「主役級ばかり…」堺雅人7月ドラマ『VIVANT』に抜擢「芸能界のドン」イチ押し女優の〝実力〟
テレビ業界でもっか注目を集めているのが、TBSが社を挙げて力を入れている7月クールの日曜劇場『VIVANT』だ――。
主演は〝視聴率男〟の堺雅人。共演者も役所広司や阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李ら主役級がゴロゴロ……。
目まぐるしく変わるストーリーで、モンゴルで長期ロケも敢行する。他局の制作マンからは
「一体いくら制作費がかかっているのか……」
という声も漏れ伝わる。
そんななか、同作の情報解禁前に話題をさらったのが、堺の独立劇だった。
〝芸能界のドン〟とも言われる田邊昭知氏が代表を務める『田辺エージェンシー』に長年在籍したものの、昨年末に突如退社、独立した。その際、一部メディアの取材に田邊氏は
「もう一緒に仕事なんてできないよ」
と話したことで、堺との間に何らかの〝確執〟もウワサされた。
ただ、これはあくまで「独立後の堺と田辺エージェンシーは無関係」ということだけで、両者が仲違いしたわけではなさそうだ。その証拠に、前出『VIVANT』では田邊氏イチ押しの新人女優が〝オイシイ役〟でキャスティングされているという。
彼女の名前は『飯沼愛』19歳。
田辺エージェンシーとTBS、秋元康氏による公開オーディション番組『TBSスター育成プロジェクト 私が女優になる日-』で、’21年の初代グランプリを獲得し、田辺エージェンシー入りした。
飯沼は’21年10月期に深夜帯で放送された『この初恋はフィクションです』(TBS系)でいきなりの初主演デビュー。翌年7月期の深夜ドラマ『パパとムスメの7日間』(同)にも主演し、さらに昨年10月クールの日曜劇場『アトムの童』(同)で、初めてゴールデンタイムのドラマに出演した。
「田邊社長が特別目をかけていると話題になっています。多くの売れっ子俳優を輩出してきた人だけに、キラリと光る才能を見出したのでしょう。
経歴だけ見れば、TBSの〝お抱え女優〟のように映るかもしれませんが、撮影現場での評判は上々。田邊社長自ら現場に足を運ぶこともあるそうです」(テレビ局関係者)
オーディションを勝ち抜いただけあって、ルックスは文句なし。SNSなどでも
《むちゃくちゃかわいい》
《将来が楽しみ》
《いずれ人気が出そう》
などと大反響。飯沼を知る人物によれば
「田邊さんは生意気な子は絶対に推すことはしない。彼女はひたむきで勉強熱心。演技はまだまだ発展途上ですが、周囲のアドバイスにきちんと耳を傾けています。礼儀作法も事務所から教育されています」
と話す。
その飯沼が人気俳優ぞろいの『VIVANT』に出演するのだから、将来を期待しての大抜擢と言える。
「飯沼さんは物語のカギを握る役で登場するのだとか。駆け出しの新人女優でこの役どころは正直とんでもないことです」(スポーツ紙記者)
発表済みの主演クラスの俳優ばかりが話題になっているが、同ドラマには濱田岳や昨年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』でブレークした歌舞伎俳優・坂東彌十郎らも出演する。百戦錬磨の俳優の芝居を間近で見られることは飯沼にとって、またとない勉強の場になるはずだ。
- PHOTO:近藤 裕介