

「象徴的なのは奇抜な髪型です。新人の時からモヒカンスタイルで大きなヘッドホンを首にかけて球場入りするなど、注目されていました。19年には当時の楽天・平石洋介監督からこう注意されています。『ふざけた髪型でキャンプインするなら、オレが髪を切ってやる』と。もちろん髪型は個人の自由ですが、組織にも文化やルールがありますからね。

年俸以上の高級車を買ったことでも、話題になっています。17年にBMWのスポーツカータイプで、約2000万円する『I8』を購入。翌年には、1500万円の高級外国車マセラティのSVU型『レバンテ』を買いました。報道陣から目標とする選手を聞かれ『ウサイン・ボルト』と答える陽気さはありますが、どうしても浮ついた印象を受けてしまうんです」(スポーツ紙担当記者)

「順調すぎるぐらい順調に成長している」と自分を肯定する一方、コーチや監督から注意を受けるとフテ腐れてしまう態度も問題視されてきた。楽天の石井一久監督は、たびたび「考えが甘い」「自己評価が高い感じがする」と苦言をていしている。

「楽天では頰から口元にかけヒゲを生やしていましたが、巨人では認められないスタイルです。注目度も楽天とはケタ違い。奔放な発言をすれば、スグにメディアに書かれファンから非難を受けるかもしれません。自由でのびのびした性格のオコエが、規律が厳しく注目度の高い巨人で息苦しさを感じてしまわないか心配になります」(同前)

巨人への移籍が決まり「心機一転頑張りますので、これこらも応援よろしくお願いします」とコメントしたオコエ。活躍できるかどうかは、言葉通り気持ちを根本から変えられるかにかかっているようだ。

  • 写真共同通信社

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