『アンジャッシュ』渡部建 ネットTVで最高視聴数記録も「キー局復帰」がまだ厳しい理由 | FRIDAYデジタル

『アンジャッシュ』渡部建 ネットTVで最高視聴数記録も「キー局復帰」がまだ厳しい理由

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芸能界復帰したにもかかわらず、いまだキー局には出演できていない『アンジャッシュ』渡部建
芸能界復帰したにもかかわらず、いまだキー局には出演できていない『アンジャッシュ』渡部建

妻である佐々木希が第2子を妊娠したことが発表され、祝福ムードに包まれたが、そのタイミングで夫・渡部建も精力的に動き出した。

『超一流の会話力』というビジネス本を出版したのに続き、立て続けにインターネット番組に出演し注目を浴びている。しかも視聴者からは渡部を再評価する声が多数上がっている。

不倫報道から1年7か月たった今年の2月に千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』でテレビ復帰した渡部だが、その後キー局地上波での復帰はまだ叶っていない。

先月、インターネットTV『ABEMA』で『くりぃむしちゅー』の有田哲平がMCを務める新番組『有田哲平の引退TV』が始まり、第1回目のゲストが渡部だった。番組のコンセプトは、有田が近い将来引退するにあたって、渦中の人物に引退を勧める、というちょっと趣向の変わったバラエティー番組なのだが、

「二人は駆け出しのころに同居までしていたほど仲良しだったことはよく知られています。ゲストに渡部さんを呼んだのは、彼の窮状を見かね、何とか力になりたいという有田さんの温情だと思います。制作サイドとしても話題になって数字が取れると踏んだのでしょう」(キー局プロデューサー)

ここ最近『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に代表されるインタビュー番組が増えているが、『有田〜』も同じようにゲストからプライベートのエピソードや裏話を聞きながら番組が進行していく。他の番組と異なるのは、ゲストに“引退”を勧めるところ。有田が話を聞きながら、渡部にひたすら引退を迫る、が、当然渡部は応じない。

確かに引退をめぐる二人の攻防は、これまで見たことのない“トーク番組”となっており、視聴者からは《面白かった!》という声が上がっていた。

その後、『千鳥』がMCを務める同じABEMAの『チャンスの時間』に出演。もと“グルメ王”渡部に食レポをさせ、千鳥が“不倫報道”も絡めて面白おかしく渡部をいじり倒していた。

確かに面白く、同番組は『ABEMA・バラエティ番組史上最高視聴数』を記録。視聴者からは、

《反省してるのに食リポうますぎて草》
《しかし、食リポが上手だなぁ~ グルメ仕事の技術はさすがだね》

と、渡部を絶賛する声が多かった。

両番組とも好評だったことで、渡部は数字が取れることが判明したのだが、はたしてキー局地上波復帰に一歩近づくことができたのだろうか。

だが、実のところネットで両番組に寄せられたコメントは渡部を絶賛するものばかりではなかった。『有田〜』では

《久しぶりに見た渡部がげっそりしていて、かなり老けた。悲壮感が漂っていて、引いた》

という声が上がっていた。

『チャンス〜』を観た視聴者からも

《わざと悲壮感を出して、同情を買おうとしている感じに見えた。なんにでも謝罪し眼はウツロ 反省してます感を出しすぎ》

との声が。キー局のプロデューサーは、芸人仲間の上手なイジりによって笑いを取るという点ではABEMAの番組は成功したとした上で

「ただ、渡部本人には悲壮感しかなく、反省の弁だけで気の利いた返しはできていない。こんなパターンがいつまで持つか。妻の佐々木さんもそんな渡部さんを見ているのは辛いでしょう。かといって渡部さんが開き直って、騒動を茶化したりしたら反発を食らうのは間違いない。現段階で、渡部さんをあの騒動に絡めてイジり、笑いを取りにいくのは地上波ではハードルが高すぎます。

一瞬笑いを取ったとしても、その何倍ものクレームが来ると思います。芸能界の不倫騒動は数あれど渡部さんの不倫だけは笑いに変えるのは絶対NGだと、多くのテレビマンは分かっています。渡部さんが番組に出演した場合、全く騒動に触れないということは難しい」

また、渡部の周りに優秀なブレーンがいないのでは、と言うのは老舗芸能事務所幹部だ。

「機を読むのが下手というか、タイミングが掴めていないし、的確なアドバイスをしてくれる人がいないのではないでしょうか。報道が出たときから、極秘にしていたテレビ出演がバレて緊急記者会見を開くまで、対応がうまくできていなかった気がします。今回もそうです。100歩譲ってビジネス本を出すのはいいとしても、今じゃないのでは。

2年も我慢したんだから、という気持ちも分かりますが、逆に2年も我慢できたのだから焦らずもう少し辛抱してもいいのかと思います。そして原点に返って、お笑いネタで復帰してもらいたいです」

多くのファンは、不倫騒動をネタにしてイジられるのではなく、『アンジャッシュ』としてネタを披露し、笑いを届けてくれることを望んでいるのではないか。それは渡部も分かっているはずだがーーーー。

  • 取材・文佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • PHOTO島 颯太

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