2人の投げ合いが見られる!大谷翔平&藤浪晋太郎 11年前の初々しすぎる「丸刈りツーショット」写真
日本時間の3月1日、アリゾナ州メサで行われるMLBのオープン戦で、エンゼルスの大谷翔平(28)とアスレチックスの藤浪晋太郎(28)の両投手が先発することが決まった。これを明言したアスレチックスのマーク・コッツェイ監督は、報道陣に
「2人の投げ合いは、間違いなく大きな盛り上がりとなるだろう。2人が同じ試合でマウンドに立つのは久しぶりのことだ。スプリングトレーニングの試合とはいえ、エキサイティングだね」
と話した。
二人が投げ合うのは、実に9年ぶりのことだ。最後に投げ合ったのは2014年7月19日のオールスター(甲子園球場)で、大谷は1回3安打1失点。藤浪は2回4安打4失点とお互いに振るわなかったが、この年、大谷は11勝、10本塁打で日本プロ野球史上初となる「2桁勝利、2桁本塁打」を記録。一方の藤浪も、11勝をあげ、2年連続の2桁勝利となり、二人はセ・パ両リーグを代表する投手として日本のプロ野球を盛り上げていた。そんな二人の最初の投げ合いは高校3年生の時。これも甲子園球場だった。
「大谷は花巻東(岩手)のエースで当時から160キロを投げる投手として、藤浪は大阪桐蔭(大阪)で優勝候補のエースとして注目されていました。2012年3月21日、選抜高校野球選手権1回戦で当たり、大阪桐蔭が9対2で勝利。藤浪は被安打8、奪三振12で2失点に抑えました。一方、大谷は7安打11三振でしたが、四死球を11も与えてしまい自滅してしまいました」(スポーツ紙記者)
その年の8月、二人は「第25回IBAF18U世界野球選手権」に参加する高校日本代表メンバーに選出された。壮行会で二人は取材陣にせがまれ、丸刈り姿で肩を組み、カメラに初々しい笑顔を見せていた。
「当時、藤浪は甲子園春夏連覇の優勝投手で、代表チームのエースとして期待も大きく、取材にも慣れている様子で堂々としていました。一方の大谷はマウンド上では闘志むき出しですが、普段はおっとりしている性格なので、かなり恥ずかしそうにしていましたね」(スポーツ紙カメラマン)
翌年、大谷は日本ハムファイターズ、藤浪は阪神タイガースに入団。プロ2年目の2014年3月に甲子園以来の2度目の投手としての直接対決が実現する。結果は、大谷が5回を2安打1四球4奪三振1失点に抑えたのに対し、藤浪は、5回を9安打1四球6奪三振で5失点を与え、軍配は大谷に上がっている。
その後、大谷は投打に大きく飛躍し、今やMLBを代表する選手に。一方の藤浪は、2016年より不調に陥り、ここ数年は本人の満足のいく活躍ができなかった。MLBデビューも日本国内ではいまだ懐疑的な見方が多い。しかし、チーム首脳陣の評価は鰻登り。チームのエマーソン投手コーチは、
「高い潜在能力を持っているし、アジャストできるだろう」(日本時間2月20日『日刊スポーツ』)
と太鼓判を押している。
3月1日、二人の対戦がどうなるのか。必見である!




写真:霜越春樹(1,2枚目)、原一平、山田宏次郎、鬼怒川毅