「2020年に転落した」アンジャッシュ・渡部建、東出昌大…「不倫騒動」からの〝逆襲劇〟

不倫騒動からの活動休止を経て、『アンジャッシュ』渡部建が回復基調にある。

休養中もことあるごとに名前を出してきたタレントの有吉弘行は4月16日放送のラジオ番組『SUNDAY NIGHT DREAMER』の中で渡部の金銭事情に言及。お笑い芸人の〝稼ぐ力〟の話題で

「なんなら渡部さんだってそうだからね。テレビ出てないけど普通に今結婚式の営業とか、会社の営業とかでめっちゃ稼いでるから。渡部さんを封じたと思ってるだろうけど、封じられてないからね」

と明かした。

渡部は昨年11月に著書『超一流の会話力』を出版。当時は「誰が買うんだ」という声もあった。

結婚式などの各種司会業に関しても、当時「誰が頼むんだ」とバカにされたが、実際のところ有吉の言うように需要はあるという。

「もともと番組を仕切るのは上手なタイプ。不倫した男が結婚式の司会というのは、普通に考えれば成立しませんが、フタを開ければ盛況なのですから、渡部さんの戦略勝ち。ビジネスセンスなのでしょう。

かつてはツッコミキャラだった渡部さんも、いまやすっかりイジられキャラが板についてきて、司会業では自分をネタにして、笑いを取っているそうです」（お笑い関係者）

地上波テレビ番組への出演はいまだハードルは高いが、お笑いコンビ『千鳥』がMCを務めるAbemaTV『チャンスの時間』での〝渡部回〟は大好評。一部始終をまとめたユーチューブ動画はどれも驚異的な再生回数を記録している。

前出のお笑い関係者は

「お笑い芸人の間では『千鳥さんの〝腕〟のおかげ』と言われています。あの番組は渡部さんのトリセツ（取扱説明書）を提示してくれました。今後、いろいろな番組で渡部さんを〝隠し味〟として起用するケースは増えると思いますよ」

と指摘する。

渡部の妻・佐々木希は第二子を妊娠中。渡部は子育て優先で、深夜に及ぶ仕事はすべて断っているという。

「不倫騒動の違約金を払い終え、夫婦の稼ぎは右肩上がり。それまで仕事優先だった渡部さんは〝イクメン〟に変貌した。スキャンダルで落ちるところまで落ちましたが、そこから這い上がり、現在は丁度いいバランスで家庭が回っているようです」（テレビ局関係者）

渡部と同じく不倫問題でドン底まで落ちたのが俳優・東出昌大だ。

妻の杏とは早々に離婚し、３人の子供は杏とフランスに旅立った。そこで東出は〝山〟を目指した。

猟銃の資格を取得し、現在は生活の大半を関東近郊の山で獣とともに過ごしている。もともと動物の命に関心が高かったようだ。

「仕事は個人で請け負っており、実は隠れた〝人気俳優〟。知名度の割にギャラが一気に下がったことが大きいですね。３月に公開された主演映画『Winny』は話題になりましたし、人気ドラマシリーズ『コンフィデンスマンJP』の劇場版続編も来年以降に予定されているそうです」（映画関係者）

何よりうらやましいのは、都会の喧騒やストレス社会、チャットGPTなどのAIによる社会の変革とは無縁の生活を送っていることだ。

東出は10日に公開されたユーチューブ動画『PIVOT公式チャンネル』に出演し、現在の暮らしぶりを告白。山での生活について

「わずらわしいことないし。忙しいから同調圧力だったり、他者に対して『ムキー、なんでみんな』みたいなことを全然考えないですね」

と明かした。AIの目まぐるしい進歩については「ものすごく怖い」としつつも

「僕は逆行して『おおらかってなんだろう』って考えながら、AIの盛り上がりには乗らないのかな。便利になることが必ずしも豊かではないのかなって思います」

とキッパリ言い切った。

渡部建と東出昌大――。ともに‘20年に人気絶頂時から転落したが、それが自分を見つめ直す機会となり、スキャンダル前よりも心身ともに充実した生活を送っているようだ……。