<p>＜恋愛相談所ANSWERSには、毎日多くの不倫相談が寄せられるが、なかでもW不倫中の既婚女性（シタ妻）からの相談が急増しているという。前編では、そんなW不倫中の結婚13年目の伊藤由香さん（仮名：38歳）からの相談と<a href="https://friday.kodansha.co.jp/article/293253">その相談に対するアドバイスを紹介した</a>。</p>
<p>子どもの習い事のコーチである既婚男性（31歳）との恋愛中で「彼をもっと虜にする方法やハマらせるテクニックを知りたい！　恋愛なんて久しぶり。もう忘れちゃって！」と質問が止まらない状態だった伊藤さん。</p>
<p>そんな状況の伊藤さんに、ANSWERSの大人気相談員である水沢さんが実際に送ったアドバイスを紹介する。＞</p>
<figure id="attachment_293267" aria-describedby="caption-attachment-293267" style="width: 5306px" class="wp-caption aligncenter"><a href="#" data-ident_hash="84aab359"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/01/aflo_3540014.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-293267" class="wp-caption-text">〈写真はイメージです/アフロ〉</figcaption></figure>
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<h3>電話の向こうは「１児の母ではなく、恋する少女」</h3>
<p>この恋愛が危険だと感じた原因は、伊藤さんの発言バランスです。質問のほとんどが「伊藤さんと彼」のことばかり。かろうじて、最後の最後に「今の時点で旦那には一切バレてないんですけど、気を付けておくべきことって何かあります？」と確認が入ったぐらいです。</p>
<p>伊藤さんの中で彼との恋愛と実生活がかなり交ざってしまっていることに大きな危険性を感じました。</p>
<p>特に女性は、恋のことしか考えられなくなってしまう恋愛脳に陥った場合、生活全てがその心に支配されてしまいます。彼女もそんな状態でした。</p>
<p>好きな人を想ってごはんが喉を通らない、好きな人を想って仕事が手に付かない、明日デートだから今日の辛さも乗り越えられる…などなど、通常の恋愛であればほほえましい状況かもしれませんが、不倫となると話が変わってきます。</p>
<p>ANSWERSでは、不倫=悪と決めつけてお話はしません。あくまでもフラットな立場で、伊藤さんが楽しいと感じることは一緒に喜びますし、もっとラブラブになりたいという願いであれば、彼が喜ぶ振る舞い方などをアドバイスします。</p>
<p>ですが、最終的に伊藤さんが望んでいない結末になってしまうリスクがあるならば、いち早くお伝えする必要がありました。</p>
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<div data-friday-nextpage-lead="「ご主人との離婚も考えてる？」返ってきた答えは…"></div>
<h3>「今のご主人と離婚することもあり得るのか？」</h3>
<p>男性の気持ちを引き付けるテクニックを一通りお伝えした後、改めて確認したのは「今のご主人と離婚することも考えているのか？」という部分です。</p>
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<p>伊藤さんの回答は、しばらく考え込んだ後「子どももいるし、それは……多分ありません」というお答え。この時だけは「母親としての伊藤さん」を感じました。</p>
<p>そうなると、伊藤さんが本当に望むこの恋愛の形は「彼とは思いきり恋愛を楽しみたい。でも家庭を壊す気はない」ということになります。</p>
<p>彼は伊藤さんより年下ですし、伊藤さんとはお互いの状況を理解した上でスマートに、楽しく、刺激的に「恋愛時間」を楽しみたいと思っているはずです。そしてそこがお互いに一致していると思っているはず。</p>
<p>伊藤さんが恋する少女モード全開で彼に接してしまえば、「これ以上はマズイ…危ないかもしれないな」と警戒されてしまうでしょう。忙しさなどを理由に徐々に彼が後ずさりしてしまうのは間違いありません。</p>
<p>また、恋愛に全てを委ねて没頭してしまえば、ご主人や、もしかするとお子さんまで伊藤さんの「心ここに在らず」という空気を感じることにも繋がるでしょう。</p>
<p>私たちはあくまで相談者様の【望む形】に近づけるアドバイスを徹底しているため、このままでは伊藤さんの望まない結末を迎えてしまう可能性があることを、お伝えしました。</p>
<p>不倫を楽しみたいなら、コーチが警戒して逃げ出してしまわないように。家庭も守りたいなら、家庭で傷つく人が出ないように――それらを叶えるには、客観的な視点で「恋する少女」と「良きお母さん」のバランスを保つ必要があります。</p>
<p>「家庭は壊さない。壊せない」－－そんなお答えが出ているのであれば、不倫も「用法と用量」を守らないと。彼との恋愛が家庭でも穏やかでいられる原動力にもなっているのでしょうね。</p>
<p>日頃のストレスを彼とのデートで発散できることもたくさんあるかと思います。ですが、もっともっとと「お薬」を増やして大量に頻繁に飲んだらどうなります？　きっと体を壊してしまいますよね。</p>
<p>彼とうまくお付き合いして、家庭も守っていきたいなら、自分の中での『彼との恋愛』の用法・用量を守らないと全て壊れてしまうことにも繋がりますよ。そこだけは気を付けてくださいね」とお伝えしました。</p>
<p>今現在、伊藤さんは「恋する気持ちが溢れて止まらない状態」になると、私たちに電話をしてきて、思いっきり彼との恋愛話を吐露し、十分気持ちを噛み締めたら、気持ちを切り替えて家族のために夜ごはんの準備に取り掛かる、という形でうまくバランスを保っています。</p>
<p>一時期の気持ちに溺れてしまい、「本当に大事なこと」を見失わないこと。W不倫自体をとがめる声があるのは承知していますが、最低でも「あなたが踏み越えてはいけないと決めたライン」を守りなさいと伝えることが、私たちの役割だと考えています。</p>
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現役恋愛工作員・不倫診断士・不倫相談士・マッチングアプリストとして電話相談ANSWERSにてカウンセラーとして活動中。恋愛工作の現場で得た恋愛のノウハウやテクニックをドリル化したカリキュラムシリーズも大好評。

水沢翔子

＜恋愛相談所ANSWERSには、毎日多くの不倫相談が寄せられるが、なかでもW不倫中の既婚女性（シタ妻）からの相談が急増しているという。前編では、そんなW不倫中の結婚13年目の伊藤由香さん（仮名：38歳

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