櫻井翔『大病院占拠』も松本潤『どうする家康』も…ジャニーズ主演ドラマ苦戦の裏に「NHKの思惑」 | FRIDAYデジタル

櫻井翔『大病院占拠』も松本潤『どうする家康』も…ジャニーズ主演ドラマ苦戦の裏に「NHKの思惑」

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大河ドラマで江戸幕府の初代将軍・徳川家康を演じる松潤と米倉涼子が固い握手。16年11月撮影
大河ドラマで江戸幕府の初代将軍・徳川家康を演じる松潤と米倉涼子が固い握手。16年11月撮影

「アイドル王国」として長きにわたりテレビ界に君臨してきたジャニーズ事務所も、焦りを隠せないようだ……。

毎週月曜日の朝9時に各テレビ局から送られてくる視聴率データに一喜一憂するのが習慣だが、最近は「喜び」よりも「憂い」のほうが多いという。

「注目されるのが、元『SMAP』メンバー草彅剛(48)主演の『罠の戦争』(関西テレビ)です。放送日こそ違うものの『嵐』の櫻井翔(40)が主演するドラマ『大病院占拠』(日本テレビ)と、黙っていても比較されてしまうからですよ。

『大病院占拠』の第1話の世帯視聴率は7.2%(ビデオリサーチ)、第2話7.6%、第3話7.4%とテレビ離れとドラマ不況が囁かれるなかで大健闘しています。しかし『罠の戦争』は、『大病院占拠』に勝る勢いで結果を出しているんですよ。第1話の視聴率が9.3%、第2話9.4%、 第3話8.3%です」(芸能プロダクション関係者)

さらにこんな声も囁かれている。

「ジャニーズ事務所は口にしませんが、辞めた草彅の活躍が面白い訳がないでしょう。スポーツ紙やテレビ誌などの影響力の強い媒体に対しては、『大病院~』と『罠の~』の視聴率比較はNGになっているそうです」(同前)

『鎌倉殿の13人』の後塵もはいし……

『嵐』関連では、もう一つ懸念材料がある。松本潤(39)が主演を務める、NHK大河ドラマ『どうする家康』だ。14年に大河ドラマ『軍師官兵衛』で主役を演じ、時代劇キャリアが豊富なジャニーズの先輩・岡田准一(42)を織田信長役として出演させたのだが、肝心の視聴率がいまひとつ上昇しない。昨年放送された『鎌倉殿の13人』と比べても、伸びはいま一歩。以下は両作品の視聴率比較だ。

・『どうする家康』

第1回15.4%、第2回15.3%、第3回14.8%、第4回13.9%、第5回12.9.%

・『鎌倉殿の13人』

第1回17.3%、第2回14.7%、第3回16.2%、第4回15.4%、第5回13.4%

この視聴率の差は、どこから生まれるのだろうか。「アンチジャニーズ派の存在が影響している」と解説するのは民放局のドラマプロデューサーだ。

「NHKは受信料を支払う次の若い世代、いわゆるZ世代の取りこみに躍起になっています。朝の連続ドラマ小説『舞いあがれ!』に、昨年ヒットを記録したドラマ『silent』(フジテレビ)で主演を務めた『Snow Man』の目黒蓮(25)と『関ジャニ∞』の横山裕(41)が出演。さらに今年1月からスタートしたドラマ『大奥』にも『Hey! Say! JUMP』の中島裕翔(29)と風間俊介(39)がキャスティングされている。その結果、ベテラン俳優を見慣れた本来のNHKドラマファンが、ジャニーズ俳優にアレルギーを起こしていると考えられるんです」

このNHKの思惑は、櫻井が主演するドラマ『大病院占拠』にも少なからず影響を与えているという。

「既視感ですね。これだけ多くのジャニーズタレントがあちこちでキャスティングされると、視聴者は拒否反応を示しますよ。『またジャニタレか……』と、少し飽きられているようです」(同前)

トップの交代や退所者の続出で、勢いを取り戻したいジャニーズの意向は十分理解できる。しかし露出はほどほどにしたほうが、かえって効果が上がるのかもしれない。

  • 撮影島 颯太

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