<figure id="attachment_312124" aria-describedby="caption-attachment-312124" style="width: 1685px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d3ab846e"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/Y8A0341.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-312124" class="wp-caption-text">’90年代後半に手に入れたジャイアント馬場のフィギュアを持って。仲の良い『浅草キッド』の二人とは、よくプロレス観戦をしたという</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「幼い頃から歌手になりたかったんです。小学校の時、クラスメイトの多くは『光ＧＥＮＪＩ』や小泉今日子さんのファンでしたが、私は細川たかしさんや高橋真梨子さんの曲を聴いていた。アイドルの華やかさより、歌唱力の高さに魅力を感じていました」</span></p>
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<p>こう振り返るのは、今年で芸能活動を始めて33周年の早坂好恵（47）だ。「バクダン小娘」のキャッチコピーで、15歳でデビュー。’90年代を代表する「バラドル」として人気を集めた。沖縄県出身の早坂は、由緒ある実家の影響で幼少時から芸能事に慣れ親しんでいたという。</p>
<p><span class="strongInContent">「父が、沖縄の古典芸能『琉球舞踊(りゅうきゅうぶよう)』の家元だったんです。自宅１階が道場で多くのお弟子さんが出入りし、私も物心ついたころには稽古を始めていました」</span></p>
<p>小学校４年の時に子どもミュージカルに出演。それをキッカケに、後に安室奈美恵や『ＳＰＥＥＤ』を輩出する『沖縄アクターズスクール』にスカウトされる。</p>
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<p><span class="strongInContent">「その頃はタレント養成学校というより芸能事務所に近い感じで、ＣＭやテレビの仕事をいただいていました。嬉しかったのはお祭りやスーパーでの催し物で、当時のヒット曲を歌えたこと。浅香唯さんや立花理佐さんの曲を歌っていました」</span></p>
<p>早坂が単身上京したのは’89年、14歳の時だ。たまたま沖縄に来ていたプロデューサー・秋元康氏の目に留まり「東京に来てみないか」と誘われたのだ。翌年『絶対! Part2』で念願の歌手デビューを果たす。しかし……。</p>
<p><span class="strongInContent">「当時は歌番組がどんどん減っている時期で、テレビで歌う機会はあまりなかったですね。歌う場所は、ＣＤの営業先のデパートの屋上や駐車場。普段は高校に行かないといけなかったから、夏休みの40日間で全国36ヵ所まわったかな」</span></p>
<p>テレビ出演するのは、バラエティ番組がほとんど。明るく物怖(ものお)じしない早坂はアイドルとして人気を集め、出演依頼が殺到し超多忙な日々を送るようになる。</p>
<p><span class="strongInContent">「バブルの余韻が残っていて、番組放送後は毎晩のように打ち上げです。明け方まで続くこともザラでした。時代的に『未成年は早く帰らせるべき』という感覚も希薄で（笑）。私も一番年下だから『お先に失礼します』とも言えません。徹夜明けで高校に行くこともあり、休みどころか眠る時間もありませんでした」</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="宮本亞門の大抜擢"></div>
<h2>宮本亞門の大抜擢</h2>
<p>忙しく慌ただしい毎日を過ごしていた早坂。仕事は刺激的で面白かったが、ある思いが日ごとに強くなっていく。「歌いたい！」。そんな時、転機となるオファーが来る。’95年４月にスタートした『ＴＨＥ夜もヒッパレ』（日本テレビ系）へのレギュラー出演依頼だ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「『ヒッパレ』はバラエティ番組ですが、ヒット曲をアレンジしたり、男性の曲を女性が歌ったりする番組です。自分の曲は紹介できませんが、テレビで歌う機会を与えてもらい本当に嬉しかった」</span></p>
<p>早坂は、広瀬香美の『ゲレンデがとけるほど恋したい』などキーの高い曲も見事に歌いこなす。のびやかに歌う彼女の姿が演出家・宮本亞門氏の目に留まり、初の本格的なミュージカル『熱帯祝祭劇マウイ』への出演が決まった。</p>
<p><span class="strongInContent">「ミュージカルは１〜２ヵ月のスパンで、ほぼ毎日行われます。それまでのように感覚だけで歌っていてはノドが潰れてしまう。初めて本格的なボイストレーニングを受けられて、勉強になりましたね」</span></p>
<p>早坂の人生を変えたもう一つの要因は、プロレス好きだったことだ。兄二人の影響で幼いころからプロレス中継にハマり、ジャンボ鶴田やアントニオ猪木、大仁田厚らの大ファンに。結婚したパートナーとも、プロレスが縁で結ばれた。</p>
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<p><span class="strongInContent">「共通の知人の紹介で、彼（覆面レスラーのスペル・デルフィン）に会ったのは’03年の秋でした。覆面をしていない時の彼は恋愛に積極的。私のファンだったらしく100回も『結婚してください』と言われ、知り合ってから３ヵ月後のクリスマスイブに入籍したんです」</span></p>
<p>夫の要望で、一旦は早坂が生まれた沖縄に移住。しかし誕生した娘が幼稚園へ入園するのをキッカケに、結婚当初住んでいた夫の地元・大阪に戻る。</p>
<p><span class="strongInContent">「沖縄で知り合ったアイスクリーム会社社長の勧めで、’11年４月から関西国際空港店のオーナー兼店長をしたこともあります。ただ芸能活動ばかりでバイト経験すらない私には、ムリがありました。早朝から仕入れやスタッフのシフト管理などに追われる日々。芸能の仕事もこなしていたので、娘と会う時間さえままなりません。貴重な体験でしたが限界を感じ、５年ほどで辞めさせてもらいました」</span></p>
<p>アイスクリーム店の経験から仕事をセーブし、家族との時間を大切にしようと決めた早坂。生活を落ち着かせた現在の夢は、娘と海外を旅行することだという。</p>
<figure id="attachment_312126" aria-describedby="caption-attachment-312126" style="width: 2018px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="5ef3f2b0"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/IMG_0609.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-312126" class="wp-caption-text">デビュー当時。バラエティ番組で面白いことを言うために週刊誌などを読みネタ集めしていたとか</figcaption></figure>
<figure id="attachment_312123" aria-describedby="caption-attachment-312123" style="width: 2275px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="268ee0d1"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/Y8A0332.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-312123" class="wp-caption-text">夫で覆面レスラーのスペル・デルフィンとの２ショット。デルフィンは大阪府和泉市の市議会議員（３期目）でもある</figcaption></figure>
<figure id="attachment_312125" aria-describedby="caption-attachment-312125" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a898b964"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/DSC07791.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-312125" class="wp-caption-text">関西国際空港でアイスクリーム店の店長をしていた時の一枚。慣れない仕事に休む時間はほとんどなかったという</figcaption></figure>
<figure id="attachment_312122" aria-describedby="caption-attachment-312122" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="038eab15"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/Y8A0291.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-312122" class="wp-caption-text">はやさか・よしえ／’75年９月、沖縄県生まれ。’90年に15歳でアイドルとしてデビュー。『笑っていいとも！』（フジテレビ系）や『マジカル頭脳パワー!!』（日テレ系）などにレギュラー出演した</figcaption></figure>
<figure id="attachment_312120" aria-describedby="caption-attachment-312120" style="width: 2189px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="4e2108f0"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/Y8A0235.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-312120" class="wp-caption-text">本誌未掲載カット　早坂好恵　デビューからはや33年 ’90年代の大人気｢バラドル｣が今だから明かす!</figcaption></figure>
<figure id="attachment_312121" aria-describedby="caption-attachment-312121" style="width: 1667px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a3c4822a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/05/Y8A0248.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-312121" class="wp-caption-text">本誌未掲載カット　早坂好恵　デビューからはや33年 ’90年代の大人気｢バラドル｣が今だから明かす!</figcaption></figure>
<p>『FRIDAY』2023年6月2日号より</p>


加藤 慶

’90年代を代表する「バラドル」として人気を集めた"早坂好恵"がデビューからはや33年！幼い頃から歌手になりたかったという早坂さん。’90年代バラドルが今だから明かせる、彼女の人生を変えた事とは！

ありました

番組放送後は毎晩のように打ち上げ…早坂好恵 ’90年代の大人気｢バラドル｣が今だから明かす！

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