<figure id="attachment_300594" aria-describedby="caption-attachment-300594" style="width: 1048px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="abd6dd01"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/makimakimakimaki1-1.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-300594" class="wp-caption-text">3月11日のチェコ戦後に東京ドームで再会した牧とシンガーソングライターのＨＩＰＰＹ</figcaption></figure>
「大谷翔平選手（28）の代打で牧秀悟選手（24）がホームランを打って、『はい、デスターシャ！』って、やったのがカメラに抜かれた日ありましたよね？　あの日、ちょうど僕は東京ドームに試合を観に行っていたんです！　上の写真は試合直後、興奮冷めやらぬ牧さんと撮ったものです」
ＷＢＣ1次リーグを4連勝で1位通過。侍ジャパンの進撃に列島が沸いている。
ラーズ・ヌートバー（25）、近藤健介（29）、大谷の１～3番が打ちまくっているために目立っていないが、1次リーグでチーム最多となる2本のアーチをかけているのが横浜ＤｅＮＡベイスターズの若き主砲・牧だ。
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その牧の登場曲を書き下ろしたのが冒頭のセリフの主、シンガーソングライターのＨＩＰＰＹ（42）である。YouTubeで1000万回再生、TikTokで1億回再生された彼の代表曲『君に捧げる応援歌』は多数のプロ野球選手に登場曲として使用され、2020年の登場曲ランキングで見事1位を獲得している。だが、「特定の選手のために書き下ろしたのは今回が初めて」だとＨＩＰＰＹは言う。
「はじめて牧さんとお会いしたのは昨年1月。場所は牧選手がチームメートの大和選手（35）と自主トレしていた鹿児島県鹿屋市です。ちょうど同時期に僕が鹿児島でライブをやっていまして、共通の知人が紹介してくれたんです。1年目から3割、20発超えという好成績を残した牧選手のことはもちろん知っていましたが……試合中のあの厳しい表情、カリッカリに刈り上げられたヘアスタイルから察するに、ストイックで近寄りがたい、怖い人だと勝手に思い込んでいました。ところが、実際に相対すると牧選手は朗らかで、おちゃめな人でした」
その場で『君に捧げる応援歌』など持ち歌を2曲披露するほど盛り上がった。
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その後、コロナ禍ゆえに会うことはままならなかったが、電話などでやりとりするうちに仲が深まり、ＨＩＰＰＹが牧の登場曲を書きおろすことになった。昨年11月のことである。
「もちろん光栄なのですが、一方で僕でいいのかな……という思いもありました。ところが牧選手は本気だった。ならばと取材を始めました。チームメートの方に話を聞き、牧選手の中学時代の恩師にもお話をうかがいました。どんな言葉が好きなのか、どんな気持ちでグラウンドに立っているのか。考えに考えて彼が座右の銘にしている『感謝の心』を軸に曲を作ることにしました」
<figure id="attachment_300589" aria-describedby="caption-attachment-300589" style="width: 1159px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="41788ba4"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/makimakimakm2.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-300589" class="wp-caption-text">今年1月、自主トレ先の鹿児島にできたての『We Can Make It』を届けた際の一枚</figcaption></figure>
強烈に印象に残っている場面がある。牧がＨＩＰＰＹのライブに来たときのことだ。
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「牧選手って面白くて、音楽がかかると自然と踊り出すんですよ。その動きがあまりに独特で失礼ながら……滑稽というか、可愛いというか。僕のライブに来てくれたときも、フロアでめちゃくちゃ踊っていたので、牧選手がどこにいるのかすぐにわかりましたね(笑)」
こうして今年1月に完成、3月1日から配信リリースされたのが『We Can Make It』だ。サビの「Make It！」が（マキ！）と聞こえる自信作で、牧は「最高です！」と喜んでくれたという。
「東京ドームで会ったときも牧選手は『曲、めちゃめちゃ聞いてます！　実はＷＢＣのエキシビションマッチのときにこっそり使わせていただきました(笑)』と喜んでくれて。日の丸を背負うという重圧の中で、普通なら殺伐としそうなものですけど、牧選手は『いま、本当に楽しいです。超一流の選手たちの所作や野球への向き合い方は本当に勉強になる』と上機嫌でした。あの場所でなお、学びの姿勢を見せるとは……ああいう人が世界と闘えるんだなって感動しました。あらためて凄い人の登場曲を作らせていただいたなって思っています。今季からプロ野球は声出しでの応援が解禁されます。最高のタイミングでこの曲を提供できた。超満員のハマスターーあの熱狂の渦の中、ファンが手を叩き、踊りながら巨大なムーヴメントを起こす。その超ポジティブな空気の中、牧選手が大活躍し、歓喜の瞬間が訪れる未来が、僕には見えます！」
<figure id="attachment_300590" aria-describedby="caption-attachment-300590" style="width: 1733px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="4e2260e4"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/03/makimakimak3.png" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-300590" class="wp-caption-text">ＭＶ撮影後にベイスターズのキャンプ地・アトムホームスタジアム宜野湾のベンチで</figcaption></figure>

ＨＩＰＰＹ

DeＮＡの若き主砲にしてＷＢＣでも大活躍の牧秀悟。ストイックで近寄りがたいイメージがあるが素顔はおちゃめなナイスガイ。今年から使われる彼の登場曲を書きおろしたＨＩＰＰＹの告白

踊る侍・牧秀悟の「ＷＢＣ激戦後の金言」歌手ＨＩＰＰＹが見た素顔

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