朝ドラ『らんまん』で注目！佐久間由衣「ガーシー砲で窮地の綾野剛と結婚」で同世代の大女優を大逆転

川口春奈、土屋太鳳、伊藤沙莉、広瀬アリス、二階堂ふみ……。多くの主演級女優を排出し、黄金世代とも言われる’94年度生まれ組。その中から、新たな女優が頭角を現し始めている。佐久間由衣（28）だ。

プライベートでは、昨年大みそかに俳優の綾野剛（41）と結婚。仕事では現在放送中のＮＨＫの朝ドラ『らんまん』で、主人公（神木隆之介）の姉を演じ、大きな注目を集めているのだ。

「今回の朝ドラは、珍しく男性が主人公です。しかし佐久間さん演じる主人公の姉・綾は、女人禁制というしきたりを乗り越え酒造りに関わっていくという重要な役で、半ばW主人公のような描かれ方をしています。実際ネット上には〈綾ちゃんの今後の活躍に期待〉、〈通常の朝ドラヒロイン並みに“綾フラグ”が立っている〉などとコメントが多く飛び交い、主人公に引けを取らない関心の高さです。

しかも恋を予感させるお相手・蔵人の幸吉役を務めるのが夫の綾野さんそっくりの笠松将さんとあって、これまたＳＮＳ上は大盛り上がり。佐久間さんにとって、今年が飛躍の１年になりそうですね」（芸能記者）

4000人以上の中からグランプリに

気になるのは、佐久間由衣という女優自身だ。まだ知名度が高いとはいいがたく「一体何者？」と思う方も多いだろう。芸能事情に詳しいインタビューライターに話を聞いた。

「人気ファッション誌『ViVi』が’13年に、10年ぶりの専属モデルオーディションを開催したんです。当時の『ViVi』は全盛期の浜崎あゆみが巻頭を飾り、藤井リナや木下優樹菜、トリンドル玲奈など大人気モデルがズラリと並び、めちゃくちゃ勢いがありました。

その『ViVi』の専属モデルに選ばれるということは、半ば芸能界での成功が約束されるようなものでしたから、4000人以上が応募したんです。その中から、見事グランプリに輝いたのが佐久間さんだったんです」

その後、佐久間は活動の中心をモデルから女優に切り替え、順調にキャリアを積んでいく。しかし……。

「すぐに女優の仕事が増えたこともあり、『ViVi』の専属モデルも早々に卒業しています。’15年にはドラマ『トランジットガールズ』（フジテレビ系）で主演を務め、さらに’17年にはＮＨＫの朝ドラ『ひよっこ』で主人公の幼なじみを好演。注目度も一層高まりました。

しかし、ここから若干伸び悩んだ印象です。彼女と同じ’94年度世代は、とにかく人材豊富でした。その中で佐久間さんは、モデル特有の綺麗すぎてインパクトに欠けるというハンデもあり、目立つ役どころはどうしても他の女優に行ってしまう。いつももらえるのは、５～６番手の役という状態が続いていました」（同前）

そんな低迷状態に変化をもたらしたのが、綾野剛との結婚だったといえるだろう。

「当時綾野剛は、暴露系ユーチューバー・ガーシ―からの執拗な攻撃にさらされ、俳優生命も危ぶまれるほどの危機に陥っていました。それでも佐久間さんは彼を見捨てることなく、愛を実らせた。これは世間にかなりの好印象を与えたと思います。

加えて彼女は、綾野さんのことを『道しるべ』と言って尊敬しており、演技に関しても大きな影響を受けているようです。実際に作品を見ていても、以前に比べて演技の深みが俄然増しているのを感じます。これまでは同世代女優の脇役に甘んじることが多かった佐久間さんですが、『らんまん』の評価によっては反対に彼女たちに脇役を演じさせるようになるかもしれません」（芸能記者）

まさに公私ともに春“らんまん”と言えるかもしれない。