【WBC戦士の素顔】侍ジャパン最年長ダルビッシュ有 本誌が見ていた「恋多きプライベート」
侍ジャパンが1次リーグ4連勝。圧倒的強さで1位突破した。16日に行われる準々決勝(東京ドーム)はイタリアと対戦する。3大会ぶりの世界一奪還へに向けて、まずは最初の関門を突破した。この3大会前、’09年の大会で原辰徳監督率いる「サムライジャパン」が優勝を決めた決勝戦で抑えを務めていたのが、ダルビッシュ有(36)だった。
「この前年の夏、ダルビッシュは北京オリンピックの日本代表に選ばれながらも3試合で0勝1敗。防御率5.14と結果を残せませんでした。ペナントレースでは16勝を挙げ、防御率、勝利数、奪三振全ての項目で沢村賞選考基準に達していたにもかかわらず、3部門とも2位で沢村賞も獲得できなかった。そんな悔しいシーズンを送った翌年のWBCとあって、ダルビッシュの気合いは凄まじかった」(スポーツ紙記者)
準決勝、決勝では抑え投手として出場し、決勝では最速161キロを記録。胴上げ投手にもなった。この大会でダルビッシュが記録した20奪三振は現在でも1大会での最多奪三振記録となっている。この当時、ダルビッシュを支えていたのが紗栄子(36)だった。
「’07年8月8日のスポーツ紙に二人の結婚が報じられ、翌日、ダルビッシュは札幌ドームのヒーローインタビューで紗栄子との結婚、妊娠を発表しました。紗栄子はその後のテレビでの会見で、二人の出会いが5月の知人の誕生会で、すぐに意気投合して付き合い始めたと語っています」(スポーツ紙記者)
「若いお父さんになるという意味では嬉しいですね」(’07年9月7日号)

そんな二人を本誌は直撃している。8月19日、ダルビッシュ(21、当時)はホームゲームで札幌に滞在。一方のサエコ(当時の芸名・20、同)も映画『ガチボーイ』のロケのため、北海道にいた。夜8時、二人はサエコが滞在するホテルで落ち合い、すすきのにある和風ダイニングレストランへ。夕食を終え、出てきた二人を直撃した。
―父親になるお気持ちは?
「まあ、嬉しいです…若いお父さんになるという意味では嬉しいですね」
―守るべきものが多くなりますね。
「そうですね。はい、頑張ります。これからも応援よろしくお願いします」
そんな日から15年以上が経った。その後、ダルはと紗栄子との間には二子が産まれたものの’12年に離婚。’16年に再婚したダルビッシュ聖子との間には、昨年夏に第5子が誕生している。WBC準決勝・決勝はアメリカに舞台を移す。妻と子供たちも球場にダルの勇姿を観に来るに違いない。必ずや、結果を出してくれるだろう。




PHOTO:AP/アフロ、島颯太(2,3枚目)、郡山総一郎、山田宏次郎、高橋美礼