<figure id="attachment_290956" aria-describedby="caption-attachment-290956" style="width: 2221px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a24f9be6"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/KIN_0363.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-290956" class="wp-caption-text">見事、メジャー契約を掴みとり、先発を任されることとなり「感慨深い」。</figcaption></figure>
「日本人メジャーリーガー」と言われて、思い浮かぶ最も古い記憶は……？
今季、新たに３人の日本人メジャーリーガーが誕生した。そのなかのひとり、オークランド・アスレチックスに加わった藤浪晋太郎（28）の「最も古い記憶」は野茂英雄（54）の雄姿だという。
「デーゲームのドジャースタジアムでのトルネード、ですかね。イチローさん（49）が活躍している記憶も鮮明に残ってます。印象深かったのが松井秀喜さん（48）。『ヤンキースに行くねや！』って驚きましたもん。レッドソックスとの”ゲームセブン”とか、松井さんはポストシーズンで大活躍しているシーンが思い浮かびますね」
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アスレチックスは、すでに最高峰のメジャーリーガーとなっている大谷翔平（28・エンゼルス）と同じアメリカン・リーグ西地区に所属。入団会見でさっそくツッコまれると、藤浪は「世界最高の選手の一人」「楽しみにしている日本のファンの方もいると思うので、チャンスがあれば思い切って勝負したいなと思います」と謙遜し、質問者の「三振を取ってください」とのリクエストには「全部敬遠します」とジョークで返した。自分を落とすことで笑いを取った形だが……報道陣が誰もいない東京の片隅で、本誌記者と一対一でやり取りした際の言葉にはプライドが滲（にじ）み出ていた。
――大谷選手とは連絡を取っていますか？
「取ってないです」
――連絡先は知っている？
「はい、一応知っています」
――向こうから連絡は？
「ないですね。もしアメリカで話す機会があれば……色々教えてほしいですね」
友だちではない。プロ入りして10年が過ぎ、どらだけ互いの立場が変わっていても、二人は強烈に意識し合うライバルなのだ。
<figure id="attachment_291027" aria-describedby="caption-attachment-291027" style="width: 6000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="e0493838"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/aflo_208451838-2.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-291027" class="wp-caption-text">巨額契約をまとめた剛腕代理人のスコット・ボラス氏と握手。決め手は「一番自分を高く評価してくれたから」</figcaption></figure>
<div data-friday-nextpage-lead="アメリカに連れて行く女性は？"></div>
メジャーへ挑戦するにあたり、藤浪が誰にも相談できなかったことは、本誌既報の通り（本記事の末尾に再録）。両親に伝えたのも昨年夏だったという。
「両親にメジャーにチャレンジしようと思ってんねん、と話したら、『いいんやない？　人生1度きりやし、チャレンジしておいで！』と背中を押してくれました」
――お父さんに「嫁さんを連れて行けよ」とは言われませんでしたか？
「全然言われてないです(笑)」
――28歳だと結婚はまだ早いですかね。
「早くもないですけど……ま、いっかなと。アメリカ人女性と結婚！？　まぁ、極端な話、別にそれでもね(笑)」
<figure id="attachment_291020" aria-describedby="caption-attachment-291020" style="width: 2904px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b8be25ca"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/KIN_0299999928.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-291020" class="wp-caption-text">メジャーに評価された160㎞のフォーシームと高速スプリットを炸裂させる！</figcaption></figure>
契約内容は年俸325万㌦（約4億1900万円）プラス出来高100万㌦（約1億3000万円）。一年通してローテーションを守るなどの条件をクリアすれば5億5000万円と昨季年俸の10倍という巨額マネーをゲット可能だ。
ここ数年、ネット上に溢れていた「環境を変えたほうがいい」「藤浪はトレードに出してあげるべき」との一部ファンの声に応える”環境の激変”となった。
「ハハハ。ネットの書き込みは見ないようにしていましたし、気にしてないですよ。ただ皆さん、予想外というか意外だったんじゃないですかね。ただ、もし阪神に残っていたとしても、先発をやれてなかったかもしれませんし、そもそも岡田彰布監督（65）の眼中になかったかもしれないですね。メジャーは投高打低と言われていますけど、打者が一発狙いになっているだけであって、自分は投高とは思っていないです。ＮＢＡでも3ポイントシュートが流行っている。一発狙い、大物狙いは、いまのアメリカのプロスポーツの傾向なんでしょうね。僕はこれまで、自分がいるステージより上の環境に飛び込むことで成長してきた。それが性に合っているんです。メジャーでも自分にムチを入れて、いろいろ勉強して成長したいですね」

鬼怒川 毅

アスレチックスの先発陣に加わった藤浪への独占インタビューの第二弾。ライバル・大谷翔平や家族、結婚についてのＦＵＪＩＮＡＭＩの考えとは？！

独占第二弾！アスレチックス移籍の藤浪晋太郎が語った「大谷翔平と家族と結婚のこと」

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