68万人が熱狂! 松本潤が魅せた『嵐』の60億円超の経済効果
「徳川家臣団、出陣じゃ!」「オーッ!」

5月5日、「浜松まつり」内で開催された「家康公騎馬武者行列」に松本潤(39)が参加。NHK大河ドラマ『どうする家康』で着用した黄金の甲冑姿で馬に跨(またが)り、井伊直政役の板垣李光人(21)や平岩親吉役の『ハナコ』岡部大(33)、夏目広次役の甲本雅裕(57)らを従えて、浜松市中心部を約800mにわたりパレード。連休中ということもあって、沿道には松潤を一目見ようというファンが詰めかけた。

「沿道には2万2000人が観覧できるエリアが設けられたのですが、抽選に外れた人たちが少しでも行列が見えるホテルや飲食店などに殺到。当日はこの騎馬武者行列見たさに68万人もの観客が集まりました。昨年11月に木村拓哉が岐阜で『信長まつり』に参加したときも相当な混雑でしたが、今回はそのときの46万人を大きく上回りました。観覧エリアの抽選倍率は発表されていませんが、『ぎふ 信長まつり』の64倍をはるかに上回るのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
沿道から降り注ぐ声援に手を振り笑顔でこたえる松潤。間近で見る〝ナマ松潤〟に「マツジューン!」「殿ーッ!」と観客はヒートアップする一方。パレード終了後の会見で板垣が「一生分の『キャー』を浴びた」と言ったのはホンネだろう。

「浜松駅から3kmほどの場所にある犀ヶ崖古戦場にも、ふだんの3倍近い観光客が押し寄せました。4月29日に松潤と有村架純が三方ヶ原の戦いの記念碑の鍬入れ式に参加しており、ファンにとって〝聖地〟となっているのです。聖地といえば、松潤が家康ゆかりの地などを巡った『どうする松本潤?徳川家康の大冒険』という番組が昨年、放送されました。そのロケで訪れた史跡やラーメン屋、うなぎ屋も〝聖地〟になっており、その経済効果は60億円を超えると予想されています」(同前)

今回、パレードに参加する小学生と高校生250人に、松潤が自らが監修した浜松の名産品を使ったお弁当を差し入れていたことも話題となった。弁当を手渡しされた女子高生の中には感激のあまり泣き出してしまった子もいたという。

ここまで殿がファンサービスした『どうする家康』だが、視聴率は低空飛行を続けており、これまでの大河で最低だった『いだてん』の平均8・2%を下回ると見られている。『嵐』は活動休止中だが、キムタクを上回る動員力を見せた松潤の神通力でV字回復といきたいところだ。
写真:中川圭太朗