美しすぎる純白ドレス姿を披露した吉岡里帆 デビュー10周年を迎えた若手実力派女優「気になる今後」
今年1月に30歳の節目を迎えた吉岡里帆の勢いが止まらない。
映画にドラマ、さらにラジオと引っ張りだこの吉岡。ディズニープラスで独占配信中のサイコスリラードラマ『ガンニバル』に続き、5月には出版業界を舞台にしたミステリードラマ『神の手』(テレビ東京系)に出演する。7月には主演を務める映画『アイスクリームフィーバー』が控えており、パーソナリティーを務めるラジオ番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(J-WAVE)は今春で8年目に突入するなど、その多才ぶりにはますます磨きが掛かっている。
’13年のデビュー以来、今年で芸能活動10周年を迎える中、その活躍ぶりには芸能プロ関係者も目を細める。
「高校生から独学で芝居の勉強を始め、俳優養成所にも通い、学生制作の自主映画へ参加していました。大学時代はレッスンのために地元・京都と東京を往復する日々。さまざまなアルバイトを掛け持ちして夜行バスの費用を捻出する下積み生活を、5年も続けて腕を磨きました。今の活躍ぶりには、他の誰よりも自らが喜んでいることでしょう」
2月には、今年で44回目を迎えるヨコハマ映画祭で主演女優賞に輝いた。授賞式には真っ白なノースリーブドレス姿で登場。受賞の喜びとこれからの抱負を笑顔で語った。

順風満帆な女優生活を送る吉岡。しかし一方で、広告代理店関係者は「そのマルチぶりが欠点にもなる」と指摘する。
「吉岡さんは現在10本のCM契約を抱えています。彼女の清潔感や健康的な美しさが多くの層に受けているのが要因ですが、一方で“役者として色がついていない”からこそ使いやすいとも言えます。近い年代で言えば、川口さん(春奈・28)は’20年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、織田信長の正室である帰蝶(濃姫)役を見事に演じ切ったことで、評価が急上昇。そこでチャンスをつかみ、昨秋主演した『silent』(フジテレビ系)が大ヒットして人気・実力ともに不動の地位を確立しました。川口さんのようにひと皮剥けられるかどうかが、吉岡さんにとってのこれからの大きな課題でしょう」
節目を迎えた今年、次なるステップに進むべく、吉岡の挑戦は続く。
PHOTO:中村和彦