<figure id="attachment_262086" aria-describedby="caption-attachment-262086" style="width: 1946px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a225e233"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/08/DSC04120.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-262086" class="wp-caption-text">スタッフと談笑する鈴木（右）。撮影現場の和やかさが伝わってくる</figcaption></figure>
<p>俳優の鈴木亮平（40）が主演をつとめる映画『劇場版　TOKYO MER～走る緊急救命室～』が４月28日に公開され、５月21日までの24日間で、観客動員263万人、興行収入34.8億円を突破し、今年公開の実写映画のトップに立った。</p>
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<p>この作品は、オペ室搭載の大型車両・ERカーで事故や災害現場に駆けつける救命医療チームの活躍を描いた、&#8217;21年にTBS系で放送されたテレビドラマ『TOKYO MER～走る緊急救命室～』の劇場版。</p>
<p>今回、鈴木演じる主人公・喜多見が率いるチームが、横浜のランドマークタワーで発生した大規模な爆発事故に出動。「死者ゼロ」というミッションに挑んだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「鈴木さんといえば、&#8217;18年のNHK大河ドラマ『西郷どん』に西郷隆盛役で主演。大河で主演をつとめて、その後も大河が代表作という俳優も多い中、鈴木さんはどの作品でも役者としての自分〝更新〟に挑んでいます。</span></p>
<p><span class="strongInContent">なので、現時点では、映画が大ヒットしたこともあって、『MER』が間違いなく代表作と呼べるでしょう。おそらく、今後、ドラマの続編も放送されることになりそうです」（TBS関係者）</span></p>
<p>&#8217;06年にドラマ『レガッタ～君といた永遠～』で俳優デビューを果たした鈴木だが、ようやく、その存在が脚光を浴びたのが、ヒロイン・吉高由里子（34）の夫役を演じた、&#8217;14年度上半期のNHK連続テレビ『花子とアン』。</p>
<p>約８年の下積み期間を重ねることになったが、その間も〝難役〟をこなし、役者としての礎を築くことになった。</p>
<p><span class="strongInContent">「『秘書のカガミ』（&#8217;08年、テレビ東京）では、主演の安めぐみさんの上司役を演じました。ただの上司ではなく、性行為で虜にして相手女性から情報を聞き出す役柄なので、なかなか受けてくれる人はいない中、当時、あまり仕事がなかった鈴木さんがオファーを快諾。</span></p>
<p><span class="strongInContent">&#8217;06年に水着キャンペーンボーイに選ばれただけに、当時からさすがの肉体美。毎週１回、朝方の渋谷・円山町のラブホテルで絡みのシーンの撮影をこなしさわやかに帰って行きました。当時から好青年ぶりはスタッフの間で有名だったので、売れてくれて本当に良かったです」（ドラマに関わった制作会社スタッフ）</span></p>
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<div data-friday-nextpage-lead="無理な体重調整もこなす鈴木の高い「プロ意識」"></div>
<p>そして、&#8217;13年と&#8217;16年に公開された、人気コミックを実写化した映画『HK 　変態仮面』シリーズ。変身後のビジュアルはパンティを顔にかぶり、股間のみを隠してほぼ上半身裸という強烈なインパクトのキャラだった。</p>
<p><span class="strongInContent">「本当は小栗旬でやりたかったが、CMスポンサーからNGが出たことで小栗が親友の鈴木にその役を託した。鈴木は超筋肉質の変態仮面を演じるため、体重を一度15キロ増量した上で脂肪をそぎ落とすという肉体改造を行い見事に原作のキャラを再現。鈴木以外にできる役者はいなかっただろう」（芸能記者）</span></p>
<p>そして、&#8217;15年に公開された、人間離れした高校生役を演じた人気コミックを実写化した『俺物語！！』ではあり得ない体重の増減で役作りをしたというのだ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「通常、鈴木は75キロだが、TBSのドラマ『天皇の料理番』で20キロやせた役に挑んだにもかかわらず、30キロ増量しながら『俺物語！！』の撮影に臨んだ。役によって体形まで変えることで〝カメレオン俳優〟の称号を手にしたが、この役も鈴木以外での実写化はあり得なかっただろう」（同）</span></p>
<p>ブレーク後も、『西郷どん』をはじめ、ドラマ『銭形警部』（’17年、日本テレビ・WOWOW）、『テセウスの船』（’20年、TBS）、『エルピス－希望、あるいは災い－』（’22年、フジテレビ）、映画『孤狼の血　LEVEL2』(’21年）、『燃えよ剣』（’21年）、『エゴイスト』（’23年）でいずれも好演をみせた。</p>
<p>そして、現段階で発表されている次作は、’24年にNetflixで配信予定の日本では初めて実写映画化される大ヒットコミック『シティーハンター』の冴羽獠役。</p>
<p>ファンが多い作品なだけに、評価基準が厳しくなることが予想されるが、これまで多くの役を熱演してきた鈴木がその期待に応えるのは間違いない。またまた代表作を〝更新〟することになるのではないだろうか。</p>
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近藤裕介

スタッフと談笑する鈴木（右）。撮影現場の和やかさが伝わってくる 俳優の鈴木亮平（40）が主演をつとめる映画『劇場版　TOKYO MER～走る緊急救命室～』が４月28日に公開され、５月21日までの24日

主演映画が30億円超の大ヒット…大河俳優「鈴木亮平」が下積み時代にこなした3本の〝強烈な難役〟

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