地上波2局目復帰の『アンジャッシュ』渡部建 それでも「キー局出演は厳しい」シビアな現実 | FRIDAYデジタル

地上波2局目復帰の『アンジャッシュ』渡部建 それでも「キー局出演は厳しい」シビアな現実

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不倫騒動がいまだ尾を引く『アンジャッシュ』渡部建だが…
不倫騒動がいまだ尾を引く『アンジャッシュ』渡部建だが…

『アンジャッシュ』渡部建が2局目の地上波テレビ復帰を果たすようだ。これでキー局復帰も加速するのか……。

4月30日に『TOKYO MX』で放送される特別番組『発掘! らいば~☆ライバー』で『アンジャッシュ』が司会を務めることが明らかになった。’20年6月に起こした不倫騒動で活動を自粛していた渡部は、昨年2月に、ローカル局ではあるが千葉テレビの冠番組『白黒アンジャッシュ』でテレビ復帰を果たし芸能活動を再開した。

世間も多少なりとも〝放免ムード〟が高まってきていただけに、その流れで地上波キー局での復帰も進むと見られていたのだが、それほど甘くはなかったようだ。

在京キー局は『白黒~』に対する世間の反応を見て自局の対応を決めようとしていたようだが、渡部に対する風当たりは決して弱くはなかった。今回起用を決めた『TOKYO MX』でさえ、『白黒~』の放送打ち切りを決定したほどだった。

その後は、ビジネス書を出したことや、芸人仲間の支援を受けてネット番組に出演したことが話題になったが、世間の興味も徐々に薄くなってきていたのは事実だ。〝もう許してもいいんじゃない〟より、〝渡部はもうどうでもいい〟さらに〝見たくない〟という声も増えている。

その原因は、ネット番組に出演した際の渡部の言動と、時折出てくる〝救済記事〟にある、と言うのはキー局のプロデューサーだ。

「もう2年もたっているのに、まだあの時はつらかった、しんどかったみたいなことを言われても、視聴者は共感しませんよ。〝だけど自業自得ですよ〟という意見が圧倒的に多い。インタビューのオファーは断れないのでしょうが、被害者意識が感じられる話はやめた方がいい。

また、極端に恐縮した態度も、重苦しくて見ていられない。あんまりハッチャケてもひんしゅくですが、もう普通にしていていいんじゃないですか」

それでも、『TOKYO MX』に出演が決まったことで、キー局出演の可能性も高くなったように思われるが……。

「千葉テレビの時と同じで、各局様子見といった状態です。あの時は予想以上に風当たりが強かったので、どこも断念しました。あれからさらに1年がたって、今回はもう大丈夫だと思いますが」(同・プロデューサー)

だが、別の理由でキー局に出演できる可能性はあの当時より低くなっているようだ。

「以前は数字(視聴率)が取れるということで、渡部さんの出演を企画するスタッフもいたのですが、今は世間の興味が薄れているので、数字は取れそうもない。スポンサーも首を縦に振らないだろうし、もしかしたらクレームが入るかもしれない。そこまでリスクを背負って渡部さんを出す必要はないんじゃないかと考えています。

『しくじり先生』のような〝贖罪バラエティー〟に出演するにはまだちょっと早すぎる気がしますし、そもそも渡部さんに出演してもらえるような番組が今は見当たらない」(同・プロデューサー)

その上で、『TOKYO MX』はいい手を思いついたという。

『アンジャッシュ』として相方の児嶋一哉との一緒での出演だ。非難の声も緩和されるし、渡部自身が主役となる番組ではないので、騒動に触れることもなく、クレームが入るにしてもそれほどでもないのではと。

この番組の成功如何によっては、『アンジャッシュ』としてキー局に出演する機会が生まれる可能性は大きい。

相方が不祥事を起こして解散してしまったコンビといえば、『雨上がり決死隊』が思い浮かぶ。コンビが残っていれば宮迫博之の芸能界復帰も実現したかもしれない。渡部は相方の児嶋一哉に感謝してもしきれないだろう……。

  • 取材・文佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。最近は、コメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • PHOTO島 颯太

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